ドダイトス - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ドダイトス [編集]

No.389 タイプ:くさ/じめん
通常特性:しんりょく(HPが1/3以下の時に草タイプの技の威力が1.5倍になる)
隠れ特性:シェルアーマー(相手の攻撃が急所に当たらない)
体重  :310.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
草/地HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ドダイトス95109105758556525しんりょく/シェルアーマー
リククラゲ80706580120100515きんしのちから
高耐久物理草HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ドダイトス95109105758556525しんりょく/シェルアーマー
ブリガロン88107122747564530しんりょく/ぼうだん

ばつぐん(4倍)こおり
ばつぐん(2倍)ほのお/ひこう/むし
いまひとつ(1/2)じめん/いわ
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

第四世代御三家のくさ×じめん複合。第九世代のDLC碧の仮面で解禁。
同複合にリククラゲが登場したものの、種族値配分・特性・習得技と全くの別物なので差別化の意識は不要。
こちらは鈍足物理アタッカー気質の配分だが、変化技も豊富に覚え運用の幅が広め。

耐性はこおり4倍が痛いものの、ほのおに一致じめん技を撃てるだけでなく、弱点の4タイプ全てにサブウェポンのいわで抜群を取れるため後出しを牽制しやすい。
他にもかくとうあくはがね等の技を覚えるので環境やパーティに合わせて選択可能。
反面、半減範囲の狭さと鈍足によりこちらの後出しも牽制されやすい。補完に優れるいわじめんの双方に強いのは利点だが、でんきはこおりサブウェポンの所持率が高く、無償降臨しても返り討ちに遭う。

技方面では、まさかのからをやぶるを習得。積むチャンスさえ作れれば素早さをカバーしつつ突破力を大幅に向上させられるように。
連続技もタネマシンガンの他、ロックブラストを新規習得。ゴツメはもちろんタスキやみがわり・がんじょうに強く、新登場のいかさまダイスと合わせて使いたい。
他に条件付きだが先制技のグラススライダー、グラスフィールド対策の10まんばりき、てっぺき+ボディプレスなど、細かく新技を覚えている。
レジェンズアルセウスで獲得したぶちかましも続投。じめん版のインファイトで、撃ち逃げと相性が良いほか、からをやぶるはデメリットを共通。
一定以上の火力相手はどの道一段階下がった状態でもきついので、割り切って使う分には然程問題無く両立できるだろう。
失った技は大して重要なものは無く、レジェンズアルセウスで習得したばかりだったねむりごなやリーフブレード、BDSPで失っていたどくどく程度。

テラスタルの登場も比較的追い風。こおり4倍のネックが解消された。

総じて技・仕様の両面で大幅に強化されたといえるが、初動の遅さは据え置きで挑発が怖い。
からをやぶるを通しても特殊技は範囲が狭いこともあり、基本的に物理アタッカーのため火傷に弱いことも変わりない。
扱いが繊細なところもある重火力アタッカーという点は変わりないので、構成でカバーすることは意識して運用しておきたい。

また、物理アタッカーのライバルがゴリランダーガブリアスランドロスマンムーなど優秀なタイプというのも気がかり。
比較すると素の攻撃種族値は控えめな部類なので、如何にからをやぶる、てっぺき等の積み技を使う機会を得るかが重要。



特性考察 [編集]

