ポケモン対戦考察まとめWiki
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ウルガモス
No.0637 タイプ:むし/ほのお 通常特性:ほのおのからだ(接触技を受けると30%の確率で相手をやけど状態にする) 隠れ特性:むしのしらせ(HPが1/3以下のときに虫タイプの技の威力が1.5倍になる) 体重 :46.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
高速特殊炎 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ウルガモス | 85 | 60 | 65 | 135 | 105 | 100 | 550 | ほのおのからだ/むしのしらせ |
イーユイ | 55 | 80 | 80 | 135 | 120 | 100 | 570 | わざわいのたま? |
197 | 632 | 特性込み・C252振り |
原種/パラドックス | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ウルガモス | 85 | 60 | 65 | 135 | 105 | 100 | 550 | ほのおのからだ/むしのしらせ |
テツノドクガ | 80 | 70 | 60 | 140 | 110 | 110 | 570 | クォークチャージ |
チヲハウハネ | 85 | 135 | 79 | 85 | 105 | 81 | 570 | こだいかっせい |
第五世代出身のむし×ほのお複合。第九世代では固有タイプ。
高水準かつ無駄のない種族値と、強力な積み技ちょうのまいを持つ特殊アタッカー。
素の特防・素早さの高さから単体で起点化できる相手も多く、高火力の炎技に加えみがわり貫通のむしのさざめき、回復技のギガドレイン、あさのひざしと優秀な技を多数習得。
その他のサブウェポンは癖が強い、先制技やステルスロックに滅法弱いといった欠点はあるものの、登場以降積みアタッカーの代表格として一定の活躍をし続けてきた。
第九世代ではダイマックスが廃止され、環境からダイジェットが消滅。ただし素早さ上昇手段自体は残っている。
代わって実装されたテラスタル+テラバーストとは相性が良く、弱点を克服しつつサブウェポンの狭さをカバー可能に。
あさのひざしを再習得して特殊相手に複数回積む余裕もでき、居座りやすくかつ止まりにくくなった。
ほかの技はエアスラッシュを習得、マジカルフレイムを喪失した程度で影響は少なめ。
天敵てんねん?持ちの増加、特殊炎のライバルとなるイーユイの登場等逆風はあれど、第九世代でも一定の地位を確立している。
パラドックスポケモンにチヲハウハネ、テツノドクガが登場したが、複合からして異なり、特に前者は役割面でも全くの別物。
後者もアイデンティティになるちょうのまいを覚えないので、特に意識せずとも差別化は容易。
特性考察
- ほのおのからだ
- 通常特性。
受動的かつ運次第で不安定。耐久・耐性の観点からも、積極的に発動を狙うのは難しい。
とはいえ効果そのものは悪くなく、マリルリやハッサム等の物理に対し大きなプレッシャーと負担を与えられる。
後続補助としても有用であり、基本的にはこちら。虫技を搭載しない場合は確定。
- むしのしらせ
- 隠れ特性。
タスキやみがわりなど発動は能動的に狙える。
第九世代は強力な悪タイプが増えているため、虫技の通りは若干改善されており、生かせる機会も増えている。
技考察
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
オーバーヒート | 炎 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | タイプ一致技。連発には向かない。撃ち逃げ向き。 ちょうのまいを採用しないこだわり型ならこちら。 てんねん?持ちが相手なら連発可能だが、有効なのは等倍のピクシーとドオーのみ。 |
だいもんじ | 炎 | 110(165) | 85 | 火傷10% | タイプ一致技。高威力・命中不安。 |
かえんほうしゃ | 炎 | 90(135) | 100 | 火傷10% | タイプ一致技。中威力・命中安定。 |
ほのおのまい | 炎 | 80(120) | 100 | 特攻↑50% | タイプ一致の準専用技。命中安定で追加効果が優秀。 |
ねっぷう | 炎 | 95(142) | 90 | 火傷10% | タイプ一致技。ダブルでの範囲攻撃に。 |
むしのさざめき | 虫 | 90(135) | 100 | 特防↓10% | タイプ一致技。むしのしらせで威力202。みがわり貫通。 現環境では刺さる相手が増えている。 |
むしのていこう | 虫 | 50(75) | 100 | 特攻↓100% | タイプ一致技。二体攻撃なので基本的にダブル用。変化技感覚で。 |
ギガドレイン | 草 | 75 | 100 | HP吸収1/2 | 対水・岩。回復効果付き。ちょうのまいと相性がよい。 炎技との相性補完に優れるが、虫技と半減範囲が被る。 |
