サーナイト - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

サーナイト [編集]

No.0282 タイプ:エスパー/フェアリー
通常特性:シンクロ(どく、まひ、やけど状態にさせられると相手も同じ状態異常にする)
     トレース(相手と同じ特性になる)
隠れ特性:テレパシー(味方の攻撃を受けない)
体重  :48.4kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
サーナイト68656512511580518シンクロ/トレース/テレパシー
ブリムオン57909513610329510いやしのこころ/きけんよち/マジックミラー
サケブシッポ115659965115111570こだいかっせい
分岐進化&パラドックスHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
サーナイト68656512511580518シンクロ/トレース/テレパシー
エルレイド68125656511580518ふくつのこころ/きれあじ/せいぎのこころ
テツノブジン741309012060116570クォークチャージ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ゴースト/はがね/どく
いまひとつ(1/2)エスパー
いまひとつ(1/4)かくとう
こうかなしドラゴン

第三世代出身の「エスパー×フェアリー」複合タイプ。
同複合のうち、全ての種族値が上位互換且つ傾向も似通るカプ・テテフが不在のため能力傾向面での個性は出しやすくなった。
今作での同複合はブリムオンと新登場のサケブシッポの2体。
この複合は一致技で鋼以外に等倍を取れ、弱点3耐性3と一見悪くないが、フェアリー側の弱点がそのまま残っているのが難点。
特にエスパーの役割対象である毒が自身にも抜群、かといってフェアリーらしく数の多い悪と戦うにも一致技を等倍で受けなければならないなど、
サイクルにやや不向きな面がある。
高速or割り切った鈍足かつ先発サポートに適正を持つ他2体はこの問題をある程度避けて通れるが、
中速帯かつ物理耐久が低いサーナイトは影響を受けやすい。

特色となるのが特性トレースであり、所有者も自身とポリゴン2のみと希少。
相手に依存する部分は大きいが、いかくマルチスケイルちょすいといった耐久強化・耐性強化の特性を写し取ることで変則的な繰り出し性能を発揮できる。
豊富なサブウエポンを備え攻撃範囲は優良なポケモンなので、環境に存在する仮想敵を上手く見つけてカスタマイズできるかが活躍の鍵となる。

新特性や新メインウェポンを獲得して攻撃性能が大幅強化されたエルレイドと比較すると目立った強化は少ないが、
第八世代にて習得したマジカルフレイムは、わざマシンのない今作でも基本技及びタマゴ技に追加されたため引き続き使用可能。
また、安定した鋼打点として新たにはどうだんを、碧の仮面ではしんくうはを習得。命中不安のきあいだまや物理のかげうちに頼る必要が無くなった。
碧の仮面では他に自主退場技であるミストバーストを再習得し、さらに新規技としてじゅうりょくを習得。
後者はさいみんじゅつとの相性がいい他、ミストバースト、いやしのねがい、おきみやげの何れかと併せると後続に恩恵を引き継ぎやすい。



特性考察 [編集]

