ポケモン対戦考察まとめWiki
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ホウオウ
No.250 タイプ:ほのお/ひこう 通常特性:プレッシャー(受けた技のPPを1多く減らす) 隠れ特性:さいせいりょく(手持ちに戻るとHPが最大値の1/3回復する) 体重 :199.0kg(けたぐり・くさむすびの威力100)
禁伝飛行 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早 | 合計種族値 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ホウオウ | 106 | 130 | 90 | 110 | 154 | 90 | 680 | プレッシャー/さいせいりょく |
レックウザ | 105 | 150 | 90 | 150 | 90 | 95 | 680 | エアロック |
ルギア | 106 | 90 | 130 | 90 | 154 | 110 | 680 | プレッシャー/マルチスケイル |
第二世代の禁止級伝説で、ほのお×ひこう複合タイプ。
半減以下7、弱点3の良好な耐性を持つ。いわ4倍は痛いが、みずとでんきは特殊寄りで、突出した特殊耐久により致命傷を避けやすい。
準専用技せいなるほのおにより、50%の確率で火傷を発生させることで物理耐久も不完全ながら擬似的に保持できる。
隠れ特性のさいせいりょくもあって、サイクル戦向けの性能を持つポケモンと言える。
火力面は種族値的には禁止級としては大人しめだが、威力の高い一致物理技を持つので最低限以上は持ち合わせる。
技範囲自体も広く、変化技も最低限必要な分ぐらいは揃っており、構成に合わせて器用な立ち回りを可能としている。
禁伝あり環境では意識しておきたいザシアンを比較的安定して受けられるのが大きな強み。
短所としては、禁止伝説の耐久系のポケモンとしてはかなり低めの物理耐久。数値上はラグラージより少し上程度にはあるが、物理いわ技を受けるとひとたまりも無い。
具体的には無振りの場合、A振りバンギラスのストーンエッジで200%、A振りコバルオンのストーンエッジ辺りから確定圏内に抑え込まれてしまう。
致命的に相性の悪い相手が存在する為、出落ちの危険は考慮して運用したいところ。
せいなるほのおの存在から受け出しを狙われづらいのは利点となるが、こんじょうやほのお複合には注意。
ステルスロックで半分削れるタイプなので、何か意図が無ければHPは奇数を推奨。無振り・252振りで丁度奇数になる。
ステルスロックを防げるあつぞこブーツと相性が良く、さいせいりょくを活用しやすくなる。サイクル戦を想定するなら優先度は高い。
第九世代ではおいかぜ、ニトロチャージを再習得。しかし、もえつきる、マジカルフレイム、でんじはを失った。
新要素テラスタルとの相性はまずまず。テラスタルすれば天敵であるステルスロックの影響を大きく軽減でき、4倍弱点も消すことが可能。
特性考察
- プレッシャー
- PPの少ない技なら、まもる・みがわり・はねやすめを駆使して削り切る事も不可能ではないが、あまり現実的とは言い難い。
登場時のアナウンス順で素早さ判定が出来る、という点の方が重要。
特に伝説戦は場に出た時に発動する特性が多いため、役立つ機会は結構ある。
- さいせいりょく
- 隠れ特性。
ホウオウの能力に噛み合っているが、伝説戦は大火力が飛び交うので、回復が追いつかない事も。
耐久特化させたりとつげきチョッキを持たせる等、活かすには少々工夫が必要だが、ハマれば非常に硬くなる。
ステルスロックにはあつぞこブーツで対策。
VC金銀クリスタル、ARサーチャー、ハマナスパーク(BDのみ)の他、とくせいパッチの使用でも入手できる。
技考察
物理技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
---|---|---|---|---|---|
せいなるほのお | 炎 | 100(150) | 95 | 火傷50% | 準専用技。炎物理メインウェポン。火傷の追加効果が非常に強力。威力も高い |
フレアドライブ | 炎 | 120(180) | 100 | 反動1/3 火傷10% | 一致技。反動はあるが威力や命中はせいなるほのおを上回る。 |
