エンテイ - ポケモン対戦考察まとめWiki｜前世代（ソード・シールド）

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バトルの考察よりも育成論の記述が多くなり実態に合っていないという理由により、
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エンテイ 

No.244 タイプ：ほのお
通常特性：プレッシャー（受けた技のPPを1多く減らす）
隠れ特性：せいしんりょく（怯まない、いかくを無効化）
体重：198.0kg（けたぐり・くさむすびの威力100）
原種/パラドックスＨＰ攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
エンテイ115115859075100580プレッシャー/せいしんりょく
ウガツホムラ105115121659391590こだいかっせい
炎単物理ＨＰ攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
エンテイ115115859075100580プレッシャー/せいしんりょく
ウインディ90110801008095555いかく/もらいび/せいぎのこころ
ブースター65130609511065525もらいび/こんじょう
ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/じめん/いわ
いまひとつ(1/2)ほのお/くさ/こおり/むし/はがね/フェアリー
いまひとつ(1/4)---
こうかなし---

三聖獣：ライコウ | エンテイ | スイクン

第二世代の準伝説ポケモンである三聖獣（通称三犬）の一体で、単ほのおタイプ。
種族値配分は高速物理アタッカー寄りのバランス型で、そこまで突出した部分はない。
準専用技であり、ランクマッチに参加可能なポケモンとしては唯一のせいなるほのお習得者である点が個性となる。
非接触物理技、かつやけど率50%、一致威力150と非常に優秀な技であり、この技の存在だけでたべのこしに依存する耐久型や物理アタッカーに後出しを許さない。
ほのおタイプなので火傷無効、隠れ特性のせいしんりょくによりいかく無効、優先度の高い先制技であるしんそくを覚えるなど、物理アタッカーとしての性能も高い。
また、特殊技だがふんかも引き続き覚えており、しんそくを警戒させての奇襲としては一考の余地あり。

一方で技範囲は悪くはないが少々惜しい。
補完として優秀なかくとう、じめん技はじしんやインファイト等使いやすい技を覚えず、じだんだやきしかいせい等少々癖が強い技ばかり。
攻撃を上げる技を覚えない[1]ため、広範囲に役割を持たせるより、せいなるほのおが刺さる相手に負担をかけていくのが基本運用。

第九世代での新規習得技はとっしん、くさわけ、テラバーストのみ。なお、ニトロチャージとすてみタックルを再習得した。
失った技に有用なものはなく、技方面ではあまり目立った変化はない。

新要素のテラスタルとの相性は良好。特にノーマルテラスタルによりしんそくを一致打点として扱えるのは大きい。
せいしんりょく＋しんそくを両立できるのはほかにカイリューとルカリオが存在するが、いずれもタイプや種族値が異なり、自然と差別化は為される。

自身のパラドックスポケモンのウガツホムラが登場したものの、タイプや種族値、技などは完全に別物なので、差別化を気にする必要はない。

まもみがプレッシャー型(ふんえん搭載タイプ)をノートに移動。

特性考察

登場時にアナウンスが出る特性と出ない特性1つずつなので、場に出た瞬間どちらの特性かは必然的にバレる。

プレッシャー
通常特性。ほかのポケモンから受けた技のPPを1多く減らす。
そこそこ耐久があるうえ、特にハイドロポンプ等PPが少ない技はまもるを併せると容易にPPを枯らせる。
ただし高速再生技は覚えず、回復技はねむるのみ。
アタッカー型でも相手の特性次第では発動順で素早さ判定ができる。
自身の主力技のPPも少ないので、ポリゴン２にトレースされると一気に辛くなる。
せいしんりょく
隠れ特性。怯みといかくを無効化。
やけど無効も相まって、非常に安定して火力を出せる。物理アタッカー型は基本的にこちらを推奨。
VC金銀クリスタル産やBDのハマナスパーク産は最初からこちらの特性。それ以外はとくせいパッチが必要。
VC版は現在新規ダウンロードできない点に注意。