しんりょく
通常特性。草技の通りの悪さを補える。高耐久なので発動圏内で耐えることが多い。
ウッドハンマーを主力としている場合は反動で発動圏内に入りやすいが、こちらも反動で倒れやすい。
発動すればA特化ウッドハンマーでB特化スイクンを中乱1にできる。
シェルアーマー
隠れ特性。主に鉄壁ボディプレスを中心とした耐久型で。くさ技を切る構成の場合も消去法でこれ。
確定急所を使うウーラオスマスカーニャにも強くなれる。
からをやぶるの前に壁を貼る場合も不慮の事故は起こりにくくなるが、かたやぶりには貫通されるので注意。
特にかまどオーガポンのツタこんぼうは効果抜群かつ急所にも当たりやすい。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
ウッドハンマー120(180)100反動1/3タイプ一致技。威力は高いが反動が痛い。
タネばくだん80(120)100--タイプ一致技。性能安定で非接触。
タネマシンガン25(37)*2~5100--タイプ一致技。きあいのタスキやみがわりに強い。期待値は3発。
いかさまダイス所持ならウッドハンマーに迫る威力に。
くさわけ50(75)100素早さ↑タイプ一致技。威力こそは低いが、素早さの強化が狙える。
くさテラス+しんりょくで威力150の高火力技に。
グラススライダー55(82)100GF上で
優先度+1
タイプ一致技。グラスフィールド上なら、威力107の強力な先制技。
グラスフィールド+しんりょく+くさテラスで、威力214と神速顔負けの高火力に。
ぶちかまし120(180)100防御&特防↓タイプ一致技。地面版インファイト。
からをやぶると合わせれば、耐久低下を補って余りある。
ただし先制技やスカーフには弱いので注意。
じしん100(150)100-タイプ一致技。性能安定だが、ダブルバトルでは味方を巻き込む。GFで威力半減。
じならし60(90)100素早さ↓100%タイプ一致技。殴りつつ抜ける。飛行・ふゆうには無効。
ストーンエッジ10080急所ランク+1対虫・飛行。一致技との相性補完に優れる。
いわなだれ7590怯み30%ストーンエッジと選択。
こだわりスカーフやロックカットと合わせて怯みを狙える。
ロックブラスト25*2~590-威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。
いかさまダイス所持ならストーンエッジを超える。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%じならしと選択。威力・命中で劣るが、無効タイプ無し。
ヘビーボンバー40~120
(60~180)
100ちいさくなる相手に
必中&2倍
対氷・妖。特にフェアリータイプに高威力を出しやすい。
アイアンヘッド80100怯み30%同上。威力は控えめだが性能安定。からをやぶった後は怯みも狙える。
ボディプレス80100防御換算対悪。デメリット無し。てっべきやたくわえると併せて。
からをやぶるとは相性が悪い。
ばかぢから120100攻撃・防御↓対氷悪。範囲は地面と被り気味。能力低下が痛い。撃ち逃げ向き。
かみくだく80100防御↓20%対霊超。両一致技を半減するアノホラグサベラカスに。
しねんのずつき8090怯み20%対闘。キノガッサや浮遊毒テラス相手に。
特殊技タイプ威力命中効果解説
リーフストーム130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。撃ち逃げや両刀と割り切れば高火力物理技よりも安定している。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
こうごうせい-回復技。晴れ以外で回復量が落ちる。
のろいやドわすれを積む間に受けたダメージを回復できる。
やどりぎのタネ90削り技兼回復技。草以外の相手には刺さる。
からをやぶる--攻撃↑↑特攻↑↑すばやさ↑↑防御↓特防↓
準速で最速145族と同速。耐久低下を気にしない人向け。
ぶちかましを採用する場合は、気兼ねなく入れられる。
つるぎのまい--攻撃↑↑ 味方によるおいかぜや麻痺撒き等のサポートがあると良い。
のろい--攻撃↑防御↑すばやさ↓ 物理面を補強。素早さ低下のデメリットは小さい。
てっぺき-防御↑↑ 物理方面とボディプレスの威力を強化。リフレクターと選択。
ドわすれ--特防↑↑ 弱点は特殊技を受ける事が多い。ひかりのかべと選択。
たくわえる--防御↑特防↑ 物理特殊両面を堅牢にしたいなら。3回まで。
リフレクター--物理技の威力を軽減。裏の積みアタッカーの起点作成に。遅いので使いづらい。
ひかりのかべ--同上。こちらは特殊技対策に。
みがわり--変化技対策や、しんりょくの発動に。遅いので使いづらい。
ステルスロック--サポート用。ウッドハンマーで退場可能。
ほえる--対面を操作。ステルスロックと併せて。
ワイドガード-ダブル用。こごえるかぜやねっぷうで巻き込まれるのを防ぐ。
なやみのタネ--ダブル用。相手の戦術を台無しにする。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
解説
テラバースト火傷対策に。弱点は全て一致技で対抗できる。
テラバースト炎対策になるが電気耐性を失う。
テラバースト麻痺無効。地面には草技で対抗できる。
ウッドハンマー
タネばくだん
くさわけ
グラススライダー
タイプ一致。元々威力の低かったくさわけやグラススライダーもグラスフィールド補正付きなら、
かなりの高火力を発揮する。
解説
ボディプレス
ばかぢから
主にボディプレスを一致で撃ちたい場合に。
解説
ぶちかまし
じしん
火力は高いが水と草が弱点に。
解説
解説
解説
ストーンエッジ
ロックブラスト
対飛行。地面と弱点がかぶるが、テラスタル前とは弱点が被っていない。
テラバースト対格闘。格闘が効かなくなるが、悪技と攻撃範囲が被る。
テラバースト解説
かみくだく解説
アイアンヘッド対氷。炎は一貫する。
テラバースト解説
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

