アブリボン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

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アブリボン

No.743 タイプ:むし/フェアリー
通常特性:みつあつめ(戦闘終了後にあまいミツを持っていることがある)
     りんぷん(技の追加効果を受けない)
隠れ特性:スイートベール(味方のポケモンが眠らなくなる)
体重  :0.5kg(けたぐり・くさむすびの威力20)
蝶舞バトン虫HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
アブリボン6055609570124464みつあつめ/りんぷん/スイートベール
モルフォン706560907590450りんぷん/いろめがね/ミラクルスキン?
アメモース7060621008280454いかく/きんちょうかん

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/どく/ひこう/いわ/はがね
いまひとつ(1/2)くさ/じめん/むし/あく
いまひとつ(1/4)かくとう
こうかなしドラゴン

第七世代で登場した、唯一のむし×フェアリー複合ポケモン。
合計種族値は低めだが高い素早さが持ち味。現環境において、虫では最速、フェアリーの中ではハバタクカミに次ぐ第2位。

それなりの特攻と、強力な積技ちょうのまいも持つが、技範囲が狭いためアタッカーとしてはやや扱いにくい。
自身がアタッカーになるよりも、バトンタッチで引き継ぐほうが活かしやすい。
りんぷん?によるがんせきふうじ等の妨害耐性から、バトン役としての適性は高い部類。
ちょうのまい+バトンタッチを両立できるポケモンはほかにもいるが、圧倒的な素早さにより差別化は容易。

またダブル適性が高いのも特徴で、元専用技のかふんだんごは勿論、
ねばねばネット、むしのていこう、てだすけといった相手の妨害・味方の援護を得意とする技構成。
かふんだんごはわざマシンになり、多くのポケモンが習得可能となったものの、高い素早さから扱えるので相変わらず有用。
りんぷん?でダブルに跋扈するねこだましで怯まない点も優秀であり、サポート役として優れた個性を持つ。
しかしダブルで有用そうなスピードスワップ、サイドチェンジは失ってしまった。

テラスタルとの相性は悪くない。耐性をフォローしたり、技範囲の拡大に役立つ。
サポート役の印象が強いため、蝶舞アタッカー型として意表を突く際にも有用。



特性考察

みつあつめ
戦闘では無意味な特性。トレース対策もスイートベールで事足りるため候補外。
りんぷん
技の追加効果を受けない。不意の状態異常や能力低下による運負けを防げる。
ねこだましによる怯みも無効なので、シングルは勿論ダブルでも採用価値は高い。
あくまで追加効果なので、能力低下・状態異常を直接発生させる技は無効化できない。
また、かたやぶりには貫通される。
スイートベール
隠れ特性。自身を含め味方が眠らなくなる。主にダブルで採用される。
一応シングルでも効果自体は発動するが、眠らされる前に落とされがちで発動機会は少ない。
先発に出やすい起点型のカバルドン等のあくびを逆に起点にできる点は優秀だが、メタ的な採用となり汎用性が高くないのが欠点。
なお、追加効果で眠らせる攻撃技は第九世代ではオオニューラのフェイタルクロー、メロエッタのいにしえのうたのみであるため、りんぷん?との差別化は意識不要。
こちらもかたやぶりには貫通され、ふみんなどと違い即座に回復する効果はない。[1]

技考察

特殊技タイプ威力命中効果解説
かふんだんご90(135)100タイプ一致技。ダブルでは味方に使うと半分回復。ぼうだんで防がれる。
むしのさざめき90(135)100特防↓10%タイプ一致技。性能安定。みがわり貫通。ぼうおんで防がれる。
音技なのでのどスプレー対象。
むしのていこう50(75)100特攻↓100%タイプ一致技。ダブルでは相手全体攻撃。サポート用。
ムーンフォース95(142)100特攻↓30%タイプ一致技。性能安定。タマゴ技。
マジカルシャイン80(120)100タイプ一致技。ダブルでは相手全体攻撃。
サイコキネシス90100特防↓10%対毒。炎にも等倍だが鋼には半減。
アシストパワー20~100-新規習得。ちょうのまい2回でサイコキネシス越え。
エナジーボール90100特防↓10%水・岩・地面に抜群だが炎・毒・鋼等に半減。一致技の補完としては微妙。
スイートベールカバルドンラグラージを起点にする場合は優先度が上がる。
くさむすび20~120100-同上。仮想敵次第ではこちらのほうが威力が出る。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
物理技タイプ威力命中効果解説
とびつく50(75)100素早さ↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。ついでにタスキつぶしもできる。
接触技なので、こちらがタスキを持っている場合はさめはだなどに注意。
変化技タイプ命中解説
ちょうのまい-特攻・特防・素早さを補強。自身にもバトンタッチ用にも。
こうそくいどう-素早さを2段階上昇。
みがわり-変化技対策。バトンタッチも可能だが、きあいのタスキと相性が悪い。
バトンタッチ-ちょうのまいやみがわりと併せて交代。
ねばねばネット-交代で出てきた相手の素早さを下げる設置技。タマゴ技。
リフレクター-味方の防御を強化。
ひかりのかべ-味方の特防を強化。
あまえる100受けるためというよりは、後続へのサポートや相手の積みを妨害するために使用。
すりかえ100相手と道具を入れ替える。こだわり系と併せて機能停止させる。
トリックも覚えるが、ふういんを考慮するとすりかえが優勢。
てだすけ-味方の火力補強に。ダブル用。
おいかぜ-サポート用。効果は優秀だが、技スペースがきついか。