技考察

物理技タイプ威力命中効果解説
せいなるほのお炎100(150)95火傷50%タイプ一致技。自身とホウオウのみの準専用技。追加効果が優秀。
習得させなくても、型が割れるまで物理アタッカーなどをけん制できる。
フレアドライブには追加効果発生率、反動がない点で勝る。
フレアドライブ炎120(180)100火傷10%
反動1/3		タイプ一致技。最高威力だが、反動が痛い。せいなるほのおには威力・命中共に勝る。
禁伝ありルールでザシアンを重く見る場合にスカーフ型で採用されやすい。
ニトロチャージ炎50(75)100素早さ↑100%タイプ一致技。追加効果が優秀。積み技感覚で。
くさわけ草50100素早さ↑100%ニトロチャージと選択。威力は劣るが、水地などへの打点になる。
ストーンエッジ岩10080急所ランク+1対炎飛。命中不安。いわなだれは覚えない。
じだんだ地75/150100技失敗後
威力2倍		対炎岩。じならしより威力が高いほか、相手のもらいびへの受け出しをケアできる。
じならし地60100素早↓100%対炎岩。バシャーモやヒードランなどに。追加効果が優秀。じしんは覚えない。
ダブルでは味方を巻き込む。
アイアンヘッド鋼80100怯み30%対フェアリー。半減範囲は炎と被り気味。怯みも狙える。
かみくだく悪80100防御↓20%対超霊。禁伝ありならスカーフで黒馬バドレックスを縛る。
しんそく無80100優先度+2優先度・威力ともに高い優秀な技。
攻撃も高いので、タスキ潰しに留まらずある程度の強行突破も望める。
特殊技タイプ威力命中効果解説
ふんか炎1~150
(1~225)		100HP減少で
威力減少		タイプ一致技。スカーフと併せて。特殊炎技最大火力。
バークアウト悪5595C↓100%ダブル向け。相手2体攻撃。身代わり貫通。優秀なサポート技。
テラバースト無80<120>100-テラスタル時はタイプが変化。攻撃が高い場合は物理技に変化。
変化技タイプ命中解説
まもる無-火傷のターン稼ぎや、プレッシャーと併せて。
みがわり無-変化技対策や、プレッシャーと併せて。
リフレクター超-サポート用。味方全体の物理耐久を強化。ひかりのかべは覚えられない。
いばる無85相手の攻撃を2段階上げたうえで混乱させる。ものまねハーブと併せることで自身の攻撃も強化できる。
+  採用率の低い技

テラスタル考察

タイプ主な技解説
無しんそく
すてみタックル		ゴースト無効。しんそくが一致になり強力。
炎せいなるほのお
ニトロチャージ		一致技の火力向上。火傷無効を維持する。
水テラバースト本来弱点の水を半減する。
電テラバースト草同様水の打点。麻痺対策。弱点が1つになるが、地面が一貫する。
草テラバースト対草地岩。炎技との相性補完に優れる。
氷テラバースト岩が一貫する上、耐性が劣悪になる。
闘テラバースト岩半減だがそれ以外の利点は少ない。
毒テラバースト猛毒無効だが、地面が一貫する。
地じだんだ対炎。水が一貫する。
飛テラバースト地面無効だが、岩が一貫する。
超テラバースト耐性が少なく、元の耐性との補完も無い。
虫テラバースト地面半減だが岩が一貫する。
岩ストーンエッジサブウェポンの強化に。弱点の数が増え、水と地面が一貫する。
霊テラバースト相手のしんそくなどを無効にできるが、元々高耐久のためピンポイント。
竜テラバースト耐性も多く本来弱点の水を半減するが、ドラゴンに更に弱くなる。
悪テラバーストいたずらごころ耐性を得るが、有用な変化技は少ない。
鋼テラバースト耐性は優秀だが、地面が一貫する。
妖テラバースト対竜・格闘。
ステラテラバーストチョッキ型で選択肢になるか。

型考察

とつげきチョッキ型

特性：せいしんりょく
性格：いじっぱり/ようき
努力値：HAS調整
持ち物：とつげきチョッキ
確定技：せいなるほのお
選択技：ストーンエッジ/じならしorじだんだ/アイアンヘッド/しんそく

チョッキを持つことで特殊アタッカーに強く出られる。
せいなるほのおの存在により物理アタッカーを牽制でき、じならしで攻撃しつつS操作も可能。

努力値調整
Hに厚く振れば行動回数を稼げ、Sに振って先手で火傷させれば物理技を軽減できる。
火傷のスリップダメージは少ないため、Aにも努力値を割いておきたい。
  • 調整例
    いじっぱり　H132-A252-B4-D4-S116
    H：16n-1
    A：特化
    S：最速70族+1

こだわりハチマキ型

特性：せいしんりょく
性格：いじっぱり/ようき
努力値：AS252
持ち物：こだわりハチマキ
確定技：せいなるほのお/しんそく
選択技：じならしorじだんだ/アイアンヘッド/ストーンエッジ/かみくだく

序盤は鉢巻せいなるほのおで負担を掛け、再登場後に鉢巻しんそくによるストッパー・全抜きに期待するアタッカー。

こだわりスカーフ型

性格：いじっぱり/ようき
特性：せいしんりょく
努力値：AS252をベースに調整
持ち物：こだわりスカーフ
確定技：せいなるほのおorフレアドライブ
優先技：かみくだく
選択技：じならしorじだんだ/アイアンヘッド/ストーンエッジ/しんそく/バークアウト

