ヌメルゴン - ポケモン対戦考察まとめWiki|最新世代(スカーレット・バイオレット)

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ヌメルゴン [編集]

No.0706 タイプ:ドラゴン
通常特性:そうしょく(受けた草タイプの技を無効にし、攻撃が1段階上がる)
     うるおいボディ(雨の時に、ターン終了時に状態異常を回復する)
隠れ特性:ぬめぬめ(直接攻撃をしてきた敵の素早さを1段階下げる)
体重  :150.5kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
特殊竜HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ヌメルゴン901007011015080600そうしょく/うるおいボディ/ぬめぬめ
Hヌメルゴン8010010011015060600そうしょく/シェルアーマー/ぬめぬめ
レジドラゴ200100501005080580りゅうのあぎと

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)こおり/ドラゴン/フェアリー
いまひとつ(1/2)ほのお/みず/くさ/でんき
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

特性そうしょくの場合、くさ無効


第六世代の600族。エースとして運用されやすい600族としては珍しく、耐久寄りの配分。
特殊耐久の高さは折り紙付きで、ドラゴン単タイプということで弱点も少なく、不一致抜群程度なら余裕を持って耐えられる。
特性も長期戦や攻撃を受けることを想定したものであり、一見すると耐久ポケモン向けの性能を持つ。
しかし物理耐久は並程度。ねむる以外の回復技もダブル向けのいのちのしずくしか覚えず、基本である対面運用ではどうしても使い捨てになりがち。

攻撃性能も数値は悪くはないが、弱点を突きづらいドラゴン単タイプの為にアタッカーとしての性能は今一つ。
決定力を上昇させる積み技も持たないので、数値以上の火力は出ず、全体的に中途半端なイメージがどうしても付きまとう。
弱点も少ないとはいえ強力なドラゴンが多数存在する以上、対策として採用されることの多いタイプばかり。
総じてドラゴン枠としての採用理由を見出しづらく、種族値の高さに反して明確な採用意義を持たせるのが難しいポケモン。

とはいえ、不一致ながらサブウェポンはかなり豊富。そのレパートリーの広さと特殊耐久を活かせば十分に活躍は見込める。
耐性、種族値、特性と全体的にサイクル戦に適した性能を持つので、サイクルに組み込んで運用するのがよいだろう。

第九世代で実装されたテラスタルによってみずタイプに変化することでこおりを半減でき、そうしょくの場合は弱点をでんきのみにできる。
みずタイプの技を多く覚えるため、一考の余地はある。フリーズドライはテラスタル前後で抜群になってしまうため注意。

あまえる、ひやみず、ドラゴンクローを新規習得。またヌメイル限定だがとけるを再習得。

新たに登場したHヌメルゴンは鋼複合により非常に強固な耐性を持つライバル。
こちらが苦手とするこおり・フェアリー・ドラゴンを等倍にでき、あちらのみ覚えるヘビーボンバー・アイススピナーなど対策技も完備している。
原種のみ覚えるのはパワーウィップと、碧の仮面で獲得したどくどくとねっとう。差別化のためにどれかは持っておきたい。
現環境ではかまどオーガポン暁ガチグマ連撃ウーラオスなどが上位で活躍しており、それらの一致技に耐性面で勝る点でも原種を採用する意義はあるといえる。

ヌメイルの考察はノートにあります。



特性考察 [編集]

そうしょく
他のポケモンから受けるくさ技を無効化する。
元々くさ半減だが、粉技ややどりぎのタネ、ちからをすいとる等厄介な技をシャットアウトできる。
単純に役割対象が広がり、得意とするサイクル戦において優秀な特性。
キノコのほうし持ちに強くなる点も含め、特に理由が無ければこの特性を優先して構わないだろう。
ただし、リククラゲきんしのちからには貫通されるので注意。
物理型なら上がった攻撃も無駄にならないのだが、肝心の物理技はデメリットがあったり、威力か命中に不安の残るラインナップ。
安定感のある特殊型で運用する場合が殆どであるため、むしろイカサマや混乱の自傷ダメージが増えるデメリットの影響の方が大きい。
A下降補正・個体値0・無振り+A1段階上昇の不一致イカサマでH無振りヌメルゴンが確3、一致だと確2。H振りだとどちらも低乱数になる。
うるおいボディ
雨が降っている間、ターン終了時に状態異常を回復する。
状態異常全般に強くなれ、ねむると組み合わせた耐久型にすることも可能。くさ以外の状態異常技を意識する場合もこちらが優先。
こんらん等の状態変化は治せないので、げきりんとのコンボはできない。
採用する場合は雨で威力が上がるみず技も習得させておきたい。
ぬめぬめ
隠れ特性。直接攻撃をしてきた相手の素早さを1段階下げる。
カーリーヘアーと同じ効果。
効果自体は優秀だが、物理耐久は控えめなので試行回数は限られる。基本的には後続に繋げるために使われることが多いだろう。
一方でミミッキュマリルリなど、接触技を持つ物理を誘いやすいので発動機会自体は多い。
ヌメルゴン=そうしょくのイメージが強く、対面で草技を打たれることは少ないため、対の選択肢としては十分候補になる。
ダブルでもねこだましに強くなるので悪くない。
特性が発動するとそうしょくではない事がバレるため、一転してキノコのほうし等の起点にされかねないのは忘れずに。