ニトロチャージ | 炎 | 50(75) | 100 | 素早さ↑100% | 一致技。積みつつ攻撃。補正なしでも130族を抜ける。タスキ潰しにも便利。 |
ブレイブバード | 飛 | 120(180) | 100 | 反動1/3 | 一致技。反動はあるが、威力・命中共に安定。 |
ダブルウイング | 飛 | 40(60)*2 | 90 | - | 一致技。威力・命中は不安だが、反動なしで2回攻撃。 |
じしん | 地 | 100 | 100 | - | 対岩炎電。一致技との補完に優れ、特に炎/飛を半減する岩に刺さる。 |
特殊技 | タイプ | 威力 | 命中 | 効果 | 解説 |
オーバーヒート | 炎 | 130(195) | 90 | 特攻↓↓ | 主力技。特殊最大火力。交代もさいせいりょくと好相性。 |
だいもんじ | 炎 | 110(165) | 85 | 火傷10% | 主力技。高威力と居座り性能を両立。 |
ねっぷう | 炎 | 95(142) | 90 | 火傷10% | 主力技。ダブル用。 |
ぼうふう | 飛 | 110(165) | 70 | 混乱30% | タイプ一致技。威力は高いが炎技とややアンチシナジー。 |
エアスラッシュ | 飛 | 75(112) | 95 | 怯み30% | タイプ一致技。追加効果は優秀だが威力は控えめ。 |
だいちのちから | 地 | 90 | 100 | 特防↓10% | 対岩炎電。両一致技との相性補完に優れる。 |
ギガドレイン | 草 | 75 | 100 | HP吸収1/2 | 対水地。ラグラージやヌオーなど呼ぶ高耐久水に刺さる。じゃくてんほけんと相性が良い。 |
ソーラービーム | 草 | 120 | 100 | 溜め技 | 対水岩。グラードンの晴れやパワフルハーブとあわせて。 |
ウェザーボール | 無 | 50/100 (150) | 100 | - | 晴れで威力225・雨砂雪で威力150。禁伝戦では活用しやすい。 |
シャドーボール | 霊 | 80 | 100 | 特防↓20% | ギラティナやネクロズマに。禁止級への刺さりは良い。 |
10まんボルト | 電 | 90 | 100 | 麻痺10% | 対水飛。ホウオウミラー、ルギア、イベルタル、カイオーガ等に。 |
かみなり | 電 | 110 | 70 | 麻痺30% | 同上。カイオーガの雨を活かせる。 ただし、無振りカイオーガ自体にはC252振りでも乱2。対面での突っ張りは無謀。 |
テラバースト | 無 | 80<120> | 100 | テラスタイプ連動 | テラスタル後は自身のテラスタイプの技になり、 AとCを比べて高い方でダメージを与える。 |
変化技 | タイプ | 命中 | 解説 | ||
おにび | 炎 | 85 | 耐久型で、せいなるほのおのダメージよりも火傷を重視するなら。 | ||
めいそう | 超 | - | 特攻↑特防↑ 絶大な特防で受けつつ攻めに転じる。半端な特殊アタッカーを起点に。 | ||
じこさいせい | 無 | - | 耐久型の回復技1。癖のない高速再生技。PPは5。はねやすめは今作では覚えない。 | ||
いのちのしずく | 水 | - | 耐久型の回復技2。自分を含めた味方全員のHPを1/4回復。ダブル向け。 | ||
リフレクター | 超 | - | 物理面はそこまで硬くないので。 | ||
ひかりのかべ | 超 | - | 特殊受けに使う際に。 | ||
おいかぜ | 飛 | - | 自身の素早さも補え、後続へのサポートにもなる。 | ||
ふきとばし | 無 | - | みがわりごと相手を交代させられる。特殊耐久は高いので打ちやすい。 ほえると違い、特性ぼうおんで無効化されることもないが、きゅうばん?には効果無し。 | ||
ふういん | 超 | - | 主にダブルで。シングルでも受けループのじこさいせいを封じたりホウオウミラーに。 メタモンもふういん状態なら技が出せずに完封できる。 |
採用率の低い技 |
テラスタル考察
タイプ | 主な技 | 解説 |
---|---|---|
無 | すてみタックル のしかかり ハイパーボイス | 解説 |
炎 | フレアドライブ せいなるほのお ニトロチャージ オーバーヒート だいもんじ かえんほうしゃ ねっぷう | 一致技強化。炎テラス後による有利不利は特に変わらない。 |
水 | テラバースト | 解説 |
電 | 10まんボルト かみなり テラバースト | 解説 |
