サザンドラ - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

サザンドラ [編集]

No.0635 タイプ:あく/ドラゴン
特性:ふゆう(地面タイプの技を受けない)
体重:160.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
悪/竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
サザンドラ92105901259098600ふゆう
トドロクツキ1051397155101119590こだいかっせい
原種/パラドックスHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
サザンドラ92105901259098600ふゆう
テツノコウベ94808612280108570クォークチャージ

ばつぐん(4倍)フェアリー
ばつぐん(2倍)こおり/かくとう/むし/ドラゴン
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/でんき/くさ/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

特性「ふゆう」により、じめん無効


第五世代の600族であるあく×ドラゴン複合。アクジキング不在につき、同複合は初登場したトドロクツキのみ。
あちらは高速物理アタッカーであり、差別化は強く意識する必要は薄い。

互いに弱点を補わないタイプの組み合わせであることから、多弱点・多耐性でサイクル向け。
高い特攻から等倍範囲の広い一致技で相手を崩していくのが基本運用となる。
素早さは中途半端な数値だが、中速帯は概ね抜いており、自分より遅い相手に対しての制圧力に優れる。
新要素のテラスタルとの相性は良好。耐性を一変させ役割を変えやすい。
特にフェアリーに致命的に弱い性質をカバーできるのは大きく、技範囲も狭くないのでテラバースト以外の候補も豊富。
ただし、悪以外だといたずらごころ耐性を捨てることになるのを忘れずに。

技方面では、失った技に重要なものは無く、役割破壊の物理技をいくらか没収された程度。
そしてステルスロックを新規習得し、おいかぜも合わせてサポーターとしての強化が行われている。
アタッカーとしては特に強化されている訳ではないが、役割の広がりにより画一的な対処が更に難しくなっている。
新たなゴースト×はがね複合にサーフゴーが追加され、未解禁のギルガルドに代わり優秀な相方に。
特殊アタッカーとしての性質が被るため、特殊受けで纏めて止められがちだが、それでも補完として非常に強力。
今作に限った話ではないが、使用できるポケモンの種類が絞られ、種族値が全体的にデフレ傾向にある世代初期環境で最も輝くポケモンの一体といえるだろう。

逆風としては、本来の役割対象であるゴーストは苦手なミミッキュドラパルトが続投。
タイプ一致技が全くといっていいほど通らないオーロンゲも引き続き登場し、選出できる相手が限定されがちな点。
他、トドロクツキ、ハバタクカミといった新顔にも天敵は多く、運用にはテラスタルの切り所が非常に重要。
パラドックスポケモンが解禁されて環境全体の種族値が上がったシーズン3では使用率を大きく落としている。

自身のパラドックスポケモンであるテツノコウベは複合こそ違うが配分が似通い、かつ更に無駄が無い上に4倍弱点もない。
あくの補完として以外の採用枠を争うケースは少ないだろうが、一応新たなライバルとして意識はしておきたい。

物理アタッカー型と物理受け型はノートにあります。
進化前のジヘッドの考察は別ページにあります。



特性考察 [編集]

