ケケンカニ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

ケケンカニ [編集]

No.0740 タイプ:かくとう/こおり
通常特性:かいりきバサミ(相手に攻撃を下げられない)
     てつのこぶし(パンチ技の威力が1.2倍になる)
隠れ特性:いかりのつぼ(攻撃技を急所に受けた時、こうげきが最高ランクまで上がる)
体重  :180.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
いかりのつぼ格闘HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ケケンカニ9713277626743478かいりきバサミ/てつのこぶし/いかりのつぼ
オコリザル6510560607095455やるき/いかりのつぼ/まけんき
100115540しんかのきせき無振り
Pケンタロス751101053070100490いかく/いかりのつぼ/はんすう

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/かくとう/ひこう/エスパー/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/2)こおり/むし/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

※「フライングプレス」は4倍弱点


第七世代出身の、唯一のかくとう×こおり複合。
元々サブウェポンに採用されやすいタイプ同士の複合だけあり、一致技だけで実に9タイプに抜群を取れる。
種族値も攻撃が高く、攻めている間は強力なポケモンといえる。

しかし耐性は弱点6、半減3と劣悪そのもの。耐久指数は並程度だが、数値以上に脆い。
更にかくとう技の主力がインファイト、鈍足による上から殴られやすい性質が重なり、縛られやすいのが悩み。
鈍足とアイスハンマーの効果を逆用してトリパに採用する、素早さ調整+おいかぜを組み合わせるなど、パーティ単位での支援が必要。
前述の通り突破性能は高いので、運用次第では強力なエースとしての採用が可能となる。

第九世代ではフィールドを破壊するアイススピナー、命中安定のみず技としてアクアブレイクを獲得。
ストーンエッジは失ったものの、テラスタルの登場で不安定極まる耐性をカバーできるようになるなど、全体的には悪くない。
天候の霰が雪に変更され、防御実数値に1.5倍の補正がかかるため、物理耐久を補えるようになった。
一方でいかりのつぼを採用する場合はPケンタロスというライバルが登場。
素早さ・耐性の両面で大分上回られ、いかりのつぼが発動した場合は多少の攻撃種族値の差は意味を為さなくなりがち。
コノヨザルの登場に伴い、しんかのきせきが適用されるようになったオコリザルも採用枠を争うことになる。
全体としては、ダブルよりもシングルの方が独自の強みを活かしやすいか。

ちなみに、クラブハンマーとしっぺがえしはマケンカニの時しか習得できないので注意。



特性考察 [編集]

かいりきバサミ
相手に攻撃を下げられなくなる。
いかくを無効化できるが、シングルでは有力ないかく持ちは減少傾向。
ダブルならウインディギャラドスの対策として候補に上がる。
ただし、いかくに強い格闘はまけんきコノヨザルがいる。
あちらは威嚇に対して火力強化でき、素早さにもかなりの差がある。
素の状態の火力差と一致氷技の火力、鈍足を逆に活かせる構築で運用したい。
なお、かたやぶりには無効化される。
てつのこぶし
パンチ系の威力を強化。準専用技であるアイスハンマーも対象。相手に依存せず発動する特性であり最有力候補。
他の適用技はドレインパンチ・れいとうパンチ・かみなりパンチ・きあいパンチ・ばくれつパンチなど。
勘違いされやすいが、クラブハンマーやインファイトには適用されない。
いかりのつぼ
隠れ特性。攻撃を急所で受けると攻撃ランクが最大まで上がる。同特性最強の攻撃力を誇る。
素で急所に当たる確率は低いため、確実に発動させたいならダブルバトルでのコンボが有用。鈍足なので素早さの補助も欲しいところ。

技考察 [編集]

物理技タイプ威力
[鉄拳]
命中効果解説
アイスハンマー100(150)
[180]
90素早さ↓タイプ一致準専用技。てつのこぶし対象技。
威力は高いが命中不安・デメリット有り。トリパでデメリットを消せる。
アイススピナー80(120)100フィールド破壊タイプ一致技。性能安定だがてつのこぶし適用外。
れいとうパンチ75(112)
[135]
100凍り10%タイプ一致技。てつのこぶし対象技。
威力は低いが命中安定・デメリット無し。
ゆきなだれ60/120
(90/180)
100優先度-4タイプ一致技。後攻かつ被弾で威力倍増。
相手の交代時には威力が上がらないので注意。
インファイト120(180)100防御・特防↓タイプ一致技。威力・命中共に優秀だが、耐久低下が痛い。
ドレインパンチ75(112)
[135]
100HP回復タイプ一致技。てつのこぶし対象技。攻撃しつつ回復。
ばくれつパンチ100(150)
[180]
50混乱100%タイプ一致技。てつのこぶし対象技。
からぶりほけんの発動用に。
クラブハンマー10090急所ランク+1対炎。岩技やじしんと選択。マケンカニ時レベル技。
アイスハンマーと異なり、鉄拳対象外。
アクアブレイク85100防御↓20%同上。命中安定。
じしん100100対炎。サーフゴーにも。ダブルでは周囲全体攻撃。
じだんだ75/150100技失敗で威力倍ダブルでの単体攻撃用やグラスフィールド対策に。
ばくれつパンチ+からぶりほけんのフォローにも。
かみなりパンチ75
[90]
100麻痺10%対水。ギャラドスマリルリなどに。てつのこぶし対象技。
いわなだれ7590怯み30%トリックルーム下なら怯みも狙える。
はたきおとす65/97100道具排除対エスパー・ゴースト。追加効果が優秀。
しっぺがえし50/100100-対エスパー・ゴースト。鈍足やアイスハンマーと相性が良い。
マケンカニ時レベル技。
アイアンヘッド80100怯み30%対フェアリー。トリックルーム下なら怯みも狙える。
ダストシュート12080毒30%対フェアリー。命中不安。
はやてがえし65(97)100優先度+3
怯み100%
先制攻撃技を使う相手にのみ成功。主に鈍足アタッカーの先制技を読んで使う。
優先度が高くても攻撃技以外が選ばれると失敗する。
怯み効果もせいしんりょく、おんみつマントなどで無効化されるので注意。
この技自体が先制技のため、先制技無効特性の前には無力。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
ビルドアップ攻撃・防御を補強。ドレインパンチと相性がいい。
ワイドガード-ダブル用。ねっぷう対策に。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
のしかかり弱点は少なくなるが、格闘が一貫する。
テラバースト炎、鋼半減。
クラブハンマー
アクアブレイク
炎、鋼半減。
かみなりパンチ飛行、鋼半減。弱点が少なく、地面には氷が有効。
テラバースト粉技無効。弱点が多く、炎と飛行が一貫する。
アイスハンマー
アイススピナー
れいとうパンチ
ゆきなだれ
タイプ一致技。耐性は期待できない。
インファイト
ボディプレス
ばくれつパンチ
ドレインパンチ
タイプ一致技。攻撃面を強化しつつ氷の弱点を消せる。
ダストシュート格闘、フェアリー半減。
じしん岩半減。
テラバースト格闘半減。
しねんのずつき格闘、エスパー半減。
テラバースト格闘半減。
いわなだれ炎、飛行半減。
テラバースト格闘無効。
テラバースト炎半減。
しっぺがえしエスパー無効。
アイアンヘッド弱点のうち4つを半減するが、炎、格闘は一貫する。
テラバースト格闘半減。悪耐性は維持できる。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

