エムリット - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

エムリット [編集]

No.0481 タイプ:エスパー
特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない)
体重:0.3kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
浮遊超HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
エムリット8010510510510580580ふゆう
チリーン755080959065455ふゆう
ユクシー75751307513095580ふゆう
アグノム751257012570115580ふゆう
クレセリア120701107512085580ふゆう

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)むし/ゴースト/あく
いまひとつ(1/2)かくとう/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性「ふゆう」により、じめん無効


第四世代の準伝説である通称「UMA」の一角で、単エスパー
全体的にバランスの良い種族値配分となっており、豊富に技を覚えることから、アタッカー・サポーターのどちらにも適性がある。
アタッカー特化はアグノム、サポーター特化はユクシークレセリアに劣り、素早さも3匹より低いのが難点。
しかし見方を変えれば、初見で型を判別されづらい点は3匹にない長所といえる。

ほぼ全てのポケモンが覚えるテラバースト以外で新規習得した技はあやしいひかり程度と少ない。DLCではたきおとすを再習得。
LAで習得した準専用技しんぴのちからを引き続き覚える。効果は使用する度に特攻が確実に上昇する効果に変更され、耐久は上げられなくなった。
高速再生を覚えないので能力を上げきるのは難しいが、耐久型に持たせる攻撃技としては比較的嬉しいところ。
設定ミスで第八世代限定の技マシン・技レコード・教え技をHOMEからの転送時に思い出せるようになっていたが、Ver.2.0.1でそれらがSVでも思い出し可能になった。
実用的な技は少ないが、習得者が大幅に減ったサイドチェンジは差別化に役立つだろう。

新要素のテラスタルは、攻防ともにやや不安のあるエスパータイプから切り替えられる。
サポーターとして運用するなら優先度は低いが、アタッカーなら火力や攻撃範囲の強化に役立つので、一考の余地あり。



特性考察 [編集]