ふゆう
隠れ特性はなくこれのみ。
テラスタルでタイプ変更しても地面を無効化できるのはシンプルに強力。
でんきならば弱点無しになり、はがねどくなら地面弱点を消しつつフェアリーにも対抗できるようになる。
特に後者2つのタイプは採用率が非常に高い。
かたやぶりには貫通されるが、第九世代の初期環境で注意すべきなのはせいぜいオノノクスくらい。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致技。スカーフなら怯みも狙える。
バークアウト55(82)95特攻↓100%タイプ一致技。追加効果は優秀だが威力、命中はあくのはどうと比べて劣る。
音技なのでみがわり貫通。ダブルでは相手2体攻撃。
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓タイプ一致最大火力。能力低下により連発はできないため撃ち逃げ用。
フェアリーに無効だが、中~低耐久を一撃で落とせる火力は魅力で、依然として優先度は高い。
りゅうのはどう85(127)100-タイプ一致技。性能安定だがりゅうせいぐんには威力が大きく劣り負荷が掛けられない。
ラスターカノン80100特防↓10%対フェアリー。水妖や鋼妖など複合で等倍にされることも多い。
だいもんじ11085火傷10%対鋼。アーマーガアデカヌチャンなどに。
かえんほうしゃ90100火傷10%対鋼。だいもんじと選択。命中重視・回復技意識なら。
だいちのちから90100特防↓10%対鋼。ヒードランへの遂行技。
きあいだま12070特防↓10%対鋼悪。高威力・命中難。鋼には炎技の方が通りやすい。
ハイドロポンプ11080-対地。カバルドンディンルーに。
物理技タイプ威力命中効果解説
とんぼがえり70100自分交代攻撃しつつ撤退。こだわりアイテムやりゅうせいぐんと相性が良い。
もろはのずつき15080反動1/2対虫。超威力だが命中難で反動も痛い。ウルガモスイーユイに。
ストーンエッジ10080急所ランク+1同上。高威力・命中難。反動は無い。
いわなだれ7590怯み30%同上。スカーフやりゅうのまいの後なら怯みも狙える。
がんせきふうじ6095素早さ
↓100%
同上。サポート寄りにする場合に。
変化技タイプ命中解説
ステルスロック-SVで新規習得。先発サポート性能に大きく優れる。
わるだくみ-一度積めば受けサイクルを破壊できる程の火力になる。
一貫性の高い悪・竜技と相性が良い。
ちょうはつ100補助技対策。素早いので使いやすい。
でんじは90相手の素早さ半減。電気や地面、ミストフィールド等に注意。
みがわり-先制での補助技空かし。または有利対面で使い交代先を見てから有効打を撃つなど。
おいかぜ-味方の素早さ強化。ダブル向き。
+  採用率の低い技
  • 対鋼の炎・地面・格闘技について
    悪技は鋼にも等倍で通るものの、サーフゴー以外には炎・格闘・地面技のいずれかの技のほうが有効。
    型やパーティ構成によっては上記の技の優先度は下がるとはいえ、基本は鋼対策としていずれかを搭載することが推奨される。

テラスタル考察 [編集]

基本的には毒か鋼からの選択。他には炎や悪、ドラゴンやフェアリーが選択肢に入る程度。

タイプ主な技解説
りゅうせいぐん
りゅうのはどう
げきりん
ドラゴンダイブ
悪としての弱点を消しつつ一般ポケモン最大火力のりゅうせいぐんを叩き込める。
C特化なら火力持ち物無しでもC特化珠ラティオスのりゅうせいぐんとほぼ同等の火力。
あくのはどう
バークアウト
かみくだく
竜としての弱点を消しつつ、通りの良い悪技を強化。後続のフェアリー対策は必須。
ゲップ
テラバースト
エスパーを呼ばず、格闘・フェアリーを半減し、地面はふゆうで透かす。
このテラスタイプにするならテラバースト採用が基本。
ラスターカノン浮いている鋼で竜に強く、妖を強引に返り討ちにできるが、格闘が一貫する。
格闘タイプは後続に任せよう。炎に弱くなる点には注意。
だいもんじ
かえんほうしゃ
ほのおのキバ
対氷。一応妖も受けられる。サブウェポンの火力を重視するなら。
かみなりのキバ
テラバースト
ふゆうと合わせて弱点無しにできるが、使える電気技はかみなりのキバだけ。
サイクルを回さない場合の選択肢か。
テラバースト闘・竜に強くなれる。浮遊+フェアリーは耐性が優秀。テラバーストも有用。
ディンルーなど自分のパーティ内に悪が複数いる場合の選択肢。
悪と炎の攻撃範囲を持っているため鋼ポケモンや鋼テラスは呼びづらい。
テラバースト格闘を透かせる。環境に格闘が多いなら候補か。
もろはのずつき
ストーンエッジ
いわなだれ
がんせきふうじ
テラバースト
ウルガモステツノドクガ
だいちのちから
じしん
ダブルの単体地面技を強化したいなら。
なみのり
ハイドロポンプ
ランドロスヒードラン
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。
+  使用率・採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

特殊アタッカー型 [編集]

性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252D4

有利対面から高火力技を放ち、相手が居座ろうが退かれようが負担をかけサイクルを崩す型。
フェアリーに負担をかけられないりゅうせいぐんを放つには読みが必要。
努力値振りは現環境はすばやさが重要なので基本的にS振り。
CS252で確定させた場合、ポリゴン2およびポリゴンZが解禁されたため、ダウンロード対策およびHP最大値8n-1の両立で端数は原則Dに振ること。

テラスタルのタイプは基本的には毒か鋼。
それぞれ運用が違うため、下記に考察する。

毒テラスタル [編集]

持ち物:いのちのたま/こだわりスカーフ/オボンのみ(ゲップ採用時)など
確定技:りゅうせいぐんorりゅうのはどう/あくのはどう
優先技:テラバーストorゲップ/だいもんじ
攻撃技:きあいだま/だいちのちから
補助技:わるだくみ/ちょうはつ