ソーラービーム | 草 | 120 | 100 | 溜め攻撃 | 対水・岩。晴れ下で溜めなし。 |
ぼうふう | 飛 | 110 | 70 | 混乱30% | 対格闘。炎にも等倍。高威力・命中難。 雨下で必中なので、雨パ対策にもなる。逆に晴れでは命中が50に減るので非推奨。 |
エアスラッシュ | 飛 | 75 | 95 | 怯み30% | ぼうふうより命中安定だが火力は低め。技範囲は炎技と被る。 |
サイコキネシス | 超 | 90 | 100 | 特防↓10% | 対毒・格闘。炎半減の炎/格闘や水/毒に。 |
テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | タイプ変動 | テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。 テラスタイプがステラなら威力100・使用後AC↓・テラスタルポケモンに抜群になる。 |
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
ニトロチャージ | 炎 | 50(75) | 100 | 素早さ↑ | タイプ一致技。殴りつつ加速。 対ミミッキュを採用目的とする場合、ばけのかわ剥がしに有用。 |
とんぼがえり | 虫 | 70(105) | 100 | 自分交代 | タイプ一致技。むしのしらせで威力157。 攻撃しつつ撤退できるが、ちょうのまいと相性が悪い。最速で叩き逃げした方が良い。 |
とびつく | 虫 | 50(75) | 100 | 素早さ↓100% | タイプ一致技。命中安定の虫版がんせきふうじ。 |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ||
ちょうのまい | 虫 | - | 特攻・特防・素早さを補強。積んで全抜きを狙う。 | ||
おいかぜ | 飛 | - | サポート用。4ターン味方の素早さ2倍。 | ||
あさのひざし | 無 | - | 回復技。晴れ下では効果増大。天候上書きに注意。タマゴ技。 | ||
ねむる | 超 | - | 回復技。状態異常も全回復。ちょうのまい、カゴのみと併せて。 | ||
みがわり | 無 | - | 変化技対策や、むしのしらせの発動に。 | ||
おにび | 炎 | 85 | 物理アタッカー対策。ほのおのからだよりも確実。 | ||
ひかりのかべ | 超 | - | 特殊アタッカー対策。リフレクターは覚えない。 | ||
ふきとばし | 無 | - | 積み技対策や、交代読みで。 | ||
いかりのこな | 虫 | - | ダブル用。草タイプやぼうじんなどに無効化されるのは忘れずに。 | ||
いとをはく | 虫 | 95 | 相手全体の素早さを2段階低下。ほぼダブル用。 |
テラスタル考察
タイプ | 主な技 | 解説 |
---|---|---|
炎 | ほのおのまい だいもんじ かえんほうしゃ オーバーヒート ねっぷう | 一致火力重視。弱点や攻撃範囲は補われず、積みやすくなったりはしない。 控えめにすれば特化オーバーヒートでH振りラウドボーンを確定2発。 |
虫 | むしのさざめき とんぼがえり | 同上。むしのしらせと積みを合わせた火力は凄まじいが、炎以上に攻撃範囲が鬼門。 |
草 | ソーラービーム ギガドレイン | 対水。弱点は増えるが、仮想敵のヘイラッシャ、マリルリ等に有利になり、粉技対策もできる。 岩の弱点も突け、氷は炎技が刺さるため呼びにくいが、炎が鬼門となる。 |
妖 | テラバースト | ドラゴンへの打点強化。耐性も悪くない。 元のタイプが鋼を呼ばないため相性が良い。 |
水 | テラバースト | 炎、地面、岩にまとめて刺せるうえに弱点もガラッと変わる。草も呼びにくいのも強み。 |
地 | テラバースト | 対岩。水は一貫するが、炎をはじめ多くのタイプの弱点を突きやすくなる。 弱点となる草は元タイプゆえ呼びにくい。 |
電 | テラバースト | 弱点が地面だけになり、特殊相手に舞いやすくなる。呼びやすい水にも刺さる。 |
霊 | テラバースト | ドラパルト・ラウドボーン等に刺さる。 しんそくを無効にできる一方、かげうちやふいうちが痛手になる。 |
悪 | テラバースト | ドラパルト・ラウドボーンへの打点として。積みを妨害してくるいたずらごころ対策にも。 |
鋼 | テラバースト | 対岩。耐性が多くなり積みやすくなるが、受けに来る炎や水への打点がない。 |
竜 | テラバースト | 耐性がガラッと変わり積みやすくなる。竜の苦手な氷鋼妖は元タイプの炎で牽制できる。 |
ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。 虫技を採用するなら優先度高め。 |
採用率の低いテラスタル |
型考察
ちょうのまい型
特性:ほのおのからだorむしのしらせ
性格:ひかえめorおくびょう
努力値:CS252をベースに調整
持ち物:いのちのたま/きあいのタスキ/ラムのみ/あつぞこブーツ/じゃくてんほけん/オボンのみ/混乱実
確定技:ちょうのまい/だいもんじorかえんほうしゃorほのおのまい
