ポケモン対戦考察まとめWiki
バトルの考察よりも育成論の記述が多くなり実態に合っていないという理由により、
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オシャレボール
オシャレボール(オシャボ)とは
オシャレボール(略称:オシャボ)とは、ポケモンの育成におけるオマケ要素であり、
ポケモンを捕獲する各種モンスターボールを個人が任意に選択し、ポケモンのコレクション性を高めるプレイスタイル、およびそのボールのことである。
第6世代において、タマゴから孵化したポケモンが親となったポケモンのボールを引き継ぐ仕様となったことで広く認知・普及した。
ポケモンの外見・設定、あるいはトレーナーのこだわりなどによって似合うボールが選択される。
ポケモンとボールの組み合わせによっては希少性の高いものもあり、珍重される[1]。
当然ながら入っているボールによるステータスの違いは存在しないため、ポケモンの対戦には本来関係ない要素である。
しかしながら、オシャボには育成上の制限がいくつか存在し、
入っているボールによっては、そのポケモンの特性・技構成を推定することが可能な場合がある。
このページでは、そのデメリットを知ることで対戦時の情報アドバンテージを確保することを目的として資料をまとめる。
対戦用のポケモンでオシャボを使用する場合はこれらのデメリットを理解したうえで上手く無視・軽減していくべきだろう。
オシャボのデメリット
具体的なオシャボのデメリットとは、特性・ボールの遺伝の仕様から
「隠れ特性の有無」「過去作限定の技の有無」がボールからポケモンを繰り出した時点で判明することである。
実際には繰り出し時点でそれらが確定するポケモンは少ないものの、「オシャボ」「隠れ特性」「過去作限定技」の両立能否については多くのポケモンが該当し、
「隠れ特性だから過去作限定技はない」あるいは逆に「過去作限定技があるから隠れ特性ではない」という推定は簡単に成り立つ。
対戦でのポイント
過去作からHOMEを経由して初めてSVに転送する場合、過去作で覚えていた技が全て消去され、レベルに合わせたレベル技に上書きされるため「過去作限定技」を考慮する必要はない。
また、「とくせいパッチ」で隠れ特性→通常特性へ変更もできるようになった為、下記の特殊な特性の個体を除き、過去作限定リボンの二つ名によって特性が特定されることも無くなった。
- ボール・二つ名(リボン)により特定の技の不所持が判明するポケモン(プレシャスボール以外)
- ボール・二つ名(リボン)により特性が判明するポケモン
※外見(フォルム)で区別が付くポケモンは除く
ボール別の世代ごとの対応表
項目 | 説明 | |
ボール | モンスターボールのグループ | |
隠れ特性 | 「かくれとくせい」を持ったポケモンが存在しうるかどうか。 | |
タマゴ技 | 「タマゴ技」を覚えさせられるかどうか。 | |
世代技 | 「世代限定技(わざマシン・教え技)」を覚えさせられるかどうか。 | |
出身世代 | その世代で各要素を持ったポケモンを新規に入手できるかどうか。 | |
数字1~8 | 各世代を表す。1はVC版赤緑青ピカチュウ、2はVC版金銀を指す。 | |
背景色 | そのボールで野生のポケモンを捕獲できない世代。 |
※タマゴ技については第8世代以降は後付けすることが可能になったため、旧作出身でも持っている可能性がある。
※隠れ特性については「とくせいパッチ」を使用することによって通常特性の個体を変更できるため、旧作出身でも持っている可能性がある。また、第9世代以降は隠れ特性から通常特性への変更も可能になった為、SVに登場する種族であればそれまで隠れ特性固定だったポケモンも通常特性を持っている可能性がある。
ボール | 要素 | 出身世代 | 備考 | |||||||
モンスターボール | 隠れ特性 | 1 | 2 | - | - | 5 | 6 | 7 | 8 | 第1~2世代:全て隠れ特性。 |
タマゴ技 | - | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ||
世代技 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 第1~2世代:第3~6世代の技との両立不可。 | |
マスターボール | 隠れ特性 | - | - | - | - | 5 | 6 | 7 | 8 | |
タマゴ技 | - | - | - | - | 5 | 6 | 7 | 8 | 第5世代:PDWに出現するポケモンの一部が覚えている。 第6世代:ORASのずかんナビを用いることで1つだけ覚えられる。 第7世代:島スキャンで出現したポケモンが1つだけ覚えている。 第8世代:オーラをまとったポケモンが1つだけ覚えていることがある。 | |
世代技 | - | - | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ||
世代共通ボール | 隠れ特性 | - | - | - | - | 5 | 6 | 7 | 8 | |
タマゴ技 | - | - | - | - | 5 | 6 | 7 | 8 | 第5世代:PDWに出現するポケモンの一部が覚えている。 | |