エスパーは元の悪タイプで牽制でき、地面は特性ふゆうで透かす。
事実上、弱点を克服したテラスタルと言える。
下記の鋼テラスタルと比較すると、格闘を半減に抑えることで対面性能を重視した型。

一方で鋼テラスと比較すると圧倒的に耐性が少ないため、サザンドラ本来のサイクル適性は半ば放棄することになる。
そのため、基本的には居座り撃ち合いを制するためのテラスタルと言える。
相手の悪ドラゴンに対する有効打を招き入れて、テラスタルから逆転を目指すのが勝ち筋となる。

よって打ち分けができず、素早さの補強にもならないこだわりメガネは基本的には採用外。
りゅうせいぐんは優先して採用すべきだが、撃ち合いを重視する型なのでりゅうのはどうも選択肢にはなる。
毒技はきのみを持たせるならゲップだが、スカーフなどを使う場合はテラバーストを採用する。

鋼テラスタル [編集]

持ち物:こだわりメガネ/こだわりスカーフなど
確定技:りゅうせいぐん/あくのはどう/ラスターカノン
優先技:だいもんじ
攻撃技:きあいだま/だいちのちから/とんぼがえり
補助技:ちょうはつ

単鋼と特性ふゆうにより圧倒的耐性を誇るテラスタイプ。
ただし、テラス前もテラス後も格闘弱点は変わらない。
毒テラスタルと比較すると、サザンドラ本来のサイクル適性を継承したテラスタルと言える。

もう一つの利点として、テラス前の段階からラスターカノンで鋼技を気軽に撃つことができる。
ふゆう悪ドラゴンの優秀な耐性を維持したい時でも、呼ぶフェアリーに対する打点を維持できる。

よって、サイクル適性を鑑みると、持ち物としてはこだわりメガネ、こだわりスカーフなどが有力候補となる。
浮いている鋼という点でガブリアス等の対竜性能に優れていることも強み。

持ち物候補が多く、それぞれ採用目的や運用方法が違うため、下記に分けて考察する。

こだわりスカーフ [編集]

確定技:りゅうせいぐん/あくのはどう
優先技:とんぼがえり/だいもんじorかえんほうしゃ
攻撃技:きあいだま/ラスターカノン/だいちのちから

素早さをスカーフで補い、上から叩ける範囲を広げる型。
サザンドラは強くフェアリーを呼ぶことがネックだが、それらの対面や後出しに対して先制とんぼがえりを撃つことが比較的安定行動になる。
苦手なドラゴンに対しても先制りゅうせいぐんによる奇襲が可能なため、本来苦手な相手への対応力の上昇が強みと言える。
きあいだまは不安定ながらバンギラスに対するストッパーになれ、不利な状況から強引に勝ち筋を残せる技。
アーマーガアハッサムパオジアンなど炎が弱点なメジャーなポケモンが多いので炎技はほしいところ。

こだわりメガネ [編集]

確定技:りゅうせいぐん/あくのはどう
攻撃技:だいもんじorかえんほうしゃ/きあいだま/だいちのちから/ラスターカノン/ハイパーボイス

技の撃ち分け性能を削いで火力を最大限に高め、撃ち逃げに特化した型。
耐久を削らずに火力補強ができるため、サイクル戦主体のサザンドラと相性がよい。

C特化+メガネならH252ヒードランもあくのはどうで確2(とつげきチョッキ持ちやD特化だと確3)なのでクレセドランはあくのはどう連打で事足りる。
はらだいこマリルリに対してはC特化+メガネだいちのちからが高乱2。
交代読みで当ててもオボンのみ持ちには勝てないが、相手のはらだいこ無双を阻止することができる。

いのちのたま [編集]

確定技:りゅうせいぐん/あくのはどう
優先技:だいもんじorかえんほうしゃ
攻撃技:だいちのちから/ラスターカノン/ストーンエッジorいわなだれorもろはのずつきorがんせきふうじ/とんぼがえり
変化技:ちょうはつ/みがわり

こだわらないことで広範囲の撃ち分け性能を活かし、特定の組み合わせをメタることができる。
こだわりメガネとの最大の差別化点は、サブウェポン含めすべての技の火力が底上げできる点や技を打ち分けできる点。
悪・炎の技範囲の広さが魅力。