物理アタッカー型 [編集]

特性:てつのこぶし/かいりきバサミ
性格:いじっぱり/ようき/ゆうかん(トリックルーム使用時)
努力値:AS252/A252残りHBD調整
持ち物:きあいのタスキ/こだわりハチマキ/いのちのたま/オボンのみ/とつげきチョッキ/パンチグローブ
確定技:アイスハンマーorアイススピナーorれいとうパンチ/インファイトorドレインパンチ
攻撃技:じしん/いわなだれ/かみなりパンチ/クラブハンマーorアクアブレイク/しっぺがえしorはたきおとす/ダストシュート
変化技:ビルドアップ

高い攻撃力と技範囲を活かした物理アタッカー型。
火力があるとは言え耐性が貧弱すぎるため、単騎でサイクル戦を行うのは厳しいものがある。
可能な限りおいかぜやトリルサポートでの運用を推奨。
広範囲鈍足多弱点なので、きあいのタスキは有用。

氷技はSに振る場合はアイススピナーかれいとうパンチ、トリルエースで運用するならアイスハンマーを選択。
素早さがどんどん下がるのでトリルとの相性がよい。
おいかぜ下で運用する場合はようき推奨。準速だと120族までしか抜けないが、最速で130族~135族まで抜ける。
Sに多く振ることで、サポート無しでも中~低速相手に上を取れる可能性が上がる点もメリット。

ほぼテラスタル前提だが、ビルドアップを覚えるのでビルドレイン戦術も可能。
トリルやおいかぜのターンが足りない場合のスイッチや、サポート失敗時の奥の手としては悪くない。

【ダブル】いかりのつぼアタッカー型 [編集]

特性:いかりのつぼ
性格:のんき/なまいき/ゆうかん/ようき
努力値:HABD調整 or S252
持ち物:いのちのたま/フィラのみ/オボンのみ/ラムのみ
確定技:アイスハンマーorアイススピナー/インファイトorドレインパンチ/まもるorワイドガード
選択技:じしんorじだんだ/いわなだれ/かみなりパンチ/クラブハンマーorアクアブレイク/しっぺがえしorはたきおとす/ダストシュート/アイアンヘッド

相方から確定急所技を受け、最大まで上昇した攻撃で暴れる。
遅いのでトリパ用アタッカーが向いているが、第九世代で相方候補となるポケモンが減少。
トリックルームを使わない場合は最速にしたうえでおいかぜ等の補助を使おう。

現環境におけるパートナー候補は以下の通り。ケケンカニと弱点が被る点は注意。

  • マスカーニャ:トリックルームで行動順逆転、トリックフラワーで確定急所。炎・格闘・飛行・フェアリーが一貫する。
  • ヤミカラスドンカラス:おいかぜやでんじはで素早さ補助、特性きょううん+ピントレンズ+半減つじぎりで確定急所、じしん無効。フェアリーが一貫する。
  • ユキメノコ:こごえるかぜやでんじはで素早さ補助、半減こおりのいぶきで確定急所。炎・鋼が一貫する。

いかりのつぼ起動後は無振りでもA実数値608に達するため、耐久調整を施すのがオススメ。


相性考察 [編集]

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ケケンカニ [編集]

注意すべき点
氷物理最高クラスの火力、格闘お馴染みの高威力のサブウェポンを持ち、火力・範囲に優れる。
加えて特性で更に補強。かいりきバサミならいかく無効、てつのこぶしならメイン技の威力増強。
ダブルでは確定急所技持ちと組んでいかりのつぼ発動を狙ってくる。トリル下で決められると脅威。
対策方法
弱点が多く、耐久も並程度。鈍足を補う先制技も無いので、上を取って落とすのが手っ取り早い。
技範囲は広いが、フェアリーなら格闘を半減でき、弱点も突かれにくい。おにびやゴツゴツメットも有効。
マリルリサーフゴーなら一致技をすべて半減にできるため安定。ダストシュートやじしんには注意。

外部リンク [編集]