攻撃技:むしのさざめき/ぼうふうorエアスラッシュ/ギガドレイン/サイコキネシス/テラバースト(フェアリーなど)
変化技:あさのひざし/みがわり
CDS同時上昇と破格の性能を持つちょうのまいを積み、全抜きを狙う型。
みがわりやラムのみがあると耐久型相手に積む際の安定感が増す。
メインウェポンは追加効果が優秀なほのおのまい推奨。
むしのさざめきは通りが悪く、サブウェポンを2つ搭載したい場合は不採用も考えられる。
とはいえ命中安定、対悪・エスパー、みがわり貫通などのメリットもあるので仮想敵やパーティと要相談。
無補正C振りちょうのまい+珠さざめきでH244振りのディンルー確1。
こだわり型
性格:おくびょうorひかえめ
特性:ほのおのからだorむしのしらせ
努力値:C252 S252or調整 余りH
持ち物:こだわりスカーフ/こだわりメガネ
確定技:だいもんじorオーバーヒート
選択技:むしのさざめき/ぼうふう/サイコキネシス/ギガドレイン/とんぼがえり
ちょうのまい読みで出てきた相手に撃ち逃げして負担をかける。
特にてんねん持ちに対する奇襲となる。
C振りメガネギガドレインでH振りヘイラッシャを確2、テラスタルで確1。
同条件サイコキネシスでH振りラウドボーンを乱2、C特化なら確2。
スカーフでも初手からオーバーヒートでちょうのまい+ほのおのまい以上の火力とスピードを出せる。
とんぼがえりはこだわりと相性はよいが、ダメージが少ないうえに相手に持ち物を感付かれるデメリットもある。
とつげきチョッキ型
特性:むしのしらせorほのおのからだ
性格:ひかえめ
努力値:HCベースS調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:ほのおのまいorだいもんじorかえんほうしゃorオーバーヒート(両立可)
優先技:むしのさざめき/ギガドレイン
攻撃技:サイコキネシス
高めの特殊耐久と元々の高火力から、とつげきチョッキを持つことで抜き性能の代わりに高いサイクル性能を得る。
- 炎技考察
- ほのおのまい:高耐久回復技持ちに大幅に強くなる。
だいもんじ・かえんほうしゃ:単純に瞬間火力を出したい場合に。Cを削る場合は確定数考慮でこちらにしたい。
オーバーヒート:特殊は流しやすいので、交代先に負担をかけたいなら。
おにび物理受け型
特性:ほのおのからだ
性格:ずぶとい(推奨)orおくびょう
努力値:HBorBSベース
持ち物:ゴツゴツメット/たべのこし/カゴのみ/ヨロギのみ/アッキのみ/オボンのみ/混乱実
確定技:おにび/ちょうのまい
攻撃技:だいもんじorかえんほうしゃorほのおのまい/むしのさざめき/ぼうふう/サイコキネシス/ギガドレイン
変化技:みがわり/あさのひざし
ウルガモスはアタッカーが主流なうえ、物理耐久の低さから物理アタッカーを呼びやすい。
おにびと回復技によって出てきた物理アタッカーを機能停止させ、ちょうのまいを積み特殊にも対応していく。
- 基本的な流れ
- 従来のちょうのまい型と同じく、起点にできそうな特殊アタッカーに繰り出す→相手交代、こちらはちょうのまい→先制おにび。
岩技はおにびをいれても流石に厳しいが、Aにあまり振っていない水技程度なら充分受けきれる。
【ダブル】基本型
特性:ほのおのからだ/むしのしらせ
性格:ひかえめ(推奨)orおくびょう
努力値:C252 HS調整
持ち物:いのちのたま/たつじんのおび/きあいのタスキ
攻撃技:ねっぷうorほのおのまいorかえんほうしゃorだいもんじ/むしのさざめき/ぼうふう/サイコキネシス/ギガドレイン/オーバーヒート/むしのていこう/とんぼがえり
変化技:ちょうのまい/おにび/まもる/みがわり/いかりのこな/にほんばれ/おいかぜ/いとをはく/あさのひざし/ひかりのかべ
シングルと同じように特殊アタッカーとして運用可能。
タイプ一致ねっぷうという高威力範囲打点を持ち、ちょうのまいでさらに火力アップが可能。
とは言えダブルではいわなだれがメジャーなので、ちょうのまいを積んでいる暇がないことも。
相方でサポートするか、撃ち逃げをメインに運用するかはパーティ次第。
相手二体のS↓↓のいとをはく、攻撃を自身に誘導して引き受けるいかりのこな等、ダブルで有用な変化技もあるので、サポートでも活躍できる。
高い攻撃性能やちょうのまいの存在から、サポート一辺倒にならずこなせる役割も多い。
相性考察
特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。
対ウルガモス
- 注意すべき点
- 強力な積み技ちょうのまいによる抜き性能。素の能力も高く、積みを阻止しにくい。
相性有利な相手はもちろん、低火力の耐久水すら起点にしてしまう。
物理技で攻めようにも、接触技ではほのおのからだで火傷する恐れも。
- 対策方法
- 岩技が4倍。ステルスロックで1/2削れるためウルガモスが重そうなら優先して撒いておきたい。あつぞこブーツには注意。
種族値は高水準だが物理耐久は並以下。火傷のリスクはあるものの、カイリューやマリルリなどの高火力の先制技を持つポケモンなら対処しやすい。
また特防に厚く振ったてんねん?のラウドボーンやヘイラッシャはタイプ相性面でも有利で、ちょうのまいを積まれた後でも後出し可能。