シンクロ
状態異常にかかると相手にも移す。自身の回復はできないため、状態異常対策としては弱い。
どちらかというと、トレースのデメリットを嫌う時にサポート型で候補となる。
また、スカーフ型の場合にまひを食らうと機能停止気味になるため、
その際に相手にもうつすことで疑似的に縛り関係を維持できるためその状況を視野に入れるなら。
トレース
場に出たとき目の前にいる相手と同じ特性になる。
完全に相手依存になるのであまり安定はしないが、相手の特性を知れるという側面もある。
ばけのかわ等はトレースできず、なまけ等のデメリット特性を得てしまう事もある一方、
いたずらごころてきおうりょくなどの優秀な特性をトレースできると強力。
いかく物理やもらいび炎を動きにくくさせたり、特性が初見では見破りにくい相手でも判別できる。
わざわいのうつわなどの9世代準伝説の特性を、ミラー以外で実質的に無効化できる数少ないポケモン。
さらにイーユイ以外の弱点も突ける点が強力。
ポリゴン2はDLCで復活したが、依然としてシングルでは基本的にこれ。
テレパシー
隠れ特性でダブル専用。味方の攻撃を受けなくなる。じしんやヘドロウェーブ持ちの相方と組むなら。
かたやぶりで貫通されるため、相方を選ぶ際には忘れずに。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
ムーンフォース95(142)100特攻↓30%タイプ一致技。優秀な攻撃技。
マジカルシャイン80(120)100-タイプ一致技。ダブルでの全体攻撃に。
ミストバースト100(150)100使用後瀕死タイプ一致技。大ダメージを与えて退場できる。MF下で威力1.5倍。
しめりけで不発に終わるため、自身のトレースにも注意。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。
サイコショック80(120)100-タイプ一致技。特殊受け対策。
サイコノイズ75(112)1002ターン回復封じタイプ一致技。威力は控えめだが相手の回復動作を封じられる上にみがわり貫通。
のどスプレーと併用可能。
アシストパワー20(30)~100-タイプ一致技。能力上昇で威力上昇。
積み技や味方からのバトンタッチとあわせて。
ゆめくい100(150)100HP吸収タイプ一致技。クセはあるが、貴重な回復技。
ワイドフォース80/120
(120/180)
100PF時威力1.5倍
PF時相手2体攻撃
タイプ一致技。
条件を満たせばタイプ一致補正とフィールド補正を含めて威力234の超火力。
ふゆうトレースに注意。
マジカルフレイム75100特攻↓100%対鋼。追加効果で更に特殊に強くなれる。
はどうだん80-必中対鋼。今作で習得した安定性能技。
きあいだま12070特防↓10%同上。高威力だが命中難。仮想敵への確定数が変わる場合こちら。
シャドーボール80100特防↓20%対エスパー、ゴースト。鋼にも等倍。
10まんボルト90100麻痺10%水/飛行や鋼/飛行に。かみなりは覚えない。
エナジーボール90100特防↓10%地面/水に。
くさむすび20~120100-威力不安定。100.0kg以上ならエナジーボール超え。
こごえるかぜ5595素早さ↓100%サポートに。自身にも後続にも生きる。ダブルだと相手全体攻撃。
しんくうは40100優先度+1先制技。鋼に抜群で通り便利だがゴーストには通らない。タスキ潰しに。
テラバースト80<120>100解説参照テラスタル時にタイプ変化し、ランクも含めて攻撃が高い場合は物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
かげうち40100優先度+1先制技。しんくうはと違い物理技だがゴーストにも当たる。タスキ潰しに。
はたきおとす65/97100道具排除追加効果が優秀。
変化技タイプ命中解説
さいみんじゅつ60強力だが、命中も効果ターンも不安定。からぶりほけんと併用で唯一のS上昇手段に。
でんじは90サポート用。電気や地面、ひらいしん等には無効。
おにび85物理アタッカー対策。炎やこんじょうに注意。
ちょうはつ100妨害技。補助技対策。
アンコール100妨害技。積み技対策。
かなしばり100妨害技。アンコールやみがわりとあわせて。
みちづれ-苦手なアタッカーを道連れに。連続で出すと必ず失敗。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。
ひかりのかべ-サポート用。味方の特殊耐久を強化。
めいそう-特攻・特防を補強。特殊面を補える。
ねがいごと-回復技。主にサポート用。
いやしのねがい-退場技。後続の全回復。無償降臨に。
おきみやげ100退場技。起点作りに。
トリック100こだわり系アイテムとあわせて。
ふういん-ダブル向き。まもるやトリックルームとあわせて。
てだすけ-ダブル用。味方の技威力1.5倍。
トリックルーム-ダブルでのS操作。ねこだましで守ってもらう等しながら発動する。
じゅうりょく-サポート技。5ターンの間全員の回避率を下げ、地面に下ろす。
さいみんじゅつと相性が良い。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
はかいこうせん
テラバースト
解説
マジカルフレイム対鋼。
テラバースト解説
10まんボルト対水飛行。麻痺無効。
エナジーボール
くさむすび
対水地面。粉技無効。
こごえるかぜ
テラバースト
4倍狙いで。
きあいだま
はどうだん
対鋼。
テラバースト解説
テラバースト対鋼。
テラバースト解説
サイコキネシス
サイコショック
アシストパワー
一致技の強化。毒鋼の弱点を消せるが、耐性が少なくなるので注意。
テラバースト解説
テラバースト解説
シャドーボール
かげうち
対霊超。
テラバースト解説
テラバースト対霊超。霊半減、いたずらごころ耐性。
テラバーストもらいびやふゆうをトレースできればおいしい。
ムーンフォース
マジカルシャイン
テラバースト
一致技の強化。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察 [編集]

スカーフ型 [編集]