主に竜王戦ルールで使われる、ザシアンや黒馬バドレックスを意識したスカーフ型。
S無補正228振り＋スカーフで最速150族抜き。

A無補正フレアドライブで無振りザシアンをピッタリ確1。せいなるほのおだとA特化しても乱1。

いばるものまねハーブ型

特性：せいしんりょく
性格：ようき
努力値：H4 AS252
持ち物：ものまねハーブ
確定技：せいなるほのお/いばる
優先技：しんそく
攻撃技：ストーンエッジ/テラバースト(草など)/じならしorじだんだ/くさわけ/アイアンヘッド/かみくだく
変化技：みがわり

いばる＋ものまねハーブのコンボで自身の火力強化と相手の機能停止を狙う。
相手が物理型の場合はせいなるほのおで火傷を負わせ、こちらの被害を抑えることも可能。
いばみがコンボも可能だが、せっかく上げた攻撃を生かすためにもテラバーストなどで技範囲を広げたほうがいいだろう。

まもみがプレッシャー型

特性：プレッシャー
性格：ようき
努力値：耐久・素早さ調整
持ち物：たべのこし
確定技：せいなるほのお/まもる/みがわり/じならし

まもる・みがわりを繰り返し、特性プレッシャーでPP切れを狙う耐久型。
H実数値204以上ならちきゅうなげを耐えるため、受けループにも強い。

せいなるほのおは威力や追加効果発生率が高く遂行速度も速いが、PPの少なさがネック。
じならしはヒードランに刺さるほか、先手でみがわりを出しやすくなる。

ねむカゴ型

特性：プレッシャー
性格：ようき/しんちょう
努力値：H252 耐久・素早さ調整
持ち物：カゴのみ
確定技：せいなるほのお/ねむる
選択技：ストーンエッジ/じならしorじだんだ/ほえる

ねむるで耐久力を補う型。たべのこしより即効性があり、状態異常にも強い。
どくどく持ちやあくび持ちニンフィアに対しても居座れる。
チョッキと異なり変化技も使えるが、ビルドアップ等物理方面の積み技は覚えない。

ふんか型

特性：プレッシャー/せいしんりょく
性格：おくびょう/ひかえめ
努力値：C252 S252 H4
持ち物：もくたん/こだわりスカーフ
確定技：ふんか
攻撃技：ソーラービーム/だいもんじorねっぷうorふんえん/バークアウト/ストーンエッジ/しんそく
変化技：ほえる

ふんかを習得するポケモンでは原種バクフーンと並んで最速。特にダブルバトルで力を発揮する型。

技候補は少ないが、ふんかとしんそくがあれば大抵押し切れる。
HPが減ったらだいもんじに切り替えたり、ふんえんやバークアウトでステータス異常をまき散らす。

特性はどちらも有用。
プレッシャーは相手の素早さやスカーフ所持の判定に役立つ。
せいしんりょくはダブルバトルにおける不意のねこだましでもふんかの火力がやや下がる程度に済む。

相性考察

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

対エンテイ

注意すべき点
せいなるほのおの存在により、ひとたび有利対面を作られると後出しが効かなくなる。
先手で火傷を負わされたり、まもみがプレッシャーを仕掛けられたりすると有効打を失う。
耐久も高いため、チョッキを持たれると高火力の特殊アタッカーでも撃ち負かされる。
ほのおタイプなのでやけどにならず、特性せいしんりょくならいかくも無効なので火力を削ぐのが難しい。
強力な先制技であるしんそくを覚えるため、終盤のスイーパーとして動くことも。
サブウェポンも岩・鋼・地面と揃っている。
対策方法
水タイプは攻守両面で優勢。特殊型なら火傷の影響も小さい。
火傷を無効化できて炎半減のキョジオーンや、みがわり貫通で弱点を突けるアシレーヌなら有利に戦える。
物理で攻めるなら、火傷させられる前or対策したうえで霊獣ランドロス＠スカーフ等の速攻型か、おんみつマントを持たせた耐久の高いポケモンで。
せいしんりょくだといかくが効かないが、ほかの能力低下技は有効なのですてゼリフやあまえるで火力を削げる。
やや平坦な種族値をスカーフやチョッキなどで補っていることが多いので、はたきおとすを早めに撃っておきたい。

外部リンク

タグ: ポケモン第二世代藍の円盤三聖獣ほのおタイプタマゴみはっけんグループプレッシャーせいしんりょく

[1] とおぼえは第四世代の配布限定で、第九世代ではカジュアル・ランク共に使用不可。