テラスタル考察

タイプ主な技解説
テラバースト解説
テラバースト岩が一貫する。
テラバースト弱点の炎タイプや鋼タイプを半減にでき、耐性自体も優秀。
テラバーストマヒでの機能停止を防ぐ。
エナジーボール粉技無効。炎・毒・飛行が一貫する。
テラバースト炎・岩・鋼が一貫する。
テラバースト飛行が一貫する。
テラバースト解説
テラバースト弱点の岩と毒を半減できるほか、地面テラバーストはフェアリー技の範囲補完技として優秀。
テラバースト岩が一貫する。
サイコキネシス
アシストパワー
耐性はあまり良くない。アシストパワーの威力上昇目的で。
かふんだんご
むしのさざめき
タイプ一致技の強化。
テラバースト弱点のうち炎、飛行、毒を半減。鋼弱点は一貫するので注意。
テラバーストしんそくを無効化できるほか、弱点の毒タイプを半減にできる。
テラバースト解説
テラバーストいたずらごころ耐性の獲得。
テラバースト弱点のうち岩、飛行、鋼タイプを半減し毒タイプを無効化。炎弱点は一貫するので注意。
ムーンフォースタイプ一致技の強化。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察

ちょうのまい積みアタッカー型

性格:ひかえめ/おくびょう
特性:りんぷん(推奨)/スイートベール
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/ラムのみ/のどスプレー(むしのさざめき採用時)
確定技:ムーンフォース/ちょうのまい
選択技:むしのさざめきorかふんだんご/サイコキネシスorアシストパワー/エナジーボール/テラバースト

種族値に沿った積みアタッカー型。
ドラパルト以外のドラゴンを上から叩けるのが最大の強みだが、火力は不足気味。

攻撃技はムーンフォースが確定。
その他の選択肢としては毒タイプに有効なサイコキネシスが有力。
虫技はタイプ一致だが半減されやすく、フェアリー技と範囲も被るため優先度は低い。

特性はりんぷん?推奨。ねこだましによる怯みや、不意の状態異常・能力低下を防げる。
特に採用率の高いがんせきふうじの追加効果を無視できる点は優秀で、きあいのタスキを持たせることでちょうのまいによる確実な強化が狙える。
スイートベールはあくびや催眠技による起点作りを阻止でき強力だが、汎用性に欠ける。

ちょうのまいバトン型

性格:おくびょう
特性:りんぷん/スイートベール
努力値:HSベースで調整
持ち物:きあいのタスキ/たべのこし/メンタルハーブ/のどスプレー(むしのさざめき採用時)
確定技:ちょうのまい/バトンタッチ
選択技:むしのさざめきorかふんだんご/ムーンフォース/サイコキネシスorアシストパワー/みがわり

フェアリー複合によるドラゴン耐性と、ちょうのまいバトン使いの中で最も高い素早さが特徴。
げきりん等を起点に積み、積んだ後もこだわりスカーフ持ち等に抜かれず先制バトンタッチを決めやすい。
ただしドラゴンの所持率が高い炎・毒技やバトンタッチの天敵である先制技・流し技には弱い。

先発ねばねばネット設置型

性格:おくびょう
特性:りんぷん
努力値:CS252
持ち物:きあいのタスキ
確定技:ねばねばネット
攻撃技:ムーンフォース/むしのさざめきorかふんだんご/とびつく
変化技:リフレクター/ひかりのかべ/しびれごな/あまえる/おいかぜ

先発に繰り出しねばねばネットを設置するサポート型。
ねばねばネット使いの中では最速、かつりんぷんもあるので怯まない。
とびつくは先発で出た相手の素早さも下げ、ついでにタスキも潰せる。

【ダブル】基本型

性格:おくびょう
特性:りんぷん/スイートベール
努力値:S252 HorC252
持ち物:きあいのタスキ/ひかりのねんど
攻撃技:かふんだんご/ムーンフォースorマジカルシャイン/むしのていこう
変化技:まもる/ねばねばネット/てだすけ/リフレクター/ひかりのかべ/しんぴのまもり

りんぷんだとねこだましで怯まなくなり、スイートベールだとキノコのほうし等の催眠技を無効化できる。
どちらも有用なので、パーティと相談して決めたい。

てだすけ、こだわりトリックなど、有用な変化技が揃っているのでサポートとしても優秀。
高速ねばねばネット設置など、個性的な動きも可能。
ちょうはつされてもかふんだんごで攻撃や味方の回復ができる。


相性考察

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対アブリボン

注意すべき点
フェアリー屈指の素早さと、優秀な積み技ちょうのまいによる対ドラゴン性能。
特性りんぷん?により、ねこだましやほっぺすりすり等の妨害技で阻止しにくい。
シングルではバトンタッチ、ダブルではかふんだんごによるサポートもこなす。
対策方法
一致技に加え、サイコキネシス等のサブ技も半減の鋼タイプなら攻守共に有利。
その他のポケモンでもきあいのタスキ貫通の連続技、ステルスロックがあれば対処が楽。

外部リンク


[1] かたやぶりによるあくびを受けてねむけ状態になった場合、次のターンの眠り状態は通常通り防ぐ。ただし現状あくびを覚えるかたやぶり持ちは存在しない。