イダイナキバ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

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イダイナキバ

No.0984 タイプ:じめん/かくとう
特性:こだいかっせい(天気が晴れの間、またはブーストエナジーを持って場に出てから交代するまで、一番高い能力が上がる)
体重:320.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
パラドックス&原種HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イダイナキバ115131131535387570こだいかっせい
テツノワダチ901121207270106570クォークチャージ
ドンファン90120120606050500がんじょう/すながくれ
地面物理重火力ATHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
イダイナキバ115131131535387570こだいかっせい
ドサイドン115140130555540535ひらいしん/ハードロック/すてみ
ドリュウズ11013560506588508すなかき/すなのちから/かたやぶり
ランドロス(霊獣)89145901058091600いかく
ガチグマ130140105458050550こんじょう/ぼうだん/きんちょうかん

ばつぐん(4倍)----
ばつぐん(2倍)みず/くさ/こおり/ひこう/エスパー/フェアリー
いまひとつ(1/2)どく/むし/あく
いまひとつ(1/4)いわ
こうかなしでんき

パラドックスポケモンの1匹で、初のじめん×かくとう複合。
ドンファンに似た姿に違わず物理アタッカー気質で、特殊関連以外の数値で上回る。
藍の円盤ではがむしゃら、やけっぱち、サンダーダイブ、じごくづきなどを習得した。

元から高い攻撃に加えて技の威力も高く、サブウェポンも実用的なものが豊富。
総じて物理方面では攻防問わず高い性能を誇り、素早さも中速帯程度には維持しているのも強み。
抜き・積みエースやこだいかっせいを活かした晴れパの主軸と調整の幅も広い。
弱点も多いが4倍は持たず、繰り出しからのじゃくてんほけんの発動を狙う場合はむしろ好都合。
複合はどちらも物理アタッカーが多く、ライバルも豊富だが差別化はそう難しくないだろう。
弱点を潰せるテラスタルを用いるのも視野に入り、みず以外の弱点を完璧にカバーするはがねとは特に相性が抜群。

反面、特防は低く、弱点そのものは特殊寄りなため、特殊アタッカーの相手は基本的に出来ない。
テラスタルを用いたとしても、高めのHPを考慮しても特殊耐久は貧弱な部類。
晴れ下のみず相手ならば出来なくは無いが、基本的には物理アタッカーとの殴り合いを想定した運用になる。

総じて有利・不利がハッキリとした性能であり、特に物理に対しての押し付け性能が凄まじい。
特殊受けや事前の場作りなどと併せ、構築単位で動きやすい状況を作れるかが重要になる。



特性考察

こだいかっせい
基本仕様
隠れ特性や第2特性は存在せず、これのみ。
場がひざしがつよい状態であるか、持ち物がブーストエナジーである時に、HP以外の一番高い能力に補正がかかる。
両方の条件を同時に満たしても天候による発動が優先され、一度に2回発動することはない。
補正倍率は攻撃、防御、特攻、特防の場合は1.3倍、素早さのみ1.5倍。ランク補正ではないのでてんねんの影響を受けない。
実数値が最高値になるものが2つ以上ある場合、優先度がA>B>C>D>Sで設定されており、優先度の高い能力が補正対象になる。(例:AとSが最高値ならAが上昇)
ブーストエナジーは消費アイテム扱いなので、一度発動した後に引っ込んでもう一度場に出ても再発動できない。
ただし発動トリガーは天候が優先されるため、ひざしがつよい状態で繰り出せば天候が変わるまでブーストエナジーは消費されない。
トレース・なりきりによる特性コピーや、スキルスワップによる特性の入れ替えはできない。Ver.3.0.0で特性の書き換えや無効化は可能になった。
またこの特性を持つポケモンにトリックなどでブーストエナジーを渡したり奪うことはできないので注意。特性が書き換え・無効化を受けている場合も同様。
個別考察
イダイナキバの場合は攻撃、防御、素早さが効果対象。
素早さを上げたい場合、ABSの個体値がV・S上昇性格(ようき)・S努力値252かつAB努力値0にすると、素早さの実数値が攻撃と防御の実数値を1だけ上回りブースト対象となる。
ABをビルドアップで強化する前提なら候補になる。
ボディプレスの威力を計算する際、防御ではなく攻撃のブースト補正が適用されるので注意。

