キュウコン(アローラのすがた) - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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キュウコン(アローラのすがた) [編集]

No.038 タイプ:こおり/フェアリー
通常特性:ゆきがくれ(天気が「ゆき」の時、回避率が1.25倍になる)
隠れ特性:ゆきふらし(天気が「ゆき」になる)
体重  :19.9kg(けたぐり・くさむすびの威力40)
キュウコンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
Aキュウコン73677581100109505ゆきがくれ/ゆきふらし
ゆきふらし補正込122552防御無補正、無振り換算
キュウコン73767581100100505もらいび/ひでり
ゆきふらしHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
Aキュウコン73677581100109505ゆきがくれ/ゆきふらし
ユキノオー909275928560494ゆきふらし/ぼうおん

ばつぐん(4倍)はがね
ばつぐん(2倍)ほのお/どく/いわ
いまひとつ(1/2)こおり/むし/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしドラゴン

キュウコンリージョンフォームで、現状では唯一のこおり×フェアリー複合タイプ。
あちら同様に天候始動+後続サポートが主な仕事となる。
天候始動の特性を持つポケモンでは禁止級のコライドンに次いで速く、天候の奪い合いは不利だが、先手でオーロラベール等の変化技を使える相手が多いのは利点になる。

第九世代では天候の仕様が変わり、霰が雪に変更。これに伴いスリップダメージが廃止された代わりに氷タイプの防御が1.5倍になった。
ゆきふらしなら実質的に物理耐久が大きく底上げされ、これまでのAキュウコンのイメージを一新している。
物理に対して退くどころか、B振り+ゴツメで強く出る運用も可能になった。

技方面ではバトンタッチやてだすけを新規習得。シングル・ダブル共にサポーターとして磨きがかかった。
藍の円盤ではいたみわけ、じこあんじを再習得。
その一方でぜったいれいどを没収されている。高耐久ポケモンを処理する有力な手段を失い、今後はより役割をはっきりさせて運用するのが肝要となるだろう。
また原種と違い、おきみやげやいやしのねがいは習得しない。幸いアンコールは引き続き覚えるので、起点化されるのは避けられる。

新要素であるテラスタルとの相性は微妙。
4倍弱点を無くす、技範囲を広げるなど攻守両面を強化できるが、氷タイプ以外へ変化すると雪による防御上昇の恩恵を受けられず、特攻や素早さも特別高い数値でもない。
元よりオーロラベールを始めとした変化技で場作りするサポーター気質なので、テラスタルは裏に控える強力なアタッカーの方へ使うのが無難だろう。



特性考察 [編集]

ゆきがくれ
通常特性。ゆきの時に回避率が上がる。
ただしゆき無しでは耐久が心許なく、別の手段で降らせる前に先制技で落とされる危険性も高い。
天候も5ターン制限があり、仮に特性が発動したとしてもとにかく不安定。
回復技もドレインキッス程度しかないAキュウコンで回避戦法を採る意義は薄く、基本的に候補外。
ゆきふらし
隠れ特性。場に出ただけでゆきを降らすことができる。Aキュウコンの採用理由に直結しており、基本はこれ。
オーロラベールを展開することで、自身やこおりポケモンだけでなく味方全体の耐久を強化できる。
同特性のユキノオーより圧倒的に素早く補助技も豊富で、起点作成能力が高い。
他の天候始動特性持ちや自身より速い弱点技・ちょうはつ持ちには弱いが、彼らを先発に釣り出しやすいのも強みの一つ。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ふぶき110(165)70凍り10%タイプ一致技。雪下で必中だが、天候変化に注意。
れいとうビーム90(135)100凍り10%タイプ一致技。威力は劣るが天候に依存しない。
フリーズドライ70(105)100凍り10%タイプ一致技。威力は低いが水タイプにも抜群。ペリッパーキングドラ等の雨パ勢に。
こごえるかぜ55(82)95相手全体
素早さ↓100%
タイプ一致技。後続にも生きる優秀なサポート技。
ムーンフォース95(142)100特攻↓30%タイプ一致技。性能安定。
マジカルシャイン85(120)100-タイプ一致技。こちらはダブルバトル用。
ドレインキッス50(75)100HP吸収3/4タイプ一致技。威力は低いが、貴重な回復手段。
めいそうやじゃくてんほけんと好相性。
ひやみず50100攻撃↓100%追加効果が優秀。ゆきと併せて。タスキやがんじょう潰しなども兼ねて。
あくのはどう80100怯み20%エスパー・ゴーストに抜群で炎・鋼にも等倍。
サーフゴーへの打点になるが、積まないと火力不足。
じんつうりき80100怯み10%対毒。サイコキネシスは覚えない。
サイコショック80100相手の防御で
ダメージ計算
対毒。特殊受け対策に。
アシストパワー20~100-積み技や各種ほけん等の道具と併せて。味方のバトンタッチを受けてもよい。
ウェザーボール50/100
(150)
100天候で
タイプ変化
雪下では安定したメインウェポン。晴れ・雨でも威力150。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
こおりのつぶて40(60)100優先度+1タイプ一致技。タスキやがんじょう潰し等に。威力は期待できない。
イカサマ95100相手A利用A無振りでも使える攻撃技。ゆきによる物理火力上昇と相性が良い。
変化技タイプ命中解説
オーロラベール-味方の耐久を強化。ひかりのねんどと併せて。
雪補正と壁補正でこおりタイプの物理耐久がシングルだと3倍、ダブルでも2.25倍になる。
ゆきの時にしか張れないため、天候の上書きやノーてんきには注意。
ミストフィールド-サポート用。竜の弱体化や状態異常封じに。
わるだくみ-特攻を強化。オーロラベールや起点作りの変化技と併せて。
めいそう-特攻・特防を補強。特殊アタッカーとの撃ち合いに。
あまえる100攻撃↓↓。物理耐久をさらに活かせる。
さいみんじゅつ60起点作りに。からぶりほけんと相性が良いが、自身が素早いのでからぶりほけんを持たせる意義が薄い。
能力上昇をバトンタッチするなら。
アンコール100起点作りに。素早いので使いやすい。
かなしばり100起点作りに。アンコールと併せて。
あまごい-偽装雨パの始動に。フリーズドライ+水ウェザーボールで技範囲も広い。
ふういん-ダブル用。まもる・ふぶき・アンコール・さいみんじゅつ等を封じる。
ほえる-高耐久ポケモンを流す。無効にしてくる特性に注意。
バトンタッチ-積み技や各種ほけん等の道具と併せて。
てだすけ-ダブルバトル用。オーロラベールを張った後のサポートとして有力。
いたみわけ-速いので使いやすい。こらえるなどと併せて。
じこあんじ-相手のランク補正をコピー。相手の積み戦術に便乗する。みがわり貫通。
ダブルでは味方の能力変化もコピーできる。

