ママンボウ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ママンボウ [編集]

No.0594 タイプ:みず
通常特性:いやしのこころ(ターン終了ごとに1/3の確率で味方の状態異常が回復する。自身には効果がなくダブル専用)
     うるおいボディ(雨の時に、ターン終了時に状態異常が回復する)
隠れ特性:さいせいりょく(手持ちに戻るとHPが最大値の1/3回復する)
体重  :31.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
高耐久水単HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ママンボウ1657580404565470いやしのこころ/うるおいボディ/さいせいりょく
シャワーズ13065601109565525ちょすい
ミロカロス95607910012581540ふしぎなうろこ/かちき/メロメロボディ
ヘイラッシャ150100115656535530てんねん/どんかん/みずのベール
再生力水HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ママンボウ1657580404565470いやしのこころ/うるおいボディ/さいせいりょく
ドヒドイデ50631525314235495ひとでなし/じゅうなん/さいせいりょく
ヤドラン95751101008030490どんかん/マイペース/さいせいりょく

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)でんき/くさ
いまひとつ(1/2)みず/ほのお/こおり/はがね
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

第五世代出身の単みずタイプ。同タイプでは屈指の物理耐久と、さいせいりょくによるサイクル適性が強み。
HPの高さと相性の良いねがいごとも習得する。
特防は45とかなり低いが高HPにより特殊耐久は並程度ある。ミラーコートを覚えるため、役割放棄になるが特殊型にも対抗できる。
またHPが極端に高いので、防御・特防に努力値を振ることで耐久指数がかなり上昇する。

難点は攻撃性能の低さ。
種族値・技威力どちらも恵まれず、スリップダメージとなるどくどくを喪失している。
そのため受けられても、突破もできない状況に陥りがち。
現状、確実に相手を削れる技はうずしおになるが、此方が交代するとバインド状態が解消される。

前述したねがいごとやさいせいりょく、新たに覚えたバトンタッチでサイクルを回していく運用が基本となる。
積み技はめいそうしかないが、各種ほけんとの併用も選択肢になる。
ただし、ダブル方面でもいやしのはどうを覚えられなくなったのが痛い。

他にはアクロバット、ひやみず、しねんのずつき、スキルスワップ、じゃれつく、ミストフィールドを新規習得している。

また、同タイプで高HPの物理受けであるヘイラッシャの登場はかなりの逆風。
物理耐久はママンボウ以上で火力も高め、てんねんで積みも無効化可能。
そのため、豊富な変化技を始めとした習得技での差別化を狙って行きたいところ。
後続を回復できるねがいごと、拘束技のうずしお、特殊対策のミラーコートあたりが有用。

DLC「碧の仮面」にてねっとうを再習得。ドヒドイデを始めとする多くのみずタイプは失ったままなので、実用面でも差別化面でも重要。
また、さいせいりょくやねがいごとと相性の良いクイックターンを新たに習得し、サイクル性能に磨きがかかった。
最初は採用率は振るわなかったものの、環境上位の多数に繰り出しクイックターンを撃てる高いクッション性能やオーロンゲグライオンカミツオロチなど相性の良い味方の開拓、上位陣での採用実績等から急激に採用率が上昇している。
シーズン15以降から使用率は20〜30位を推移するようになり、物理受けとしてライバルであったヘイラッシャを抜かすにまで至っている。
現在の型は並程度の特殊耐久を補い繰り出し回数を底上げしつつ、ミラーコートの使い勝手を上げられるとつげきチョッキ型が主流となっている。



特性考察 [編集]