草 | ギガドレイン ソーラービーム テラバースト | 地面耐性を残しつつ水と電気に耐性を得る。テラバーストで水・岩に逆襲も可能。 |
氷 | テラバースト | 解説 |
闘 | テラバースト | 解説 |
毒 | テラバースト | 解説 |
地 | じしん だいちのちから ねっさのだいち | 耐性を一気にスイッチするが、水は一貫。 |
飛 | ブレイブバード ダブルウイング ゴッドバード エアスラッシュ ぼうふう | 一致技強化。一貫性を高める。 |
超 | しねんのずつき サイコキネシス みらいよち | 解説 |
虫 | テラバースト | 解説 |
岩 | テラバースト | 解説 |
霊 | シャドーボール テラバースト | 解説 |
竜 | テラバースト | 解説 |
悪 | テラバースト | 解説 |
鋼 | アイアンヘッド テラバースト | 解説 |
妖 | テラバースト | 妖飛炎地の範囲は優秀だが、元の耐性は虫格くらいしか残らない。 |
ステラ | テラバースト | タイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。 |
型考察
基本物理型
特性:さいせいりょく(推奨)/プレッシャー
性格:いじっぱりorわんぱくorようきorゆうかん
努力値:A252 S調整、余りH
持ち物:いのちのたま/あつぞこブーツ/じゃくてんほけん/きあいのタスキ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ
確定技:せいなるほのおorフレアドライブ/ブレイブバード
優先技:じしん/じこさいせい
選択技:オーバーヒート/ダブルウイング/アイアンヘッド/みがわり/ニトロチャージ/ギガドレイン/おいかぜ/テラバースト(フェアリー・草)
テラスタイプ:ほのお/ひこう/じめん/フェアリー/くさ
種族値に沿った物理アタッカー型。
一致技は補完に優れ、これだけで対伝説ではゼクロム以外に等倍以上を取れる。
サイクル戦の適性が非常に高く、特性さいせいりょくのお陰で交代をするだけで回復する。
高い特殊耐久を活かして特殊に受け出し、交代先にせいなるほのおで火傷を入れていけば、
サイクルを繰り返すだけで、相手にだけダメージを蓄積していくことが出来る。
一方で岩が4倍弱点ということもあり、ステルスロックを強烈に呼ぶ。
あつぞこブーツを持つか、ステロを撒かれそうな時は先発で出すなど対策は必須。
確定技・優先技は8割以上の個体で使われている。
一致技かつ火傷で物理受けも狙えるせいなるほのお、威力の高いブレイブバード、耐久を活かす、じこさいせい。
どれも変えが効かず、ホウオウの採用理由に直結する重要な技。
特にこだわりアイテムでも無い限り、じこさいせいは確定で採用したい。
残り1枠は、一致技との相性補完にすぐれるじしん・ギガドレイン・アイアンヘッドか、特殊アタッカーを起点に出来るみがわり。
ギガドレインは特殊技だが、一致技を受けに来る水・地や、物理偏重が多い4倍弱点の岩タイプに刺さりやすい。
90族は伝説戦激戦区のため最速・準速に振り切ってしまうのもアリ。ダイジェットがなくなったためすばやさを自前で上げるにはニトロチャージが必要。
積み前提の場合は性格はいじっぱりorわんぱくで、抜きたいラインまでSを振り、余りをHというのが基本。100族抜きのS20、110族抜きのS76、120族抜きのS140、130族抜きのS196あたりが候補。
ちなみに準速S+1で最速ドラパルトと同速、バドレックス黒馬・ザシアンをニトロチャージ一回で抜きたい場合はようき最速にする必要がある。
ただしホウオウでそれらを相手にする必要があるのかは要検討。
【サンプル1】
性格:いじっぱり 努力値HA 特性:さいせいりょく 道具:あつぞこブーツ 技:せいなるほのお/ブレイブバード/じしん/じこさいせいorみがわり
ダイマックスにもサイクル戦にも向いた構成。撒かれやすいステルスロック対策にあつぞこブーツ持ち。
さいせいりょくでも回復量は十分だが、じこさいせいの搭載も有用。みがわりもあり。
【サンプル2】
性格:いじっぱり 特性:プレッシャー 技:せいなるほのお/ブレイブバード/ニトロチャージ/まもるorみがわり
特防が高いため、特殊相手ならばカイオーガでない限りは弱点を突かれても耐えられることが多い。
プレッシャーなのはもちろん初手で素早さ判定を狙うため。
じゃくてんほけん+ニトロチャージでAC2段階、S1段階上昇で全抜きを狙える。