がんせきふうじは補助的な攻撃技で、自分より早い相手のタスキを潰しつつ追い抜いたり、
カイリューのマルチスケイルを剥がしつつ竜の舞を使われても抜かれないようにすることができる。
また、おくびょうA無振りでもH6振りウルガモスを高乱数(87.5%)で倒せる。

きあいのタスキ [編集]

確定技:りゅうせいぐん
優先技:あくのはどう/でんじはorちょうはつ
攻撃技:だいもんじorかえんほうしゃ/きあいだま/だいちのちから/ラスターカノン/ストーンエッジorいわなだれ

本来苦手な相手である高速ドラゴンやゲンガーといった先手で弱点を突かれる相手を誘い、
タスキで耐えて返しの一撃で落とすことを目的とした対面重視の型。
耐久が高いため一見きあいのタスキとの相性は悪そうに見えるが、上記の相手に対する対面性能の向上や
不意の弱点技による役割破壊で出落ちすることを防げるため、実際のシナジーは非常に高い。

ドラゴンへの役割を持つためにもりゅうせいぐんは確定。
他の型との役割対象の違いにより、本来は確定枠である悪技はこの型では優先技止まりとなっている。

また、舞ったウルガモスもタスキやヨロギのみ以外なら比較的安定して見れるという強みもある。
ウルガモスへの岩技としていわなだれを採用する場合は、むじゃき・せっかち・うっかりや・おっとりなどのBorD下降補正の性格も候補。
Aに下降補正があると、無振りウルガモスに対して確1→50%の乱数に大きくズレる。

持ち物補正がないため低火力、かつCダウンのあるりゅうせいぐんを主軸に動くため、起点回避のでんじはorちょうはつも有用。
引き先がない状態でスカーフ持ちと対面したとき、でんじはでSを削いで削りまでいれる独自の動きが可能。

特殊受け型 [編集]

性格:おだやか/おくびょう/ひかえめ
努力値:仮想敵に合わせてHD調整、残りCS
持ち物:たべのこし
確定技:あくのはどう
優先技:みがわりorちょうはつ(両立可)/でんじは
攻撃技:だいもんじorかえんほうしゃ/がんせきふうじ
変化技:まもる/わるだくみ

撃ち逃げ性能重視のアタッカー型に対し、優秀な耐性を活かすべく繰り出し性能を伸ばした受け重視の型。
特殊ゴースト、エスパー、炎、水、草、電気、悪が役割対象となる(フェアリー技持ちには注意)。
基本は特殊アタッカーの一発を耐えてでんじはを撃ち、あくのはどうでまひるみを狙う。
特殊耐久目安としてはゲッコウガのいのちのたまれいとうビーム耐えなど。

物理・特殊受けの違いはあるものの数値的にはサンダー(の種族値)に近く、受けが務まる特殊耐久力を有している。
具体的にはC216シャンデラのメガネだいもんじがH199D119以上(無補正H252D68振り以上)で2発耐えになり受け可能。

悪技の通りがよいためドラゴン技は不要。
カバルドンは変化技を使ってきやすいため、ちょうはつやみがわりがあれば安定しやすい。
特定のポケモンの処理を速めたい場合は炎技が有用だが、基本は悪技のみで十分。

状態異常回避や有利対面での安定行動として使えるみがわりも有用。

特攻調整
C166:H135D110シャンデラ 102.2%~121.4% 確1

わるだくみ型 [編集]

性格:おくびょう
努力値:CS252 or HS252 その他調整
持ち物:たべのこし/オボンのみ/混乱実/カムラのみ
確定技:あくのはどう/わるだくみ
優先技:みがわり
攻撃技:りゅうのはどうorりゅうせいぐん/ラスターカノン/だいちのちから/かえんほうしゃ
変化技:でんじは/ちょうはつ

ドヒドイデなどの高耐久・低火力ポケモンへみがわりを出し、わるだくみ積みの起点にする型。
みがわりを残したまま相手を倒すことができれば、フェアリータイプなどの苦手な相手を逆に倒せる可能性も高まる。

みがわりを入れれば攻撃技は2つになる。
一貫性・威力共に優秀なあくのはどうは確定。もう1つは上記の選択肢から選択。
りゅうのはどうは火力が高いものの、両技がフェアリーで止まってしまう。
汎用性を持たせたいなら、悪と合わせて(単タイプなら)全18タイプに等倍以上を取れるラスターカノンの採用がおすすめ。
ドドゲザンと同じ技範囲、技の威力は低いがもともと特攻が高いうえにわるだくみを積んでいるので火力は十分。