基本アタッカー型 [編集]

特性:しんりょく/シェルアーマー
性格:いじっぱり
努力値:A252 耐久調整 残りS
持ち物:ラムのみ/ヤチェのみ/いのちのたま/こだわりハチマキ/たつじんのおび/とつげきチョッキ/イバンのみ
確定技:ウッドハンマーorタネばくだん/じしん
攻撃技:ストーンエッジ/ばかぢからorボディプレス/じならし/かみくだく/ヘビーボンバー
補助技:やどりぎのタネ/ステルスロック/みがわり/のろい/こうごうせい/てっぺき

素早さを特化させずに耐久調整して戦う。
下記の型と違い、やどりぎのタネなどを採用できるので比較的物理受けにも対抗しやすい。

受け、繰り出しメインのポケモン達にはよく刺さる。
ただし、おいかぜやトリックルームなどのフォローがないと働きにくいのがネック。

ヤチェのみやとつげきチョッキを持たせると特殊水・電気を安定して処理できる。

からをやぶる型 [編集]

特性:しんりょく/シェルアーマー
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252
特性:しんりょく
テラスタイプ:くさ/ほのお/じめん/いわ
持ち物:きあいのタスキ/いかさまダイス/しろいハーブ/ヤチェのみ/ラムのみ/いのちのたま/たつじんのおび
確定技:からをやぶる/ぶちかましorじしん/草技
草技:ウッドハンマーorタネばくだんorくさわけ(くさテラス)orグラススライダー(グラスフィールド前提)orタネマシンガン(いかさまダイス・ロックブラストと合わせて)
選択技:ストーンエッジorいわなだれorロックブラスト/かみくだく/ヘビーボンバー

隙を見てからをやぶるを積み、広い攻撃範囲からの全抜きを狙う。
現環境のドダイトスはからをやぶる/タネマシンガン/ロックブラスト/ぶちかましorじしん、持ち物いかさまダイスの型が8割以上を占める。
準速だと最速145族と同速。最速だと準速スカーフガブリアス、最速スカーフ霊獣ランドロスまで抜ける。
ロックカットやつるぎのまいと異なり、攻撃と素早さの両方の強化がされるのは有り難い。

氷を強く意識する場合はきあいのタスキ、火力重視の場合はいのちのたまが安定する。
電気や地面・岩などの得意な相手に出し、積む機会を作っていくのが基本。

タスキかヤチェの場合、ウッドハンマーの代わりにタネばくだんも候補に入る。
火力不足は否めないが、ウッドハンマーの反動により退場してしまうケースも多い。
きあいのタスキ+くさテラス+しんりょくなら、くさわけの威力が150(50*2*1.5)になり、高火力を発揮しつつ、素早さの強化を狙える。

