オノノクス - ポケモン対戦考察まとめWiki｜最新世代（スカーレット・バイオレット）

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オノノクス [編集]

No.0612 タイプ：ドラゴン
通常特性：とうそうしん（相手が自分と同じ性別なら技の威力が1.25倍、異性の場合は0.75倍になる。性別不明には効果なし）
　　　　　かたやぶり（相手の特性を無視して攻撃できる）
隠れ特性：きんちょうかん（相手は木の実が食べられなくなる）
体重　　：105.5kg（けたぐり・くさむすびの威力100）

第五世代出身の単ドラゴンポケモン。突出した攻撃種族値と、かたやぶりによる高い突破力が持ち味。
がんじょう、ばけのかわなどの特性に依存した行動保証を貫通し、ふゆうなどに頼った受け出しも許さない。

第九世代では数が増えたてんねん持ちを積んでから突破したり、鋼や毒にテラスタルしたサザンドラにじしんを通せるなど、活きる場面が増えた。
かたやぶりアタッカーとしてはライバルだったドリュウズが不在なこともあり、採用意義が上昇している。
ドラゴン単タイプ故に一致技の範囲は微妙だが、新要素のテラスタルで解決可能。

ただし物理ドラゴンはカイリュー、ガブリアス、セグレイブといった強力なポケモンが多く、それらと枠を奪い合うことになる。
素早さは激戦区の100に一歩届かない。また、耐久も物理は標準、特殊は紙耐久と脆く、一度でも被弾するリスクが大きい。
物理一本で搦め手もないため、おにび等で対策されやすいのも難点。
多少強引なプレイングができる上記600族とは違い、事前に壁を張るなど動かしやすくするためのフォローが重要になる。

第9世代ではダブルチョップ、サイコカッターなど優秀な物理技を習得できなくなった。
なお、スケイルショットはDLC碧の仮面より獲得可能になっている。
獲得したアイアンヘッドは命中安定だが、A補正有りで無振りミミッキュがギリギリ確1。
H振りなどを考慮すると、いのちのたまやりゅうのまい等で補強した方がいいだろう。

特性考察 [編集]

アナウンスが出る特性2つと出ない特性1つなので、どの特性かは出た瞬間必然的にバレる。

とうそうしん

相手が同性なら技の威力が強化されるが、異性だと逆に弱体化してしまう。無性別相手は変化なし。相手依存で不安定であり、扱いづらい。
特定の性別しか持たない種族を仮想敵とするなら採用圏内だが、基本的に汎用性の高いかたやぶりを採用すべき。

かたやぶり

相手の防御系特性を無視して技を出せる。基本はコレ。
ふゆうにじしんを通したり、がんじょうにハサミギロチンを撃てたりする等有用。
特に、環境に蔓延るミミッキュに対し直接アイアンヘッドを叩き込めるのは非常に大きい。
また対面時の素早さ判定にも使えるが、自身がスカーフの場合は相手に知られてしまうリスクもある。
本世代から登場したとくせいガードを持ったポケモンにはかたやぶりが適用されないので注意が必要。

きんちょうかん

隠れ特性。オボンのみや半減実を無視してきのみ込みの調整を崩せるが、かたやぶりの方が汎用性は高い。
場に出た時の特性表示順は素早さに関係なく最初なので、相手もきんちょうかんでない限り素早さ判定は不可。
消極的な理由になるが、異性への弱体化を避けつつスカーフがバレるのを防ぐならコレ。

技考察 [編集]

