テツノカシラ - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

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バトルの考察よりも育成論の記述が多くなり実態に合っていないという理由により、
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テツノカシラ

No.1023 タイプ:はがね/エスパー
特性:クォークチャージ(エレキフィールド下かブーストエナジーを持たせた時に一番高い能力が上がる)
体重:156.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
原種・パラドックスHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
テツノカシラ907210012210898590クォークチャージ
コバルオン91901299072108580せいぎのこころ
同複合HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
テツノカシラ907210012210898590クォークチャージ
メタグロス80135130959070600クリアボディ/ライトメタル
ドータクン67891167911633500たいねつ/ふゆう/ヘヴィメタル

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/じめん/ゴースト/あく
ふつう(1倍)みず/でんき/かくとう/むし
いまひとつ(1/2)ノーマル/くさ/こおり/ひこう/いわ/ドラゴン/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)エスパー
こうかなしどく

第九世代DLC「藍の円盤」で登場したパラドックスポケモンの一匹で、準伝説のコバルオンと酷似した姿を持つ。
高めの特攻を持ち、バランス型の特殊アタッカーとして無駄の少ない分配。
素早さは100族に届かないが、ミミッキュ(96)や連撃ウーラオス(97)をギリギリ上回る絶妙な数値。
耐久面は鋼由来の多耐性のうえ、防御・特防どちらも穴が無く、4倍弱点も無いため安定感が高い。
調整や持ち物次第で、高速アタッカーにも耐久寄りの運用も出来る器用なポケモン。
同タイプのメタグロスドータクンは種族値傾向や習得技に大きな差があり、差別化は意識しなくてよい。

専用技タキオンカッターは威力50の2回攻撃で、実質威力100かつ必中の特殊鋼技。
特殊鋼技としては非常に高性能で、タスキ貫通、化けの皮やマルチスケイルといった特性にも強い。
無補正C252タキオンカッターで無振りハバタクカミ程度なら確1であり、メインウェポンとしては十分な火力を持つ。

しかし、他に覚える特殊技が一致のエスパー技以外はボルトチェンジ、きあいだま、そしてエアスラッシュと少ない。
補強するならテラスタル+テラバーストも検討。
特殊方面の積み技はめいそうのみだが、タイプや種族値配分は優秀な部類なので積む隙は作りやすい。

原種の覚えたステルスロック、ちょうはつ、でんじは等の有用な変化技を覚えられなくなったが、新たに珍しい変化技であるじゅうりょくを習得した。
すばやさは低いがはがねタイプお得意のてっていこうせんで早期退場ができるため、新たなじゅうりょく展開ポケモンとしての活躍もあるか。



特性考察

クォークチャージ
基本仕様
隠れ特性や第2特性は存在せず、これのみ。
場がエレキフィールドであるか、持ち物がブーストエナジーである時に、HP以外の一番高い能力に補正がかかる。
両方の条件を同時に満たしてもフィールドによる発動が優先され、一度に2回発動することはない。
補正倍率は攻撃、防御、特攻、特防の場合は1.3倍、素早さのみ1.5倍。ランク補正ではないのでてんねんの影響を受けない。
実数値が最高値になるものが2つ以上ある場合、優先度がA>B>C>D>Sで設定されており、優先度の高い能力が補正対象になる。(例:AとSが最高値ならAが上昇)
ブーストエナジーは消費アイテム扱いなので、一度発動した後に引っ込んでもう一度場に出ても再発動できない。
ただし発動トリガーはエレキフィールドが優先されるため、エレキフィールド下で繰り出せばフィールドが変わるまでブーストエナジーは消費されない。
トレース・なりきりによる特性コピーや、スキルスワップによる特性の入れ替えはできない。Ver.3.0.0で特性の書き換えや無効化は可能になった。
またこの特性を持つポケモンにトリックなどでブーストエナジーを渡したり奪うことはできないので注意。
テツノカシラとテツノイワオに限り、特性の書き換えや無効化を受けている場合はブーストエナジーのやり取りが可能。同じ立ち位置のテツノイサハではできないため、バグの可能性あり。
個別考察
テツノカシラの場合、種族値上は全ての能力が伸ばせる候補になるが、攻撃に補正をかけたい場合は性格はいじっぱりに固定される。
順当に特殊アタッカーとして育てるのであれば伸ばす能力は自ずと特攻か素早さの二択になる。
なお、素早さを伸ばす場合、最速(素早さ上昇補正+努力値252振り)にした際は特攻には努力値を172までしか振れない。
(この場合のLv50時の実数値は特攻が164、素早さが165となり、これ以上特攻に努力値を振ると特攻にブーストがかかってしまう)