テラスタイプ概説
  • くさ
    しんりょく+タスキ+くさテラスによる高火力狙い。
  • ほのお
    火傷による機能停止を防ぐ。
  • じめん
    でんじはや電気技の追加効果による麻痺への対策。ぶちかましの威力上昇にもなるが、先制技に更に弱くなる。
  • いわ
    一致技の命中不安が気になるが、神速カイリューに対応可。命中をとるなら、いかさまダイス+ロックブラスト。からやぶ1回+A特化ストーンエッジでHB特化アーマーガアは確定2発。

スカーフ型 [編集]

特性:しんりょく/シェルアーマー
性格:ようき
努力値:AS252
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ウッドハンマー(推奨)orタネばくだん/じしんorぶちかまし
攻撃技:ストーンエッジorいわなだれ/ばかぢから/かみくだく/ヘビーボンバー

攻撃範囲は広いが弱点多数で鈍足のため、致命傷を受けてしまうことが多い欠点を味方のサポートなしに単体で補い、
相手にとって想定外の素早さで奇襲することを目的とした型。
草・地面・岩・格闘の攻撃範囲はかなり広く、100族前後の比較的高速低耐久の相手に刺さりやすい。
特に炎タイプに対しては一致で弱点を突くことができ、相手も退いてくる可能性は低いためこの型のターゲットとなる。
電気タイプに対しても有利だが、サンダース等スカーフを持たせても抜けない相手には注意。

素早さ目安
最速スカーフで108族(ゴウカザル等)抜き。109族とは同速。
ロックカット型とは初ターンの素早さと、フルアタにすることによる攻撃範囲の広さで差別化する。
耐久面目安
攻撃面目安

物理受け型 [編集]

特性:シェルアーマー
性格:わんぱく
努力値:HB252 D調整
持ち物:たべのこし/オボンのみ
確定技:ボディプレス/こうごうせい
優先技:てっぺきorのろい
選択技:やどりぎのタネ/タネばくだんorタネマシンガン/じしんorじならし/ストーンエッジorいわなだれorがんせきふうじ

からやぶ習得以降のアタッカー型のアンチテーゼとして、一定数存在する型。
よくあるじめん・いわの組み合わせを両方いまひとつにできるため、これらのタイプに役割を持てる。
弱点自体はこおりが4倍、ほのおが2倍と劣悪なため、居座りには向いておらず、流しもしくはてっぺきボディプレスによる迅速な処理が基本となる。

場持ちをよくすることを考えると、ウッドハンマーやぶちかましは候補から外れる。


相性考察 [編集]

パルシェン:ドダイトスの氷4倍弱点を1/4に抑えられ、あちらの弱点の岩や電気にドダイトスは耐性がある。


対ドダイトス [編集]

注意すべき点
高水準の物理耐久を持ち、岩+地面を両方半減にされる。
攻撃面もタイプ一致の草・地面に加え岩・格闘・ドラゴン等の幅広いサブウェポンがある。
特に草技は特性しんりょく+「からをやぶる」+くさテラスで強化される恐れがあり、半端な物理耐久ではやすやすと突破される。連続技の前ではタスキやがんじょうも無力。
さらにてっぺき、ボディプレスを利用した耐久型も。シェルアーマーだと急所での突破も望めない。
やどりぎのタネ、こうごうせいなども相まって数値以上の粘り強さを見せる。
初見だと型が判別がつかない点も厄介。
対策方法
氷4倍なので、ドラゴン対策がそのまま通じる(テラスタルによるタイプ変更には注意)。
飛行タイプの技にも弱いので、ボーマンダがいれば選出を縛る事ができる。
ただし物理耐久はガブリアスを上回るので、それに合わせたこおりのつぶてなどでは仕留めきれずしんりょくを発動される恐れも。
からをやぶるやぶちかまし後なら耐久が下がるがタイミングがシビア。
基本的には物理よりも特殊のほうが相手をしやすい。

外部リンク [編集]