技考察 [編集]

特殊技タイプ威力命中効果解説
りゅうせいぐん130(195)90特攻↓↓タイプ一致技。連発には向かない。撃ち逃げ・両刀向き。
りゅうのはどう85(127)100-タイプ一致技。性能安定。
だいもんじ11085火傷10%対鋼。そうしょくでの草への遂行技。
かえんほうしゃ90100火傷10%だいもんじと選択。命中重視。
ヘドロウェーブ95100毒10%対フェアリー。そうしょくでの草への遂行技。ダブルでは周囲全体攻撃。
ヘドロばくだん90100毒30%対草・フェアリー。複合以外のフェアリーに刺さる。
アシッドボム40100特防↓↓100%特殊受けを崩す。鋼には無効。
10まんボルト90100麻痺10%水・飛行に抜群で鋼・フェアリーにも等倍。特にギャラドスに有効。
かみなり11070麻痺30%10まんボルトと選択。雨とあわせて。
きあいだま12070特防↓10%対鋼。高威力・命中難。バンギラスに有効だが、持ち物補正なしだとC特化でも低乱1。
不一致テラスタル後にサザンドラを相手取る際にも。
れいとうビーム90100凍り10%一致技と範囲が被る。主に氷4倍のドラゴンや、そうしょくを貫通するリククラゲへ。
草への遂行技としては、雨でない場合は炎技の方が優先される。
ふぶき11070凍り10%命中不安だが火力を求める場合に。
ハイドロポンプ11080-高火力。命中不安。メガネ型での対ウルガモスカバルドン用。
なみのり90100-命中安定。ダブルでは全体攻撃。
だくりゅう9085命中↓30%炎・岩・地面に抜群で鋼・フェアリーにも等倍。ダブルでは相手全体攻撃。
ねっとう80100火傷30%呼ぶ物理への交代読みで。上手く火傷を引ければ後続での処理が楽になる。
マッドショット5595素早さ↓100%唯一の特殊地面技。追加効果は優秀。
物理技タイプ威力命中効果解説
げきりん120(180)100行動固定タイプ一致技。行動固定が痛い。混乱はうるおいボディで治らない。
ドラゴンクロー80(120)100-性能安定だが威力は控えめ。
じしん100100-対電気・炎・鋼(特にジバコイル)。ダブルでは周囲全体攻撃。
パワーウィップ12085-水・岩・地面に抜群。高威力・命中難。Bの低い相手を強く意識するなら。
ほのおのパンチ75100火傷10%対鋼。そうしょくでの草への遂行技。
いわなだれ7590怯み30%ウルガモスで、1.2倍補正以上でH振りが一撃。
怯みは狙いにくい。ダブルでは相手全体攻撃。
はたきおとす65/97100道具排除追加効果が優秀。
アクアテール9090-じしんやパワーウィップと範囲が被る。アクアブレイクやたきのぼりは覚えない。
ドラゴンテール60(90)90優先度-6
相手交代
タイプ一致技。起点化回避に。フェアリーは交代させられない。
フェイント30100優先度+2きあいのタスキ潰しや、ダブルでのまもる解除に。
カウンター-100優先度-5低めの物理耐久で物理技を誘って倍返し。きあいのタスキとあわせて。
変化技タイプ命中解説
いのちのしずく-最大HPの25%回復。唯一の高速回復技。ダブルでは味方も同時に回復。
どくどく90耐久型対策。自身が要塞化する場合にも。ヒスイのすがたは覚えない。
のろい-攻撃・防御を補強。素早さ低下が痛い。
とける-防御を強化。物理アタッカーへの交代読みで。ヌメイル限定レベル技。
ねむる-回復技。カゴのみやうるおいボディとあわせて。
あまごい-かみなりや水技の強化、うるおいボディの発動に。