物理技	タイプ	威力	命中	効果	解説
げきりん	竜	120(180)	100	行動固定	タイプ一致技。高威力だが行動固定が痛い。
スケイルショット	竜	25*2~5 (37*2~5)	90	防御↓ 素早さ↑	タイプ一致技。攻撃しつつS補強もできるがBは下がる。期待値は3発。
ドラゴンクロー	竜	80(120)	100	-	タイプ一致技。性能安定だが威力は控えめ。
ワイドブレイカー	竜	60(90)	100	相手全体 A↓100%	タイプ一致技。ダブル向き。かたやぶりならクリアボディ等にもAダウンが入る。
じしん	地	100	100	-	対鋼。かたやぶりならふゆうを貫通できる。 特に外すべき理由がないなら入れておきたい。
インファイト	闘	120	100	防御・特防↓	対鋼。耐久低下が痛い。
どくづき	毒	80	100	毒30%	対フェアリー。威力は低いが命中安定。マリルリやアシレーヌにはこちらが有効。
アイアンテール	鋼	100	75	防御↓30%	対フェアリー。威力は高いが命中不安。無補正A振りでも無振りミミッキュを確一。
アイアンヘッド	鋼	80	100	ひるみ30%	対フェアリー。命中安定。A特化でも無振りミミッキュはギリギリ確1。
かみくだく	悪	80	100	防御↓20%	対霊・超。シャドークローより高威力だが、呼ぶフェアリーに半減される。
いわなだれ	岩	75	90	怯み30%	リザードン、モスノウなどの4倍弱点に。 りゅうのまいやスカーフとあわせれば怯みを狙える。 かたやぶりならせいしんりょくを貫通して怯ませられる。
ハサミギロチン	無	-	30	一撃必殺	アーマーガア等に。かたやぶりならがんじょうを貫通できるが、ゴーストには無効。
であいがしら	虫	90	100	優先度+2 初ターンのみ	唯一の先制技だが、オノノクスはサイクル戦向きではない為使いにくい。 マスカーニャやパオジアンに強く出られる。 かたやぶりなら先制技無効特性を貫通して弱点を突ける。
特殊技	タイプ	威力	命中	効果	解説
テラバースト	無	80<120>	100	タイプ変動	テラスタル後は基本的に物理技扱い。採用するならタイプは炎など。
変化技	タイプ		命中	解説
りゅうのまい	竜		-	攻撃・素早さ補強。かたやぶりとあわせて全抜きを狙う。
つるぎのまい	無		-	攻撃を強化。味方でおいかぜや麻痺撒き等のサポートがあるとよい。
ちょうはつ	悪		100	補助技対策。かたやぶりならマジックミラー・アロマベールを貫通できる。 どんかんは貫通しても即座に回復するため無駄になる。
みがわり	無		-	補助技対策やふいうちの回避、がむしゃら・きしかいせいのHP調整に。

+

採用率の低い技

物理技 タイプ 威力 命中 効果 解説 じだんだ 地 75/150 100 行動失敗時 威力2倍 ハサミギロチンの保険やグラスフィールド下やダブルでの単体攻撃に。 じならし 地 60 100 素早さ↓100% ダブルでは、工夫をしないと味方にも負荷をかける。 けたぐり 闘 20~120 100 - 威力不安定。最大でもインファイトと同等。 きしかいせい 闘 20~200 100 - みがわり、こらえる、きあいのタスキ等とあわせて。最大威力はげきりんを超える。 ローキック 闘 65 100 素早さ↓100% 他の類似技とは選択。 カウンター 闘 - 100 優先度-5 物理技を倍返し。ちょうはつやきあいのタスキとあわせて。 アクアテール 水 90 90 - 対炎岩地。範囲がじしんと被るが、単体攻撃が可能。 シャドークロー 霊 70 100 急所ランク+1 抜群でも等倍げきりん以下だが一貫性が高く撃ちやすい。 かたやぶり＋無補正A振り＠いのちのたまでミミッキュをばけのかわ貫通で確1。 がんせきふうじ 岩 60 95 素早↓100% 追加効果が優秀。かたやぶりならクリアボディ等にもSダウンが入る。 くさわけ 草 50 100 素早さ↑100% 積み技感覚で使える。 がむしゃら 無 - 100 - 削り技。みがわり、こらえる、きあいのタスキ等とあわせて。 命中安定だが相手を倒せない。ゴーストに無効。 特殊技 タイプ 威力 命中 効果 解説 バークアウト 悪 55 95 相手全体C↓100% 身代わり貫通。ダブル向き。 かたやぶりならクリアボディ、ぼうおん、パンクロックなどにも通用する。 変化技 タイプ 命中 解説 こらえる 無 - きしかいせい、がむしゃら等と相性が良い。

テラスタル考察 [編集]

タイプ	主な技	解説
竜	げきりん ドラゴンクロー ワイドブレイカー	一致技の威力を底上げするなら。
炎	テラバースト	ハッサムやアーマーガアに。ドラゴン技との相性補完は良好。火傷にならない点もうれしい。
闘	インファイト けたぐり きしかいせい カウンター	対こおり。モトトカゲ・セグレイブにも。
地	じしん じだんだ	個性であるかたやぶりじしんを強化。でんじは無効。
電	テラバースト	麻痺の対策になる他、マリルリ・ギャラドスに。
草		キノコのほうしなどの粉技を無効化できる。
岩	いわなだれ がんせきふうじ	対こおり。セグレイブ・モスノウに。
霊	シャドークロー	対ドラパルト・ミミッキュ。一貫性が高く、ノーマル・かくとうも無効にできる。
鋼	アイアンヘッド	ドラゴンの弱点を全て半減し、ミミッキュをアイアンヘッドで確1にできるなど利点は大きい。 読まれやすい点は注意。
無		先制技のかげうち対策で。
妖	テラバースト	呼ぶドラゴン技を無効化する。
毒	どくづき	対くさ・フェアリー。
悪	かみくだく	対ドラパルト。ミミッキュには等倍で入る。エスパー無効。
虫	であいがしら	一致で高威力先制技を撃てる。通りが悪いが読まれにくい。ハチマキ型なら一考。