チョッキ型
特性:さいせいりょく
性格:いじっぱり/ようき/しんちょう
努力値:HA or HD or ASベース
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:せいなるほのお/ブレイブバード/じしん
選択技:ギガドレイン/アイアンヘッド
特殊アタッカーに対し鬼のような特殊耐久となる。
しんちょうHD252振りでチョッキを持たせれば、ひかえめC252振りカイオーガの雨状態しおふきですら確2に抑える。
ダイマックス込みなら無振りでも余裕の確2なので余裕をもって攻撃分の努力値を割ける。
ただし、カイオーガの技を耐えられるが、ブレイブバードで反撃する場合反動が痛いのでダイジェットで運用したい。
しかしチョッキだとステルスロックがつらく、引っ込まないと回復できないので、相手にステルスロック持ちがいると動きづらい。
チョッキでなくてもそれなりに耐久はあるため、安定感を求めるなら下の特殊耐久型の方がよいかもしれない。
選択技にギガドレインを追加。C下降補正でも草4倍弱点勢に大きな負荷を掛けられる。
特殊耐久型
特性:さいせいりょく(推奨)
性格:しんちょう
努力値:HP252 特防252
持ち物:ラムのみ/オボンのみ/たべのこし/あつぞこブーツ
確定技:せいなるほのお/じこさいせい
選択技:ブレイブバードorダブルウイング/じしん/ひかりのかべ/アイアンヘッド/ふきとばし
HPと特防に努力値を振って耐久を高めた型。
特性がさいせいりょくであれば回復ができ、更なる特殊受けが期待できる。
ふきとばしがあればゼルネアスの様な積みアタッカーも怖くない。
せいなるほのおの5割火傷による攻撃低下を狙うのもいいが、
できるだけ控えに物理耐久の高いポケモン(岩を半減できるポケモンがおすすめ)を入れるのが好ましい。
おにび耐久型
特性:さいせいりょく
性格:わんぱく
努力値:HP252 防御252、素早さ4
持ち物:たべのこし
確定技:おにび/じこさいせい
選択技:ブレイブバードorダブルウイング/じしん/せいなるほのお/リフレクター
せいなるほのおの火傷5割を狙わずあえておにびで火傷を狙う型。
物理耐久を相対的に補うことができ、物理アタッカーの攻撃も耐える可能性が高くなる。
相手が岩技持ちの場合ははねやすめ推奨。
おにびの通用しない炎タイプにはじしん、炎/飛行に対してはブレイブバードorダブルウイングで応戦。
相性考察
お互いの弱点を半減以下にする組み合わせが多いため、環境や構築に合わせて変えることができるのが強み。
- ブリジュラス・ディアルガ
はがね・ドラゴンタイプ。
お互いの弱点を半減以下に抑えることができる。ブリジュラスは特防が低いため、半減である特殊みず・でんきに押し切られることも。
ディアルガは禁止伝説2体以上使用可能なルールで。
- 日食ネクロズマ
はがね・エスパータイプ。
ホウオウで特殊を、日食ネクロズマで物理を見る。特殊水、電気が一貫するがチョッキホウオウであれば正面から撃ち合える。
ステルスロックや鉢巻悪ウーラオスがやや重いので3匹目でカバーしたい。
対ホウオウ
- 注意すべき点
- 非常に高い特殊耐久力とさいせいりょくを活かした受け回しができるポケモン。
せいなるほのおの火傷50%により、物理耐久も補える。
じゃくてんほけん・とつげきチョッキと相性がよく、突破力を増されたり、受け性能を向上される。
ステルスロックで対策しようにもあつぞこブーツ持ちが非常に多く不安定。
- 対策方法
- 他の炎・飛行タイプと同じくあつぞこブーツ持ちでなければステルスロックがよく刺さる。
つまりはたきおとすであつぞこブーツを叩き落してサイクル戦に持ち込むのがよい。
特にホウオウは、さいせいりょくを活かしたサイクル戦で真価を発揮するため、出てくるたびにダメージを蓄積できるステルスロックは天敵。
ただし、じこさいせいで受けてじゃくてんほけんを発動させ全抜きを狙う型の場合死に出しには注意。
また、せいなるほのおで火傷を引けなければ、物理耐久は特殊耐久に比べれば低いので、バンギラス等が有利に立ち回れる。
天候補正で高火力の水技を撃てるカイオーガはホウオウには圧倒的有利かつ天敵。
ゼクロムも一撃でホウオウを倒せるのでオススメ。
カイオーガとゼクロムは比較的安定してホウオウを狩れる。
ステルスロックがあれば削り切れる。
対策可能なポケモン(一例) |
具体的な対策方法 |