いやしのこころ
味方の状態異常を1/3の確率で回復する。
自身には効果が及ばないためダブル限定、加えて回復するかどうかも確率次第なため安定性に欠ける。
ダブルなら採用の余地はあるとはいえ、明確な役割がもたせづらい特性であるためさいせいりょくとは選択となる。
一応シングルでも、新規習得したスキルスワップで特性依存の相手を弱体化させられる。
うるおいボディ
雨のときターン終了毎に状態異常を回復する。
高耐久と相性が良く、ねむるとあわせれば猛毒にも強くなるのがメリット。
しかし雨を降らせる手間や、雨が切れたあとの立ち回りも考えるとさいせいりょくの汎用性には劣る。
さいせいりょく
隠れ特性。交代する度に最大HPの3分の1を回復する。
交代戦をこなしつつで回復できるため、耐久ポケモンとしての役割を盤石にできる。
ねがいごとサポートとも相性が良く、交代時に自身も回復できるため基本はこれ。
さいせいりょく持ちのみずタイプとしてのライバルはドヒドイデヤドランなど。
ママンボウの強みは弱点が少なく、ねがいごとサポートができる点。
かげふみありじごく、拘束技持ちに注意。また特性の無効化・書換を受けると交代しても回復しなくなる。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力命中効果解説
アクアブレイク85(127)100防御↓20%タイプ一致技。追加効果が発生すれば強力。試行回数は稼ぎやすい。
クイックターン60(90)100自分交代タイプ一致交代技。鈍足と好相性。
ねがいごととのコンボにも。
ちょすいよびみずかんそうはだに注意。
アクアジェット40(60)100優先度+1タイプ一致先制技。タスキ潰しに。
じゃれつく9090攻撃↓10%対竜。発生は稀だが、追加効果も悪くない。
はたきおとす65/97100道具排除追加効果が優秀。たべのこしやラムのみ、こだわりハチマキ等を排除できれば美味しい。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ねっとう80(120)100火傷30%タイプ一致技。追加効果が優秀。
ひやみず50(75)100攻撃↓100%タイプ一致技。基本はねっとう優先だが、こちらは確実な追加効果の発動が見込める。
うずしお35(52)85相手拘束タイプ一致技。若干命中不安だが、バインドダメージが優秀。
たべのこしやまもると好相性。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%相手全体攻撃。追加効果が優秀。
みわくのボイス80100上昇相手に混乱対竜。追加効果で一応積み技を牽制できる。音技なのでみがわり貫通。
ミラーコート-100優先度-5特殊技を倍返し。とつげきチョッキとあわせると効果的。
変化技タイプ命中解説
ねがいごと-1ターン後に回復。交代した場合後続が回復する。
回復量はH無振りで120、全振りで136となる。
みずびたし100相手を水タイプにして火力を低下させる。テラスタルした相手には無効。
まもる-ターン稼ぎに。ねがいごとと合わせて。
アクアリング-耐久用に。バトンタッチで後続へ引き継げる。
めいそう-特殊方面に強くなる。居座りやバトン型向け。さいせいりょくとの相性は微妙。
バトンタッチ-めいそう、ねがいごと、アクアリングなどとあわせて。
いやしのねがい-自主退場し、後続を全回復・無償降臨させる。
ワイドガード-ダブル用。じしんなどの全体攻撃を防ぐ。
てだすけ-ダブル用。味方の火力を強化。
スキルスワップ-ダブル向け。自身は強力な特性は持たないため、相手の強特性の奪取や威嚇の再発動を目的に採用。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
テラバースト草弱点を半減。やけども防げる。
アクアブレイク
たきのぼり
アクアジェット
タイプ一致技の強化。耐久向けの種族値だが、ある程度の打点も持ちたいなら。
テラバースト電気弱点を半減。弱点は地面のみ。
テラバースト弱点2つを半減するが、弱点の数自体は多め。粉技無効。
テラバースト物理耐久を活かして格闘受け。草弱点も半減し、どくどくも防げる。
テラバースト草弱点を半減し、格闘、地面耐性を得る。
テラバースト弱点2つを半減。草との違いは炎耐性が残ること。
テラバースト受けたい格闘が弱点になる。いたずらごころ対策でダブル向きか。
テラバースト格闘が弱点だが多くの耐性を得る。どくどくも防げる。
じゃれつく物理耐久を活かして格闘受け。
+  採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

物理受け型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:ずぶといorわんぱく
努力値:B252 H252or244 残りD
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし/オボンのみ/メンタルハーブ
確定技:ねがいごと
優先技:ねっとうorひやみず/クイックターン(併用可)
選択攻撃技:うずしお/アクアジェット
選択補助技:みずびたし/まもる