技考察

特殊技タイプ威力命中効果解説
タキオンカッター50(75)*2必中-専用技。必中、連続技、合計威力100とかなりの高性能。
てっていこうせん140(210)95HP半減一致技。威力はタキオンカッターをも上回るが反動が痛い。退場用にも。
サイコキネシス90(135)100特防↓10%一致技。性能安定。
サイコショック80(120)100物理換算一致技。対特殊受けを強く意識するなら。
ワイドフォース80(120)100PFで威力1.5倍一致技。ダブル向け。EFとの相性は悪い。
サイコノイズ75(112)100回復封じ一致技。耐久型対策として。
みらいよち120(180)1002ターン後攻撃一致技。威力は高いが使いどころが難しい。
アシストパワー20(30)~100-一致技。能力が上昇するほど威力増。積み技やじゃくてんほけんなどとあわせて。
きあいだま12070特防↓10%対鋼悪。一致技との相性補完に優れる。
ボルトチェンジ70100自分交代対水。攻撃しつつ撤退。地面には無効。
テラバースト80100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
変化技タイプ命中解説
めいそう-特攻↑特防↑ 受けつつ攻撃に転じる。
てっぺき-防御↑↑ 物理に強くなる。
きんぞくおん85特防↓↓ 決定力強化や流し手段として。
こわいかお100すばやさ↓↓ 後続サポートに。
みがわり-変化技対策や様子見など、用途は多い。
ファストガード-ダブル用。先制技対策。
じゅうりょく-サポート用。展開後にてっていこうせんで退場可能。
エレキフィールド-サポート用。クォークチャージや電気技の強化、催眠対策に。

テラスタル考察

タイプ主な技解説
タキオンカッター
てっていこうせん
一致技の強化。最大火力を強化しゴーストと悪を弱点から消す。但し格闘耐性は低下。
サイコキネシス
サイコショック
サイコノイズ
みらいよち
ワイドフォース
アシストパワー
一致技の強化。
アシストパワー、ワイドフォース等の威力の底上げに。
きあいだま
テラバースト
格闘技強化で悪に切り返す。きあいだまの命中不安を嫌うならテラバースト採用もあり。
エアスラッシュメジャーな弱点の地面を無効化。キラフロルへの遂行が安定する。
だが鋼の飛行テラスは便利な分読まれやすく、地面への打点も乏しい。
ボルトチェンジ弱点が一つしかなくなりボルトチェンジの火力も上がるが、地面をさらに呼ぶ。
エレキフィールドとの相性は悪くない。
テラバースト鋼への有効打を持てて妖耐性も失わないが、地面は一貫する。サーフゴーにも。
テラバーストドラゴン、格闘へ有効打を持つ。ドラゴン耐性も失わず地面も等倍に。
一撃ウーラオスを相手できるようになる。
テラバーストテラバーストで炎に切り返す。
テラバースト霊を透かせる。ミミッキュハバタクカミを確実に相手取れる。
テラバースト地面を半減。しかし環境の地面複合は草等倍が多く、テラバーストの刺さりは微妙。
テラバースト鋼への打点。
テラバースト地面、格闘半減。呼ぶ悪に刺さり環境に悪も多いが、一致技も含め全て鋼に半減される。
テラバーストテラバーストで炎へ打点を持てるが弱点が多い。
テラバーストテラバーストで呼ぶ地面をはじめ広範囲に打点を持てるが、耐性は劣悪に。
テラバーストサーフゴーを始めとしたゴーストや悪に。使うならテラバースト採用が前提。
ステラテラバースト耐性を維持しつつタキオンカッターや超技を必要な時に強化。
+  候補外のテラスタル

型考察

こだわりアタッカー型

性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252 or B20 C236 S252 or HC252(こだわりメガネのみ)
持ち物:こだわりメガネ/こだわりスカーフ
確定技:タキオンカッター/ボルトチェンジ
優先技:サイコキネシスorサイコショックorサイコノイズ
選択技:きあいだま/エアスラッシュ/テラバースト(格闘・氷・水・悪など)

こだわりアイテムでサイクル性能を高めた型。
眼鏡ボルトチェンジは無振りの連撃ウーラオスを高乱数で倒すことができる。
B20振りにすると意地252振りの水テラス水流連打をほぼ確定耐えにできるため、スカーフ型にも強く出れる。
また、眼鏡サイコノイズにより、先発で対面しやすい起点作りラグラージカバルドンのオボンを無視して確定2発圏内を狙うことができる。
ただし威力でこだわりが読まれ悪に交代されやすい点には注意。
スカーフ型であればSブーストしていないハバタクカミテツノツツミに上からタキオンカッターで負担をかけることが可能。
下記のブースト型と違いC特化して共に先制確1にできる。