技考察

物理技タイプ威力命中効果解説
ぶちかまし120(180)100自分防御特防↓タイプ一致技。威力でじしんに勝るが、耐久ダウンが痛い。
じしん100(150)100-タイプ一致技。性能安定。ダブルでは周囲全体攻撃。
10まんばりき95(142)95-タイプ一致技。単体攻撃用やグラスフィールド対策に。
じならし60(90)100素早↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。ダブルでは周囲全体攻撃。
追加効果目当てなら無効化されないがんせきふうじが優先される。
インファイト120(180)100自分防御特防↓タイプ一致技。破壊力は凄まじいが、耐久ダウンが痛い。
かわらわり75(112)100相手壁破壊タイプ一致技。デメリット無しの安定技だが、威力は控えめ。
ボディプレス80(120)100自分の防御で
ダメージ計算
Aに努力値を割かない場合の選択肢。
こだいかっせいのブースト補正は通常通り攻撃のものが適用される。
ストーンエッジ10080急所ランク+1一致技両方を半減してくる飛行への打点。命中不安。
もろはのずつき15080反動1/2超威力だが、反動と命中不安が痛い。
いわなだれ7590怯み30%そこそこ素早いので怯みを狙える。ダブルでは相手全体攻撃。
がんせきふうじ6095素早↓100%こちらは味方を巻き込まず無効タイプもない。仮想敵に合わせてSを調整したい。
アイススピナー80100フィールド破壊一致技と併せて広範囲に抜群を取れる。
サンダーダイブ10095外すと反動対水・飛行。威力は高いが、外すと反動が痛い。
じめんタイプやまもる、でんき無効の特性にも注意。
やけっぱち75/150100前ターンに
技失敗で威力2倍
ハッサムなどの炎4倍相手に。
各一致技は透かされやすいので条件を発動しやすい。
じゃれつく9090攻↓10%対格闘。基本的にほかの技で十分だが、
一部を除き炎毒鋼を呼びにくいので、後続への一貫性はある。
アイアンヘッド80100怯み30%フェアリーへの対策技。そこそこ素早いので怯みを狙える。
ヘビーボンバー40~120100相手との
体重比依存
フェアリーへの対策技。デカヌチャン以外の一般フェアリーに最大威力。
はたきおとす65/97100道具排除
+威力1.5倍
対超・霊。追加効果が優秀。
じごくづき80100音技封じ対超・霊。威力を安定させたいなら。
メガホーン12085-対草悪超など。高火力だがやや命中不安。
こうそくスピン50100素早さ↑100%
設置技除去
Sに振った抜きエース用。一度積めば全抜きも狙える。
ステルスロックなどを撒かれても安心。
ゴーストにはどちらの効果も込みで無効化される。
がむしゃら-100-散り際の奇襲に。素早さもそこそこあるので削りやすい。
ただし相性の良い先制技は一切覚えない。
特殊技タイプ威力命中効果解説
テラバースト80<120>100-自身のテラスタルのタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
にほんばれ-特性発動用。相手の水技威力軽減にも活用できる。
ビルドアップ-攻撃・防御を強化。ボディプレスの火力強化にも。
ちょうはつ100積みアタッカーや耐久相手に。起点にされるのを回避できる。
ステルスロック-先発での場作りに。物理耐久の高さを生かせば繰り出しやすい。
ほえる-積みへの牽制や、不利な相手への交代読みで。設置物との併用も。
  • しねんのずつきについて
    抜群しねんのずつき(160)<等倍ぶちかまし/インファイト(180)。4倍弱点の格闘×毒は地面技で十分。
    一致技半減+エスパー技抜群になるのは、格闘×飛行?格闘×虫ふゆうマタドガスふゆうGマタドガス
    ピンポイント気味なうえ、格闘複合はじゃれつく、Gマタドガスはヘビーボンバーのほうが威力が出るので、優先度は低い。
    なお、モチーフ上噛み付くためのキバではないらしいのか、サイコファングは覚えない(同様の理由で悪技もはたきおとすとじごくづきは覚えるが、かみくだくは覚えない。また、設定や能力とかみ合わないサイコショックは覚えるが、これはおそらく設定ミス。現在も修正されていない)。

テラスタル考察

タイプ主な技解説
インファイト
ボディプレス
ばかぢから
かわらわり
高い威力を更に高める一致テラスタルその一。特性と合わせたインファイトの火力は絶大。
水・草・氷が等倍に。対悪・ノーマル重視で。
ぶちかまし
じしん
10まんばりき
一致テラスタルそのニ。特性と合わせたぶちかましの火力は絶大。
格闘が消えることで飛行フェアリーエスパー技が等倍に。
ただし水草氷というメジャーな弱点を抱えたままなのは注意。
対毒・電気重視ならこれだが、こちらから出ていけるポケモンは少ない。
ストーンエッジ
もろはのずつき
いわなだれ
闘地の通らない対虫・飛行。水草弱点が一貫。砂パならば低めの特防を補える。
アイアンヘッド
ヘビーボンバー
水以外の弱点をすべて半減にできる。地面と格闘の両方で不利だった飛行も止められる。
晴れなら水も実質半減だが、炎技は耐えられないので注意。
テラバースト弱点内の水・氷を半減するが、草とフリーズドライが一貫するので注意。
電気は地面技で牽制できる。
アイススピナー対飛行。サブウェポンとして採用率の高いアイススピナーの威力底上げ。
じゃれつく格闘ミラーや物理ドラゴンに。
役割を持ち易いカイリューガブリアスに対して、ドラゴン技を恐れず起点にできる。
また悪への役割も残るうえ、元のタイプから鋼も呼びづらい。
テラバースト対水。草も半減するが、氷飛行が一貫する。粉技無効。
テラバースト対フェアリー。草も半減するが、エスパーが一貫する。
やけっぱちメイン技が半減される虫対策をしつつ晴れを最大限に活かすなら。
物理アタッカーに痛手なやけども無効。
弱点の内草・氷・フェアリーを半減するが、水は一貫するので注意。
サンダーダイブ対飛行。ただし元々持つでんじは耐性が麻痺無効にランクアップ。
メガホーン格闘・地面ミラーに強くなり、草・エスパーに対する役割破壊性能が高まる。
ただし飛行に弱いままなうえ、メジャーな岩技が弱点化する。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。
+  採用率の低いテラスタル