特性:トレース/シンクロ
性格:おくびょう(推奨)/ひかえめ
努力値:CS252 B4
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:ムーンフォース/サイコキネシスorサイコショック
優先技:マジカルフレイム/トリック/10まんボルト
選択技:きあいだまorはどうだん/シャドーボール/エナジーボール/みちづれ

ドラゴンに上からムーンフォースを叩き込めることに加え、トレースとこだわりスカーフの組み合わせにより、
すいすいカマスジョーなどを上から叩くことができる点が特徴。変化技になるが、スカーフトリックや先制みちづれも可能。
最速ドラパルトパオジアンを抜けるためおくびょう推奨。
HP無振りの場合、実数値が143で16-1になるため、CS252振りの場合は余った努力値はHP以外に回すと良い。

チョッキ型 [編集]

特性:トレース
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252ベースor HC252ベース
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ムーンフォース/サイコキネシスorサイコショックor サイコノイズ
優先技:マジカルフレイム/しんくうは
選択技:はどうだんorきあいだま/10まんボルト/シャドーボール/エナジーボール/こごえるかぜ
テラスタイプ:ほのお、みず、フェアリーなど

対特殊に強くした型。Hに172振りとつげきチョッキを持たせることでハバタクカミのC特化メガネシャドーボールも耐える。
もちろんSに振って先に倒すのもいいのでそこはお好みで。
技は基本的には確定技+優先技で良いが、仮想敵によっては選択技も入ってくる。

+  型サンプル

サポート型 [編集]

特性:トレースorシンクロ
性格:ずぶとい/おくびょう/おだやか
努力値:H252 BorDorS252
持ち物:ひかりのねんど/きあいのタスキ/オボンのみ/からぶりほけん(さいみんじゅつ採用時)
優先技:おきみやげorみちづれorミストバースト
攻撃技:サイコキネシスorサイコショック/ムーンフォース/こごえるかぜ/マジカルフレイム
変化技:ひかりのかべ/リフレクター/ちょうはつ/でんじは/おにび/アンコール/かなしばり/トリックルーム/いやしのねがい/さいみんじゅつ

先発に繰り出し、豊富な変化技を活かす型。壁張り・起点作り・トリックルーム・状態異常撒きなどが可能。

サーナイトより速い物理アタッカーを呼びやすいため、きあいのタスキを持たせるか防御特化するかなどを検討すべし。
いやしのねがいもできるが、受け出しには不向きである。
麻痺を起点に展開する相手に対し、サーナイトが痺れなければ先手で変化技を使って阻止することができる。

【ダブル】アタッカー兼サポート型 [編集]

特性:トレース/テレパシー
性格:おくびょう/おだやか/ずぶとい
努力値:HS252/CS252/HD252/HB252
持ち物:きあいのタスキ/回復系実/こだわりスカーフ/いのちのたま/ひかりのねんど
確定技:ムーンフォースorマジカルシャイン(両立可)
攻撃技:サイコキネシス/マジカルフレイム/きあいだま/シャドーボール/10まんボルト/こごえるかぜ
変化技:まもる/ひかりのかべ/リフレクター/ちょうはつ/でんじは/おにび/アンコール/かなしばり/しんぴのまもり/トリックルーム/ふういん/トリック/みちづれ/いのちのしずくorいやしのはどう

ダブルバトルで豊富な補助技を活用しつつ、自身もアタッカーとして動くことができる。
同複合とは、補助技の多さなど習得技で差別化できる。
テレパシーで味方の範囲攻撃を防ぎながら、壁張り、スカーフトリック、状態異常撒き、ふういんによるトリックルーム、相手の特殊アタッカーのメイン・サブ技を封じるなど、色々なことができる。
とはいえあれもこれも任せようとしても技スぺが足りないので、パーティに合わせて特性や技を選ぶ必要がある。


対サーナイト [編集]

注意すべき点
特殊方面に優れ、こだわりスカーフでの奇襲・耐久特化でのサポートに注意。
各種サブウェポンやサイコショック・ちょうはつ等による役割破壊も厄介。
補助技使いとしては素早さが高めであり、安易な受け出しは起点にされかねない。
特性が強力だとトレースで逆用されてしまう事も。
対策方法
どの型でも安定するポケモンは少ないが、はがねタイプが攻防ともに比較的安全。
きあいだまやマジカルフレイムで4倍弱点を突かれないポケモンならなおよい。
ルカリオ等の先制技持ちはこだわりスカーフにも強い。

外部リンク [編集]