+

使用率・採用率の低いテラスタル

タイプ 主な技 解説 水 アクアテール セキタンザンピンポイント。また、一貫性の高い技。 氷 テラバースト 範囲はドラゴン技と被る。 飛 テラバースト こおりがテラスタル前から一貫するので使いにくい。 超 テラバースト 範囲はじしんと被り、耐性の恩恵も薄いため基本候補外。

型考察 [編集]

りゅうのまい型 [編集]

特性：かたやぶり
性格：ようきorいじっぱり
努力値：AS252
持ち物：きあいのタスキ/いかさまダイス/ラムのみ/いのちのたま/たつじんのおび/りゅうのキバ
確定技：りゅうのまい
優先技：げきりんorスケイルショットorドラゴンクロー/じしん/アイアンヘッド
選択肢：インファイト/どくづき/シャドークロー/ハサミギロチン/みがわり/ちょうはつ

りゅうのまいで微妙な素早さを補う型。
事前にステルスロックを撒いておくと動きやすい。

ようきなら素で確実にミミッキュの上を取れる。

今作からダブルチョップを没収され、一致技の使い勝手が低下。
代わりにアイアンヘッドを新規習得。鋼サブの命中不安が解消された。

無補正A252アイアンヘッドでH4振りミミッキュを乱数1発(56.2%)ステルスロック込みで確定1発。
無補正A252＋竜舞のじしんでHB特化キョジオーンを確定2発。

スカーフ型 [編集]

特性：かたやぶり
性格：いじっぱりorようき
努力値：AS252
持ち物：こだわりスカーフ
確定技：げきりん/じしん
優先技：インファイト/アイアンヘッド
選択技：どくづき/いわなだれ/ハサミギロチン/シャドークロー

スカーフで微妙な素早さを補う。かたやぶりでふゆう持ちにもじしんが通る点が魅力。

ヒートロトムやウォッシュロトムなどすぐ下にメジャーなスカーフ勢がいるものの、これらは基本的に準速ベースであることが多い。
そのため基本的にはいじっぱりで充分だが、これらを確実に抜くことや、同じく準速の多いスカーフサザンドラ（S98）を抜きたい場合にようき最速が採用される。

なおかたやぶりは場に出たときに表示されるため、特性の発動順でスカーフと知られる恐れがある。

ハチマキ型 [編集]

特性：かたやぶり
性格：いじっぱり（推奨）orようき
努力値：AS252
持ち物：こだわりハチマキ
確定技：げきりん/じしん
選択技：どくづき/アイアンヘッド/インファイトorけたぐり/いわなだれ/ハサミギロチン/シャドークロー/であいがしら

第五世代とORAS中期に盛り上がりを見せた型。中・低速の受けポケモンに対する役割を重視し高火力で負担を掛ける。
現環境では鋼やフェアリーがさらに増えたことで非常に動きづらいが、等倍での数値受けを成立させない持続的な超火力が売り。

対オノノクス [編集]

注意すべき点

特性かたやぶりにより、相手のふゆうやがんじょうを貫通して技を当ててくる。
一つの指標であるA130族威力120技耐えの調整もA147から放たれるげきりんで潰されてしまう。
りゅうのまいやハサミギロチンがあるため耐久型でも受けにくい。
じしんやアイアンヘッドにより鋼やフェアリーでも止まらず、対ミミッキュ性能も高い。

対策方法

見せ合いの時点でフェアリーがいれば、げきりんを牽制できる。ドラゴン技の火力を削れるミストフィールドも有効。
きあいのタスキやこだわりスカーフが多いので、先制技や連続技があると対処しやすい。おにびやでんじはも有効。
ギャラドスなどでいかくを入れるのもよいが、りゅうのまいを積まれると相殺されるので注意。
ドラパルト、サザンドラといった素早さの勝るドラゴンにスカーフを持たせることでりゅうのまい対策もできるが、後出しはリスキーか。
サザンドラはであいがしらにも警戒する必要がある。

外部リンク [編集]

• オノノクス - ポケモン百科事典