でんじは、ちょうはつはあると便利だが、技スペースが厳しい。

速攻エース型 [編集]

性格:ひかえめ or おくびょう
努力値:CS252ベースで耐久調整
持ち物:いのちのたま/じゃくてんほけん/ラムのみ
確定技:りゅうのまいorスケイルショット/りゅうせいぐんorりゅうのはどう/あくのはどう
選択肢:だいもんじorかえんほうしゃ/ラスターカノン/だいちのちから/きあいだま/もろはのずつきorストーンエッジ/ゲップ

隙を見てりゅうのまいを使い、微妙に足りない素早さを補ってから全抜きを狙う型。
りゅうのまいは物理型の偽装や、ストーンエッジなどの威力補強ができる。ただし、ミミッキュで止まる。
スケイルショットはS上昇とタスキつぶしが両立できるものの、やはりミミッキュに無効。命中もやや低く、耐久も下がる。

じゃくてんほけんを持たせる場合、後ろにフェアリーを控えさせればとんぼがえりで安定行動をとってくる相手を起点にできる。

起点作り型 [編集]

性格:おくびょう(推奨)orせっかちorむじゃき
努力値:CorB252 S252 H4
持ち物:きあいのタスキ
優先技:ステルスロック/ちょうはつ/でんじは/リフレクター/バークアウト
選択肢:とんぼがえり/がんせきふうじ/ほのおのうず/ほえる

先発で繰り出し、相手の起点作りサポーターにはちょうはつ、アタッカーにはでんじは→リフレクターorバークアウトで隙なく後続の起点を作る型。
アタッカーとしてのイメージが先行しやすいため読まれにくく、自身が悪タイプである故に相手側のいたずらごころも牽制できるのが強み。
またちょうはつを受けづらいため安定してステルスロックを撒きやすい。
多くの起点作り型に対して上を取りやすい素早さを持ち、最速にしておけばミミッキュの上からリフレクターを貼れる。
反面、技スペースの関係で火力を活かせる技はほぼ入らないため、温存を考えるよりは使い捨てを前提とした運用方針になる。

元の耐久が最低限あるためタスキはもったいなく思えるが、フェアリーが跋扈する現環境で安定性を求めるならば優先して持たせたい。

最速B252H4にした場合、リフレクターを張ればようき珠ミミッキュのじゃれつく+かげうちを超低乱数に抑えられる。


相性考察 [編集]

サザンドラ+サーフゴー
この2体で全てのタイプを半減以下にできる。
一部の特性を持つポケモンの攻撃(きもったま+格闘、かたやぶり+地面など)は双方に等倍以上で通る。
サザンドラ+水/フェアリー
概ね半減以下にでき、サザンガルドと異なりガブリアスやバシャーモにも強い。
ノーマル、毒、フェアリー(およびフリーズドライ)は一貫するため鋼枠での補完が望ましい。
サザンドラ+水/毒
水/毒が格闘、虫、フェアリー、氷を受けられ、サザンドラが地面、エスパー、電気を受けられる。
フリーズドライには共に弱点を突かれるので注意。
サザンドラ+毒/フェアリー
サザンドラの弱点を毒/フェアリーは氷以外全て半減以下にする。毒/フェアリーの弱点、エスパーはサザンドラが無効にする。
氷、鋼の一貫を切るために、3枠目は炎や水、鋼が望ましいが、水の場合はフリーズドライ、炎と鋼の場合はかたやぶり+地面に注意。

対サザンドラ [編集]

注意すべき点
あくタイプ屈指の特攻を誇り、範囲も広いため序盤から高い負荷をかけられる。
並以上の耐久と恵まれた耐性を持ち、相性のよい味方が多くサイクル戦に長ける。
わるだくみやりゅうのまいといった積み技を使ってくる型もいるため、読み違いがパーティ壊滅に繋がることも。
フェアリー対策にラスターカノンを搭載していることがある。
対策方法
4倍弱点のフェアリー技や、高火力のドラゴンかくとう技等で攻めれば落とせる。
しかしこだわりスカーフ持ちがそこそこ多いため、素早さ種族値で上回っていても低耐久や弱点を突かれる場合は注意。
マリルリに対してはラスターカノンが等倍で、有効打がほぼ無い。
苦手な相手からは退くことが多いため、退き際を起点にできる積み技や退き先への役割破壊も視野に入れながら戦いたい。
しかしサザンドラ側もちょうはつや積み技など耐久型を崩す手段を多く持つので、役割遂行の遅い耐久型で受けるのは非推奨。

外部リンク [編集]