ふゆう
隠れ特性はなく、これのみ。
地面技に無償降臨したり、でんきにテラスタルして弱点無しになったりできるが、それはより高い素早さ・耐久を持つライバルの方が活かしやすい。
かたやぶりで貫通されることも忘れずに。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説アグノムユクシークレセリア
しんぴのちから70(105)90特攻↑100%準専用技。タイプ一致技。追加効果目的で。やや命中不安。×
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定だが、積まないと火力不足。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策だが、火力は更に低い。
C特化こだわりメガネでB特化しんかのきせきラッキーが確3。
アシストパワー20(30)~100-タイプ一致技。能力上昇で威力上昇。
積み技や味方からのバトンタッチとあわせて。
れいとうビーム90100凍り10%ボーマンダガブリアスランドロスに。
アグノムとの差別化に有用。
××
ふぶき11070凍り10%雪下で必中。クレセリアとの差別化に。×××
10まんボルト90100麻痺10%ギャラドスペリッパーに。鋼にも等倍。
かみなり11070麻痺30%雨下で必中。
マジカルシャイン80100-対悪。一貫性は高いが威力は低い。
※クレセリアは威力の高いムーンフォースを覚える。
ドレインキッス50100HP吸収3/4火力は低いが回復量は多い。めいそうと併せて。×
シャドーボール80100特防↓20%対エスパー・ゴースト。鋼にも等倍。
エナジーボール90100特防↓10%4倍ピンポイント。
くさむすび20~120100体重依存威力不安定。100.0kg以上ならエナジーボール超え。
物理技タイプ威力命中効果解説アグノムユクシークレセリア
しねんのずつき80(120)90怯み20%タイプ一致技。スカーフなら怯みを狙えるが、稀に外す。
サイコカッター70(105)100急所ランク+1タイプ一致技。命中安定。
とんぼがえり70100自分交代対エスパー・悪。攻撃しつつ撤退。有利対面作りに。×
れいとうパンチ75100凍り10%4倍ピンポイント。
ボーマンダランドロスはれいとうビームの方が通りやすい。
×
ほのおのパンチ75100火傷10%対虫・鋼。だいもんじ、かえんほうしゃは覚えない。×
かみなりパンチ75100麻痺10%4倍ピンポイント。ギャラドスは10まんボルトの方が通りやすい。×
ドレインパンチ75100HP吸収1/2対悪・鋼。回復効果付き。きあいだま、はどうだんは覚えない。×
じゃれつく9090攻撃↓10%対悪。×
アイアンテール10075防御↓30%対フェアリー。命中不安。×
アクロバット55/110100-消費アイテムとあわせて。エスパー技と範囲が被る。×
はたきおとす65/97100道具排除対エスパー。じゃくてんほけんは無効化できない。×
変化技タイプ命中解説アグノムユクシークレセリア
あまえる100物理アタッカー対策。ユクシークレセリアとの差別化に。×××
めいそう-特攻・特防を補強。特殊方面を補えるが、ユクシーアグノムの劣化気味に。
わるだくみ-特攻を強化。決定力向上に。×
ステルスロック-サポート用。クレセリアとの差別化に。×
トリックルーム-サポート用。読まれにくさを活かして。
でんじは90サポート用。地面は呼びにくいが、電気やひらいしん等に注意。
いやしのねがい-サポート後の自主退場や、後続の全回復・無償降臨に。
※クレセリアは上位互換であるみかづきのまいを覚える。
みかづきのまいとは異なり、PPのみ減っているポケモン(先攻とんぼがえり等)に対して
発動せず保留される点はクレセリアには無い利点となる。
××
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
トリック100メガネやスカーフとあわせて。
まねっこ-直前に使われた技をコピーする。変化技を真似できると便利。
攻撃も特攻もある程度あるが、安定はしない。
ダブルでは味方の強力な積み技などをコピーできる。
×××
バトンタッチ-後続の無償降臨や積み技と併せて。×
アンコール100起点作りに。素早いので使いやすい。×
サイドチェンジ-ダブル用。高耐久を活かし味方を守る。
連続使用で失敗しやすくなる。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
トライアタック
テラバースト
ゴースト無効。
ほのおのパンチ
テラバースト
対虫・鋼。火傷無効。
テラバースト解説
10まんボルト
かみなり
かみなりパンチ
ふゆう+でんきで弱点無し。麻痺無効。
エナジーボール
くさむすび
テラバースト
粉技無効。虫が一貫する。
れいとうビーム
ふぶき
れいとうパンチ
テラバースト
どうしてもサブウェポンの火力が欲しいなら。耐性が氷のみでは心許ないので基本非推奨。
ドレインパンチ
テラバースト
対悪。
テラバーストふゆうにより弱点はエスパーのみ。毒・猛毒無効。
テラバースト解説
アクロバット
テラバースト
ふゆうにより元から地面無効なので、恩恵は薄い。
しんぴのちから
サイコキネシス
サイコショック
アシストパワー
しねんのずつき
サイコカッター
タイプ一致技の強化。
とんぼがえり
テラバースト
対悪。
テラバーストふゆうで弱点は減るが、それでも多め。
シャドーボール
テラバースト
弱点は据え置き。
テラバースト解説
はたきおとす
テラバースト
悪・ゴースト半減。虫が一貫する。いたずらごころ耐性の獲得。
アイアンテール
テラバースト
毒・猛毒無効。
マジカルシャイン
ドレインキッス
じゃれつく
対悪。

型考察 [編集]

基本型 [編集]

性格:ひかえめorすぶとい
努力値:HC252 or HB252をベースにCS調整
持ち物:オボンのみ/ゴツゴツメット/いのちのたま/たつじんのおび/こだわりメガネ
確定技:しんぴのちからorサイコキネシスorサイコショック
攻撃技:れいとうビームorふぶき/10まんボルトorかみなり/シャドーボール/マジカルシャイン/とんぼがえり/はたきおとす
変化技:でんじは/トリックルーム/アンコール/ステルスロック/いやしのねがい

アグノム以上の耐久と、ユクシークレセリア以上の攻撃性能を活かして戦う。
性格は火力を重視したひかえめか、物理流しの面が高まるすぶといから選択。
素早さはふゆう単エスパーの中では比較的遅く、攻撃技が豊富でちょうはつをされにくいため、トリックルームとも相性がよい。

技範囲を意識した場合、氷技(れいとうビームorふぶき)と電気技(10まんボルトorかみなり)の両立は重要。
氷技はふゆうで受けた地面への有効打となる。電気技は地面を呼びにくいので無効化されにくく、鋼にも等倍で通る。