テラスタル考察 [編集]

氷以外にテラスタルすると雪の防御補正を受けられなくなる点に注意。

タイプ主な技解説
テラバースト解説
ウェザーボール(晴れ)
テラバースト
対鋼。岩が一貫する。
ウェザーボール(雨)
テラバースト
対炎岩。鋼も半減。
テラバースト麻痺無効。
テラバースト粉技無効。炎と毒が一貫する。
ふぶき
フリーズドライ
ウェザーボール(雪)
一致技補強+雪の防御補正の継続。耐性こそ氷のみになるが、4倍弱点も無くなる。
テラバースト対岩鋼。
テラバースト解説
テラバースト対炎毒岩鋼。
テラバースト岩が一貫する。
じんつうりき
サイコショック
アシストパワー
対毒。
テラバースト炎と岩が一貫する。
ウェザーボール(砂嵐)
テラバースト
対炎。鋼が一貫する。
テラバースト
たたりめ
解説
テラバースト解説
あくのはどう
イカサマ
主にいたずらごころ+ちょうはつへの対策。
役立つ場面は限定的な上、メンタルハーブで良いため非推奨。
テラバースト炎が一貫するが、それ以外の弱点は半減以下。
ムーンフォース
マジカルシャイン
一致技補強。耐性が一気に改善されるが、雪の防御補正は消失。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

壁張り型 [編集]

特性:ゆきふらし
性格:おくびょう
努力値:HS252
持ち物:ひかりのねんど/だっしゅつボタン/メンタルハーブ/きあいのタスキ
確定技:オーロラベール
選択攻撃技:ふぶき/フリーズドライ/ムーンフォース/イカサマ
選択変化技:あまえる/アンコール/かなしばり/めいそう/わるだくみ/バトンタッチ/ゆきげしき

先発に出して雪+オーロラベールで場を作り、後続に繋ぐ型。
サポートとして分かりやすく強力だが、相手から見てもこの狙いは明白。
先手で確1やちょうはつ、天候上書きされないよう、見せ合いの時点で充分注意しよう。

第九世代では雪で物理耐久を補えるので、持ち物はひかりのねんど推奨。
氷タイプ以外へのスリップダメージは無くなったため、後続にタスキを持たせやすくなった。
一方で相手のタスキ潰しやダメージ上乗せはできなくなったので、それらを補える構築が望まれる。

おきみやげ等の自主退場技は覚えない。
わるだくみ・めいそうを積んでエースを務めたりバトンで渡すことも一応可能だが、
自身の攻撃性能や元の耐久・耐性を考えると、長居するよりはアンコール等で起点化回避しつつ、早めに後続に託すのが無難か。


対キュウコン(アローラのすがた) [編集]

注意すべき点
ゆきふらし+S109からのオーロラベールは阻止困難。
アンコールなどの妨害技や積み技バトンを絡めてエースを暴れさせてくる。
対策方法
鋼タイプ相手にはできることが少ない。一致技は半減され、自身は4倍弱点を突かれる。
雪により物理耐久が上がったことで、バレットパンチ1発で倒すことは困難になったが、対面ではオーロラベールを張るのが精々。
+  対策ポケモンの具体例

外部リンク [編集]