物理受けとして繰り出し、ねがいごとで自身や味方を回復させる型。
アタッカーにはねっとうやひやみずで弱らせながら削る。
ねがいごとは1ターンラグがあるため、使用するタイミングには注意。

物理耐久はヤドランより高く、カバルドンに近い。
みずびたしやねがいごとによってサポート性能に優れるが、攻撃性能が低く遂行速度が遅いのがネック。
また先手を取られやすく、上からのちょうはつやみがわりであっさり機能停止する点にも注意が必要。

一方で後攻クイックターンで控えを安全に繰り出せるため、サポートとして見ると鈍足というのは必ずしもデメリットばかりではない。

HPは252振りで実数値272(16n・4n)、244振りで実数値271(16n-1)となる。
たべのこしやオボンのみを持つなら前者、それ以外なら定数ダメージを減らせる後者を選択。

とつげきチョッキ型 [編集]

特性:さいせいりょく
性格:なまいきorのんき
努力値:D252 H252or244 残りB
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:クイックターン/ミラーコート
選択技:ねっとうorひやみず/アクアジェット/こごえるかぜ/うずしお/アクアブレイク/じゃれつく

クッションとしての役割に重きを置いた型。
並程度の特殊耐久をとつげきチョッキで補うことで、特殊相手にも後投げ可能になり、後攻クイックターンでこちらのアタッカーを低負荷で着地させることができる。また、ミラーコートでの反撃も役割放棄せず可能となり、相手のボルトチェンジを交代先に倍返しすることも現実的に。
無振りでも物理耐久は十分高い。

とつげきチョッキはシーズン3以降急激に採用率が上がっている。

【ダブル】サポート型 [編集]

特性:さいせいりょく or いやしのこころ
性格:わんぱく/しんちょう/ずぶとい/おだやか
努力値:BD252
持ち物:たべのこし/オボンのみ/ゴツゴツメット/メンタルハーブ
優先技:てだすけ/ワイドガード/まもる/ねがいごと
攻撃技:うずしおorたきのぼりorひやみずorねっとう/ミラーコート/アクアジェット
補助技:みずびたし/ひかりのかべ/スキルスワップ

基本的なサポート型。仮想敵がいないためパーティ構築の段階で候補に挙がることは少ない。
しかし、ダブル向きのサポート技は非常に豊富なため、パーティに合わせてさまざまな技構成が可能。
みずびたしは相手の攻撃技を不一致にして火力を落としたり、電気や草を弱点にすることができる。

特性はどちらも一長一短。パーティとの兼ね合いで選択したい。
いやしのこころなら味方の物理アタッカーや耐久型の状態異常による機能停止を防げることがある。
さいせいりょくならサイクル戦で有利になり、後続のねがいごとサポートもしやすくなる。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ママンボウ [編集]

注意すべき点
HPが高く、ねがいごと・さいせいりょくで自身や味方を回復しつつサイクルを回してくる。
みずびたしを受けると火力を下げられるうえ、うずしおでHPを削られてしまう。
眼鏡ヌメルゴンなど、本来回復手段を持たないポケモンでの受け回しが可能となるため後続を含めた対処が必要。
対策方法
鈍足かつ低火力。先手でみがわりを張れば一撃で壊される心配は無い。もちろんちょうはつも有効。
ちょすいよびみずのポケモンなら水技をシャットアウトできる。
特防も低いため、特殊技で一致弱点を突く。無補正C振りオリーヴァのエナジーボールでH振りを確1。
ただし、最近は物理特殊双方の対応を可能としたとつげきチョッキ型も増えており(シーズン3で6割以上)、ミラーコートもある為、ちょうはつや特殊技での攻めがあまり有効ではなくなっている。あくタイプの特殊型やとつげきチョッキでも受け切りにくい火力で攻めたい。はたきおとすも有効。
みずびたしはテラスタル相手に無効。ただしあらかじめ受けてからテラスタルした場合、本来のタイプは水タイプのまま戻らない。
ヘイラッシャと違いてんねんではないのでシンプルに積みの起点にしてしまうのもよい。
ねっとう対策でみがわりがあれば完璧。
炎オーガポンや水オーガポンならねっとうのやけどを気にせずに一致草技で弱点をつける。

外部リンク [編集]