型考察

物理抜きエース型

特性:こだいかっせい
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252H4をベースに調整
持ち物:ブーストエナジー/とつげきチョッキ/いのちのたま等
確定技:じしんorぶちかまし/インファイト/こうそくスピンorがんせきふうじ
選択技:ストーンエッジ/はたきおとす/アイアンヘッド/アイススピナー/じゃれつく/メガホーン

こうそくスピンかがんせきふうじでSを補強し、広い技範囲と技威力、高いHABを生かして物理エースとして活躍させる型。
場を整えるか相性有利な物理or電気技読みで繰り出し、こうそくスピンを積んでから攻勢に出る。
特に環境に多いガブリアスカイリューに対しては、物理技を受けつつこうそくスピンを繰り出すことで、タスキやマルチスケイルを潰しつつ、ステルスロックやほのおのうずを解除して起点にすることができる。
不利な受けタイプもテラスタルで変えて強引に突破可能。
サブウェポンのタイプも多岐に渡るため、仮想敵に応じて柔軟に動ける。
こうそくスピンはノーマル技なので、ゴーストタイプの透かしには注意。がんせきふうじなら無効化されないが、相手が場に出るたびに使用する必要がある。

耐久を落とすぶちかましとインファイトを採用する場合、技の使いどころには注意。
サブウェポンは呼ぶ飛行に刺さるストーンエッジ、サイクルに強く格闘技やこうそくスピン読みで後出しされるドラパルトやふうせんサーフゴーを見れるはたきおとす、4倍ドラゴン用のアイススピナーなど。

Aは基本全振り。S調整のおおよその目安は以下の通り。

ようき252最速セグレイブ(S87)、準速100族と同等
ようき252&S+1最速スカーフFCロトム(S86)抜き
ようき180&S+1最速ドラパルト(S142)抜き
いじっぱり252&S+1準速スカーフFCロトム(S86)抜き
いじっぱり244&S+1最速テツノツツミ(S136)、ハバタクカミ(S135)、パオジアン(S135)抜き

HSビルドアップ型

特性:こだいかっせい
性格:ようき
努力値:HS252D4
持ち物:ブーストエナジー(晴れ状態を作れないなら此方で確定)/いのちのたま
確定技:ぶちかまし/インファイト/ビルドアップ
選択技:ストーンエッジ/はたきおとす/アイアンヘッド/アイススピナー/じゃれつく/メガホーン等

こだいかっせいでSを上昇させ、ビルドアップを搭載する型。
A特化かつAブーストしたケースとHSかつA+1のケースを比較した場合、火力面で見れば基本的に前者が高くなる場合が多い。
代わりにHSビルド型はH振りかつBも上げられるので物理耐久の安定感で勝り、Sブーストによって初動から先に攻撃できるケースも増える。
AS型よりも特に物理相手との撃ち合いに強く出られるのが利点となる。

欠点としては、やはり素の火力がA振りに比べて劣り、持ち物も晴れの起点役が居なければブーストエナジー固定になること。
ビルドアップを使いたい関係上、特防を補強するとつげきチョッキを持つ選択肢が無く、自分より速い特殊アタッカー相手からは退かざるを得ない。
特にこだわりスカーフの所持者を予測することは活かすうえで重要となる。


相性考察

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対イダイナキバ

注意すべき点
高い攻撃種族値からの地面+格闘の高威力技。
防御の数値も高く、物理での撃ち合いにはとことん強い。
素早さもそこそこあり、サブウェポンや変化技も豊富なため、攻撃一辺倒ではない器用さもある。
こだいかっせいまで発動させると受けるのは容易ではない。またてんねんでは対策できない。
対策方法
特殊防御は低く多弱点なので、より素早い特殊アタッカーで弱点を突くのが手っ取り早い。
ただしこだいかっせい発動のために晴れになっていると水技の威力が半減されるのを忘れずに。
こだいかっせいでSが上昇した場合は、攻撃と防御に性格補正も努力値も入っていない。ビルドアップを積まれる前に処理しよう。

外部リンク