テラスタル考察 [編集]

タイプ主な技解説
りゅうせいぐん
りゅうのはどう
げきりん
ドラゴンクロー
一致技の強化。元々単タイプなので役割を損ないにくい。
ハイドロポンプ
なみのり
だくりゅう
ねっとう
アクアテール
氷耐性追加。等倍範囲が広い。そうしょくなら弱点の草技を無効にできる。
耐性が元とそこまで変わらないので、電気以外への役割を維持可能。
ヘドロウェーブ
ヘドロばくだん
アシッドボム
テラバースト
フェアリー。妖耐性・毒状態無効化・毒菱回収・毒毒必中も。
耐性は元が優秀なせいで物足りなくなるが、弱点も少ない為数値受けに最適。
だいもんじ
かえんほうしゃ
ほのおのパンチ
はがね。草食でのくさへの遂行技としても。
物理型なら火傷対策としても利用できる。
テラバーストフェアリー。元の弱点を全て半減できる点が優秀。
テラバーストドラゴンに対して攻防ともに有利になる。
きあいだま
きあいパンチ
テラバースト
はがね。高威力だが癖も強い技しかないので基本的にはテラバースト推奨。
マッドショット
じしん
じならし
じだんだ
テラバースト
はがね
10まんボルト
かみなり
かみなりパンチ
みずひこう。麻痺対策にも。
はたきおとす
テラバースト
ゴーストを強く意識する場合に。いたずらごころ無効。
テラバーストゴーストに加えノーマルを強く意識する場合に。ただし自身もゴースト弱点になる。
のろいの効果が変わるので注意。
+  採用率の低いテラスタル

型考察 [編集]

特殊流し兼特殊アタッカー型 [編集]

特性:そうしょく/ぬめぬめ
性格:ひかえめ/おだやか/おくびょう/れいせい
努力値:HC252orCS252ベースで耐久orS調整
持ち物:とつげきチョッキ/じゃくてんほけん/こだわりメガネ/いのちのたま/たつじんのおび/こだわりスカーフ/きあいのタスキ/たべのこし/カゴのみ
確定技:りゅうのはどうorりゅうせいぐん
優先技:アシッドボムorヘドロばくだんorヘドロウェーブ/だいもんじorかえんほうしゃ
特殊攻撃技:10まんボルトorかみなり/れいとうビームorふぶき/ハイドロポンプorなみのりorだくりゅう/きあいだま
物理攻撃技:じしん/パワーウィップ/いわなだれ/カウンター/フェイント
変化技:ねむる/こらえる/どくどく
テラスタイプ:ドラゴン/みず/どく

主に特殊炎、水、草、電に対処できる特殊流し。
攻撃範囲も非常に広いためカスタマイズ性が高く、構成次第ではタイプ相性で不利な特殊フェアリーにすら、対面なら打ち勝てるほど。

有利不利がはっきりしているためサイクル戦になりやすい。火力がぎりぎりなので、交代先に負荷を掛けるためにもC振りベースが基本。
なお、C252振りD4振りでもC162<D171となるため、努力値の無駄が少なくなるおだやかの選択肢はあり。
セオリーどおりにサイクルでの後出し性能を強化したい場合や、物理耐久を最低限補強したい場合はHCベースで。

一致技はサイクルの撃ち逃げが強いりゅうせいぐんと、連発できるりゅうのはどうから選択。
竜無効のフェアリーに抜群の取れる毒技は相性がよく、サブウェポンとしては第一候補。
アシッドボムを採用する場合は、一致技は居座りのできるりゅうのはどうのほうが使いやすいか。

一致技と毒技に耐性を持つ鋼には炎技が抜群で通る(ヒードランを除く)ので、こちらも特別な理由が無い限りぜひ採用したい。
電気技はギャラドスなど高耐久の水全般に刺さるので、必須ではないがこちらも次点候補。
水技も一貫性が高くバンギラスヒードランなどに刺さるので、構築次第では電気技を切って入れても良い。
きあいだまやじしんも同様に上記のポケモンに有効だが、完全にピンポイントなので汎用性はイマイチ。
攻撃も100なので意表を突く為に物理技を1つ入れるのも手だが、その際はそうしょく必須で素早さも削らなければいけない点に留意。

