オーガポン（いしずえのめん） - ポケモン対戦考察まとめWiki｜前世代（ソード・シールド）

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オーガポン（いしずえのめん）

No.1017 タイプ：くさ/いわ
通常特性：がんじょう（HP満タンの時にダメージを受けると必ずHP1で耐える、一撃必殺技を無効化する）
テラ特性：おもかげやどし（テラスタルした時や、テラスタルした状態で場に出た時に防御が1段階上がる）
体重　　：39.8kg（けたぐり・くさむすびの威力60）

専用道具：いしずえのめん（いしずえのめんにフォルムチェンジし、すべての技の威力が1.2倍になる。はたきおとすの威力は上昇しない。戦闘中失うことはない）

第九世代のDLC「碧の仮面」で登場した準伝説ポケモンの一体。
準伝説としては合計種族値がやや控えめだが、高速物理アタッカーとしてバランスが良く無駄のない配分となっている。
またテラパゴスと同様、テラスタイプが固定で、テラスタル後に特性が変化するという特徴も持つ。
テラスタルした状態ではかわりものやへんしん、イリュージョンが失敗する点も同じ。

専用アイテムである「めん」を装備することでフォルムチェンジする。
フォルムごとに複合タイプやテラスタイプ、専用技ツタこんぼうのタイプ、通常特性、テラスタル後の特性の効果が変化する。種族値は変化しない。
また「めん」の隠し効果として、無条件ですべての技の威力が1.2倍になるボーナスも得られる。
これにより、実質的なA種族値が148相当(無振り時)/154相当(252振り時)と禁止級伝説に匹敵する高さになる。[1]

「いしずえのめん」は同名アイテムの「いしずえのめん」を持たせたフォルムで、草×岩複合タイプ。特性はがんじょうになる。
第九世代ではユレイドルが不在のため固有の複合。
この複合タイプは互いの弱点を相殺し合うため耐性は少ないが、特性がんじょうのおかげで1回以上の行動保証は得やすい。
また攻撃面ではくさの苦手なほのお、こおり、ひこう、むしに抜群が取れるため、草対策に入れられているポケモンに対して強気に攻撃を仕掛けられるのが特徴。
ただし一致技を双方半減されるうえに一致弱点を突かれるはがねは厳しい相手。
幸い格闘技や地面技も習得するが、複合タイプで等倍以下に抑え込まれることも多いので過信は禁物である。

専用技のツタこんぼうはいわタイプに変化する。いわタイプとして見ると威力・命中共に安定した非常に貴重な岩物理技で、更に急所にも当たりやすいとストーンエッジの完全上位互換。
くさタイプの一致技もパワーウィップ、ウッドハンマー、ウッドホーンから選択できるため問題なし。
変化技もニードルガードやこのゆびとまれといった珍しいものをはじめとして、やどりぎのタネ、アンコール、こうごうせい、てだすけなど優秀なものが揃っている。

テラスタル後の特性おもかげやどし?は、このフォルムでは防御上昇の効果を持つ。
平均的な物理耐久を補ってくれるため、等倍以下なら確定数をずらして行動回数を増やしやすく、結果的に火力補強にも繋がる。
ただし弱点が増えてしまい、がんじょうによる行動保障もなくなるため、テラスタルを切るタイミングを間違えると出落ちに繋がりやすくなる。

なお、全フォルム共通でテラスタイプを変更できないという弱点が存在する。
これにより耐性を変えて苦手なタイプの技を無理矢理受けたり、ほかのタイプのテラバーストで範囲を補うという芸当ができない。
いしずえのめんの場合はテラスタルによりくさタイプをなくすことで、等倍の炎技や毒技を半減に抑え込むことは可能。
実際はがんじょうによって非テラスタル時の対面性能が高いこともあり、ほかのフォルムと比べてテラスタルに対する依存度が非常に低い（実際のテラスタル使用率も全フォルム中最下位）。
よってこのフォルムに限ればあまり意識しなくても支障のない問題といえるだろう。

特性考察

がんじょう

隠れ特性は無く、これのみ。HPが満タンの時は致命的なダメージを受けても必ずHP1で耐えることができる。さらに一撃必殺技を無効化できる。草タイプでは唯一の所持者。
道具を持てないというデメリットを持ちながら実質的にきあいのタスキを持った状態になれるため、耐久数値自体は平均レベルなオーガポンの行動回数を確保してくれる優秀な特性である。
ただし特性かたやぶりや連続技には貫通されるため注意。相手に竈オーガポンやデカヌチャン、連撃ウーラオスやテツノカシラなどがいる場合は警戒したい。

おもかげやどし

基本仕様

テラスタルした際に発動する特性で、持っている仮面に応じた能力が1段階上昇する。一度交代して再び場に出た際にも発動する。
スキルスワップやトレースなどによるコピーは不可能だが、特性上書きやかがくへんかガスによる特性無効化は可能。
テラスタル前にいえきを受けて「とくせいなし」状態になっている場合もテラスタル後に発動しない。