ブーストエナジー型

性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252 or H76 B4 C172 D4 S252(おくびょう且つ特性で素早さにブーストをかけたい場合)
持ち物:ブーストエナジー
確定技:タキオンカッター/サイコキネシスorサイコショック
攻撃技:サイコノイズ/きあいだま/ボルトチェンジ/エアスラッシュ/テラバースト(格闘・氷・水・悪など)
変化技:めいそう/きんぞくおん/みがわり/エレキフィールド

特性で素早さにブーストをかけつつ特攻に最大限振りたい場合は特性考察や努力値の欄の通りとなる。
余った努力値84を全てHPに回すと実数値が176(16n)となり、多くの定数ダメージが最大になってしまうため、
4ずつ防御と特防に振り分けることでHP実数値を175(16n-1)にすることを推奨。

こだわり型と違い撃ち分けできるが、ほぼタキオンカッターとボルトチェンジしか使わないポケモンなのでメリットは皆無。
Cはブーストしても1.3倍にしかならず、 Sをブーストするには特攻を捨てる必要がある。ボルトチェンジとの相性も最悪。
何よりパーティの貴重なブースト枠を埋めてしまうのが致命的。
パラドックスだからと安直に採用しない方がいい。

めいそうアシストパワー型

性格:おくびょう
努力値:HS252ベースにC調整
持ち物:たべのこし/じゃくてんほけん/ブーストエナジー
確定技:めいそう/アシストパワー/タキオンカッター
選択技:みがわり/てっぺき/きあいだま/テラバースト
テラスタイプ:エスパー

優秀な耐性を盾に素早く瞑想を積み、高威力のアシストパワーで迎撃する。テラスタイプもアシストパワー強化のためのエスパーで確定。
弱点は少ないものの、いずれも現環境でメジャーなタイプであるため、じゃくてんほけん発動の機会は多い。
めいそう1積み+じゃくてんほけん発動でCランク+3、アシストパワーの威力140。
弱点を突いてこない特殊(アシレーヌタケルライコ等)に対しては素で3回以上積める。
C特化サーフゴーのメガネシャドーボールも先制めいそうで耐えられるが、こちらの上記アシストパワーも耐えられるので結局勝てない。

じゅうりょくサポート型

性格:おくびょう
努力値:CS252(タスキ) or C156・S252ベースにH調整(ブーストエナジー)
持ち物:きあいのタスキ/ブーストエナジー
確定技:じゅうりょく/てっていこうせん
優先技:ボルトチェンジ
選択技:タキオンカッター/サイコキネシスorみらいよち/きあいだま/こわいかお/エレキフィールド/テラバースト

じゅうりょくを展開し、てっていこうせんで大きな負担を与えつつ素早く退場。
迅速な退場により、味方がじゅうりょくを長いターンの間活用できる。
状況によってはボルトチェンジを利用することで再利用も可能。
自身が大きく恩恵を受けられる技はきあいだま程度(てっていこうせんの外しによる退場失敗を防げるメリットもある)。4倍等一撃で仕留められる相手には撃つのもよいか。


相性考察

  • イエッサン♀
    ダブルのスタンダードな並び。
    イエッサンでテツノカシラをサポートしつつワイドフォースによる制圧を狙う。
    イエッサンのこのゆびとまれで霊技を吸うことでハバタクカミにも隙を見せない。
    一方で複合に弱くなるので、テラバーストで補うかきあいだま採用でカバー。

対テツノカシラ

注意すべき点
専用技「タキオンカッター」は威力50(75)の必中2回攻撃と非常に高性能。はがね弱点のポケモンはタスキが通用しない。
鋼/超の優秀な耐性に加えボルトチェンジを覚え、サイクル戦適性が非常に高い。
めいそうを積み、アシストパワーで強烈な反撃をお見舞いしてくる型も。
すばやさもそれなりに高く、じゅうりょくの展開役としての役割も持つ。
対策方法
技範囲はかなり狭く、一致技のはがねとエスパーの他には、きあいだまとボルトチェンジ程度。
鋼タイプは両一致技を半減できる、特にサーフゴーにはボルトチェンジで逃げるくらいしか為す術がない。
ちなみに、第九世代では捕獲時の個体値がALL20と固定の為、A0厳選は出来ないのでイカサマのダメージもある程度は保証される。

外部リンク