耐久が高い方なので、劣化を避けるためにも調整するとよい。
ユクシーが確2レベル(50%強)の攻撃を確2(90~99%程度)に抑えられるような調整を施すと、攻撃力がある分サイクル戦を制しやすくなる。
ゴツゴツメットを持たせると高めの耐久を活かしつつ火力補強にもなる。

クレセリアと特に差別化点となる技を下記に紹介する。同時採用もまったく問題ない。

  • れいとうビーム
    クレセリアと違い、C無振りでもゴツメ込みで無振りガブリアスボーマンダを確1。
  • ステルスロック
    クレセリアやほかの耐久エスパーにはない強力な設置技。
    物理流しを意識した場合に優先度が高い。
  • とんぼがえり
    無振りでもAがそこそこあるため使いやすい。
    しんぴのちからとは相性が悪いので、両立は非推奨。
  • アンコール
    積みアタッカーなどを無力化。でんじはと合わせると使いやすい。
  • はたきおとす
    これもほかの受けエスパーにはない強力な妨害技。高めのAも活かせる。

対特殊 役割遂行型(特殊ベース) [編集]

特性:ふゆう
性格:おだやか(推奨)orおくびょう など
努力値:HD252をベースにCS調整
持ち物:オボンのみ/たべのこし/とつげきチョッキ(HCの際の選択肢)
確定技:サイコキネシスorサイコショック
優先技:とんぼがえり
攻撃技:れいとうビーム/10まんボルトorかみなり/エナジーボールorくさむすび/シャドーボール/マジカルシャイン
変化技:でんじは/ステルスロック/いやしのねがい/めいそう など

高めの耐久とそこそこの攻撃性能、優秀な変化技で対特殊の役割を担っていく。

クレセリアには特攻種族値の高さととんぼがえりで差別化可能。
とんぼがえりは特殊流しの際など撃つ機会は割と多い。
高めのA種族値も活かせるが、下降補正無振りなので物理ベース型には大きく劣る。

特攻を上げられるしんぴのちからは便利だが、とんぼがえりとの相性が悪いことに注意。

対特殊 役割遂行型(物理ベース) [編集]

特性:ふゆう
性格:しんちょう(推奨)orようき など
努力値:HD252をベースにAS調整
持ち物:オボンのみ/たべのこし/とつげきチョッキ(HAの際の選択肢)
確定技:しねんのずつき
優先技:とんぼがえり/はたきおとす
攻撃技:れいとうパンチ/かみなりパンチ/ほのおのパンチ/ドレインパンチ/じゃれつく
変化技:でんじは/ステルスロック/いやしのねがい など

特殊ベース型と同じく、高めの耐久とそこそこの攻撃性能、優秀な変化技で対特殊の役割を担っていく。

物理技ベースにすることにより、クレセリアとの差別化はある程度できている。
この型最大の差別化対象は上の特殊ベース型。
とんぼがえりの火力が上がるものの、サブウェポンの威力は軒並み低下してしまう。

物理こだわり型 [編集]

特性:ふゆう
性格:ようき/いじっぱり
努力値:AS252をベースにH調整
持ち物:こだわりハチマキorこだわりスカーフ
確定技:しねんのずつき/とんぼがえり
優先技:ほのおのパンチ
攻撃技:れいとうパンチ/かみなりパンチ/ドレインパンチ/じゃれつく
変化技:トリック/ねごと

攻撃・素早さで上回るアグノムとは、耐久力で差別化。
アタッカーとしては高いHBDを活かし耐久調整をすることで、行動回数を増やせる。
相手によってはトリックで行動を縛れる。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対エムリット [編集]

注意すべき点
全ての能力が平均的に高く技も豊富。そのため、型が読み辛い。
サポート型、アタッカー型ともに平均点以上に機能するため、型を読み外すと痛手を負う恐れがある。
倒し損ねるととんぼがえりで撤退されたり、いやしのねがいで後続を全回復されてしまう。
しんぴのちからで特殊火力を殴りながら上げられるため、長期戦にも強い。
れいとうビームの採用が多いので氷弱点のポケモンは注意。
対策方法
ほかの多くのエスパータイプへの対処法が、そのまま流用できる。
エスパーとの相性補完に優れるきあいだまが使えず、鋼への有効打は威力が低めなほのおのパンチかドレインパンチくらい。

外部リンク [編集]