耐久力が「ひかえめHCとつげきチョッキ>耐久特化ねむカゴ」となる。
ねむるに1枠割くより、フルアタ+チョッキにして努力値もCに振る方が倒せる相手が多くなる。
HD特化も無くはないが、有利な相手にはH振り+チョッキのみで十分過ぎるうえ、火力が低い関係で遂行速度が遅くなり被弾回数が増えがち。
火力目安は以下の通り。交代で受けられてもアシッドボムと合わせて突破可能な相手は多い。

火力目安(C特化)
りゅうせいぐんで無振りエースバーンを31.2%の低乱数1。同条件砂下バンギラスを確3(41.7~49.7%ダメ)。
10まんボルトで無振りギャラドスを確1。
ハイドロポンプでH振りヒードランを確2。

物理アタッカー型 [編集]

特性:そうしょく
性格:いじっぱり/ようき
努力値:HA252 or S調整
持ち物:こだわりハチマキ/いのちのたま/たつじんのおび/こだわりスカーフ/じゃくてんほけん
確定技:げきりんorドラゴンテールorドラゴンクロー/じしん
優先技:ほのおのパンチorだいもんじ
攻撃技:パワーウィップ/アクアテール/いわなだれ/かみなりパンチ
変化技:みがわり/のろい

そうしょくの攻撃上昇を活かせる物理型。
物理技のレパートリーも豊富で、特に広範囲非接触のじしんが使える点は優秀。
一方、肝心の一致技が行動固定があるためサイクル戦に向かないげきりん、後攻になるドラゴンテール、火力が低いドラゴンクローから選択なのがネック。
特性が発動しないと火力がいまいちなうえ、いかくや火傷、接触ダメージに弱いことも欠点で、特殊型に比べると安定感に欠ける。

パワーウィップはみず×じめん複合に有効。
地面等倍以下の鋼で止まるので炎技は入れたいところだが、ダメージはA特化ほのおのパンチ<下降補正無振りだいもんじ。

雨メタ兼アタッカー型 [編集]

特性:そうしょく/うるおいボディ/ぬめぬめ
性格:ひかえめ
努力値:HC252
持ち物:とつげきチョッキ/ハバンのみ/いのちのたま
確定技:りゅうのはどうorりゅうせいぐん/かえんほうしゃorだいもんじ/かみなり
選択技:ハイドロポンプorなみのり/ねむる

ペリッパーカジリガメカマスジョーなどの雨パの水タイプとその取り巻きに軒並み強い雨パメタ。

特性はどれも候補。
ぬめぬめであればすいすいアタッカーの素早さを下げて退場することで対策が見込め、
うるおいボディなら相手の雨を利用しねむるで全回復、そうしょくなら雨パ取り巻きの草タイプに有利となる。

【ダブル】アタッカー基本型 [編集]

特性:そうしょく
性格:いじっぱり/ひかえめ
努力値:H252 AorC252
持ち物:とつげきチョッキ/じゃくてんほけん
物理技:げきりんorドラゴンクロー/パワーウィップ/じしん/ほのおのパンチ/フェイント
特殊技:りゅうせいぐんorりゅうのはどう/だいもんじorかえんほうしゃ/かみなりor10まんボルト/ハイドロポンプorだくりゅう/きあいだま/ヘドロばくだんorヘドロウェーブ
変化技:まもる

物理・特殊どちらも幅広く技を覚える。
特性はそうしょくが最優先。モロバレルのキノコのほうしやいかりのこなの影響を受けないばかりか、キノコのほうし読みで後出しすれば無償で攻撃を上げることもできる。
素の能力や技範囲は特殊型が勝る一方、そうしょくや対フェアリー性能を考慮すると物理型に軍配が上がる。


相性考察 [編集]

ヌメルゴン+マリルリ
毒とフェアリーを通すものの、それ以外の弱点を打ち消しあえる組み合わせ。
いずれも受けられる鋼と一緒に使うのがベスト。

対ヌメルゴン [編集]

注意すべき点
特防が非常に高く4倍弱点が無いため、特殊アタッカーでの突破は困難。
草タイプはそうしょくにより粉技ややどりぎのタネも通らず完封されやすい。
攻撃・特攻ともに並以上で技も豊富。鋼やフェアリーへの有効打もある。
対策方法
防御は低めなので、物理技が有効。つららばりやつららおとしは非接触なのでぬめぬめも発動しない。つららばりならカウンターも怖くない。
技範囲は広いが、ドラゴン技以外は不一致で積み技がなく、火力は低め。特殊型はアシッドボムがあるので、長期戦は禁物。

外部リンク [編集]