個別考察

いしずえのめんの場合、上昇する能力は防御。第八世代におけるザマゼンタのふくつのたてと同様の効果。
直接的に攻撃性能を高める効果ではないものの、平均的な物理耐久を補うことで等倍以下の相手に対する行動回数を増やすことに繋がる。
ちなみに防御無振りの場合、特性発動で種族値136相当になる。ランク上昇なのでかたやぶりには無視されない。
一方で素早さは補強されないため、予めくさわけを積むなどの方法で補強したい。
がんじょうの効果は含まれないため、一致弱点や特殊技には脆くなる。テラスタルのタイミングには気を付けたい。
テラスタルと絡めた詳しい考察はテラスタル考察を参照。

技考察

テラスタル考察

型考察

アタッカー型

特性：がんじょう→おもかげやどし
性格：ようき(推奨)/いじっぱり
努力値：AS252 B4 or A236 S252 B20
持ち物：いしずえのめん(固定)
確定技：ツタこんぼう/ウッドホーンorパワーウィップ（両採用可）
攻撃技：ばかぢからorけたぐりorローキックorかわらわりorきしかいせい/はたきおとす/くさわけ/がんせきふうじ/じだんだ/でんこうせっか/じゃれつく/とんぼがえり/カウンター
変化技：つるぎのまい/ちょうはつ/アンコール/ニードルガード

種族値に沿った高速アタッカー型。
専用アイテムにより強化された一致技の威力は凄まじく、素早さが下の相手に対して圧力をかけやすい。
がんじょうにより非テラスタル時の対面性能が高く、テラスタル枠をほかに回しやすい。
テラスタルを切る→おもかげやどし?発動によりぼうぎょを上げることが可能。しかし、元の耐久力がないので、確2以上を取られることが多く、特殊技には無力。
火力は面補正だけでも基本的に十分だが、一応がんじょうやテラスタルのぼうぎょ上昇で耐えてからつるぎのまいを積むことによって補強できる。

回復効果のあるウッドホーンの使い勝手が中々良い。
ステルスロックや受け出しなどの細かいダメージを回復してがんじょうを復活させたり、テラスタル後はB上昇と併せて耐久したりできる。
しかし無補正A振りウッドホーンで無振り連撃ウーラオスがギリギリ確2と威力不足なので、採用するならパワーウィップと両採用するか、つるぎのまいと併せたいところ。

準速だと同族はおろか最速ウーラオスにすら抜かれてしまい、すいりゅうれんだで処理されるので、最速推奨。
AS特化が基本で、耐久調整の場合はAを削ること。
AS特化する場合、余った4はHPに振ると実数値が2nとなり効率が悪いため、BかDに振るとよい。

非テラスタルのかまどオーガポンにはかたやぶりでがんじょうを貫通されるので注意。
急所以外でがんじょうを貫かれる可能性のある技はばかぢからとウッドハンマー/パワーウィップだが、幸いどれも採用率は低い。
ようきかまどオーガポンの非テラスタルウッドハンマー/パワーウィップはB4振りだけでも6.25%の超低乱数1発。確定耐えにするにはB20振りが必要。
なおばかぢからはB252振りでも乱1。

相性考察

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3～4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。

対オーガポン（いしずえのめん）

注意すべき点

全フォルム共通でアタッカーとして優れたステータスと優秀な技範囲を持つ。
いしずえオーガポンは特性がんじょうで一撃で落とされず、対面性能が高い。
がんじょうで耐えてからのカウンターやきしかいせいには注意。
ウッドホーンやこうごうせいといったHP回復技を持っていることがあるため、ステルスロックや先制技でHPを削ってのがんじょう対策はやや不安定。
なおテラスタル後はへんしん無効だが、いしずえオーガポンにテラスタルを切られることはあまりない。

対策方法

連続攻撃、かたやぶり＋弱点技といった一般的ながんじょう対策がほぼそのまま通用する。
テラスタル前後で鋼と格闘が一貫する。特に鋼はオーガポンの一致技両半減で、耐性上でも有利。地面技・格闘技には注意。

+

対策ポケモンの一例

ウーラオス＠水テラスタル 2倍補正込みすいりゅうれんだで無振りオーガポンを確1。テラスタル後のB上昇を無視可能。 素早さで劣るので、スカーフを持たせたい。 テツノカシラ タイプ一致タキオンカッターで無振りオーガポンを確1。特殊技なのでテラスタル後のB上昇は影響しない。 素早さで劣るので、スカーフを持たせたい。 マニューラ オーガポンより素で早く、トリプルアクセル3発・つららばり4発以上でテラスタル前無振りオーガポンを確1。 ねこだまし＋アイススピナーでも無振りオーガポンを倒せる。れいとうパンチだと約5%で耐える。 やや不安定なのでタスキは必須。 へんげんじざいマスカーニャ オーガポンより素で早く、タイプ一致トリプルアクセル3発でテラスタル前無振りオーガポンを確1。 テラスタルされた場合、タイプ一致トリックフラワーでB上昇を無視して無振りオーガポンを確1。 やや不安定なのでタスキは必須。 オーガポン（かまどのめん） かたやぶりでがんじょうを貫通。 ダメージの割合については型考察を参照。 かたやぶりデカヌチャン 無補正無振りデカハンマーでテラスタル前無振りオーガポンを確1。 A特化デカハンマーでB+1無振りオーガポンを確1。 かたやぶりドリュウズ アイアンヘッドでテラスタル前無振りオーガポンを確1。 素早さで劣るので、スカーフを持たせたい。

外部リンク

• オーガポン（いしずえのめん） - ポケモン百科事典