世代技 | - | - | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ||
クイックボール ダークボール ヒールボール | 隠れ特性 | - | - | - | - | 5 | 6 | 7 | 8 | |
タマゴ技 | - | - | - | - | 5 | 6 | 7 | 8 | 第5世代:PDWに出現するポケモンの一部が覚えている。 | |
世代技 | - | - | - | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ||
サファリボール | 隠れ特性 | - | - | - | - | - | - | 7 | 8 | |
タマゴ技 | - | - | - | - | - | 6 | 7 | 8 | ||
世代技 | - | - | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ||
コンペボール | 隠れ特性 | - | - | - | - | - | - | 7 | 8 | |
タマゴ技 | - | - | - | - | - | 6 | 7 | 8 | ||
世代技 | - | - | - | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ||
ガンテツボール | 隠れ特性 | - | - | - | - | - | - | 7 | 8 | |
タマゴ技 | - | - | - | - | - | 6 | 7 | 8 | ||
世代技 | - | - | - | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | ||
ドリームボール | 隠れ特性 | - | - | - | - | 5 | 6 | 7 | 8 | 第6世代まで:♀が存在しないポケモン[2]は全て隠れ特性。 |
隠れ特性 (第6世代追加) | - | - | - | - | - | - | 7 | 8 | プラスル・マイナン・カクレオン・サマヨール・ヨノワールが該当 | |
タマゴ技 | - | - | - | - | 5 | 6 | 7 | 8 | 第5世代:PDWに出現するポケモンの一部が覚えている。 | |
世代技 | - | - | - | - | 5 | 6 | 7 | 8 | ||
ウルトラボール | 隠れ特性 | - | - | - | - | - | - | 7 | 8 | |
タマゴ技 | - | - | - | - | - | - | 7 | 8 | ||
世代技 | - | - | - | - | - | - | 7 | 8 | ||
プレシャスボール | 隠れ特性 | - | - | - | - | 5 | 6 | 7 | 8 | 一部のポケモンは隠れ特性固定 |
タマゴ技 | - | - | - | - | - | - | - | - | 一部のポケモンがタマゴ技を修得した状態で配布されたことはある。 | |
世代技 | - | - | - | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 |
- 表中での組み合わせ自体は可能でも、ポケモンごとにその世代・バージョンで出現するかは異なり、両立の能否は変わる。
例)オニドリルはガンテツボールに入っていても4・6・7のどの世代で捕獲・孵化したかわからないが、
第6世代で登場したファイアローは第7世代以降の出身が確定し、第6世代限定技との両立が不可能となる。
- ピカブイ・ポケモンGOではモンスターボール、スーパーボール、ハイパーボール、プレミアボール、マスターボール、ウルトラボール(UBとネクロズマ限定)のみ使用可能。
- LEGENDS アルセウスで入手したポケモンは、SVではストレンジボール入りとなる。
モンスターボールの種類と概要
使用可能なモンスターボールには、第9世代現在37種類が存在しており、いくつかのグループにわけることができる。
- モンスターボール
モンスターボール
全ての世代で使用可能なボール。
育成上の制限は存在しない。
オシャボのリスクを考えるのが面倒ならば全てこれに入れておけば間違いはない。
- 世代共通ボール(4種)
スーパーボール ハイパーボール マスターボール プレミアボール
ピカブイ・GOを含む第3世代以降の全ての世代で使用可能なボール。
これらのボールに入った第5世代以前の限定技を覚えたポケモンは、野生のポケモンとして捕まえたことが確定する。
第5世代以前で捕まえたポケモンと、全ての世代のマスターボールで捕まえたポケモンは
親からボールが遺伝していないため、野生のポケモンとして捕まえたことが確定する。
これにより基本的にはタマゴ技を覚えていないことになるが、
第5世代(BW・BW2)の「ハイリンクの森」では出現するポケモンの一部が、
第6世代(ORAS)ではずかんナビを使うことで出現するポケモンが、
第7世代(SM・USUM)では島スキャンで出現したポケモンが覚えている場合があるため、
この10作で出現するポケモンについては例外となる。
第8世代以降では後天的なタマゴ技の習得が可能となっている。
モンスターボール、プレシャスボールのみのポケモン(野生出現しない御三家、幻など)はGO限定となる場合がある。
- 第3世代以降(6種)
ネットボール ネストボール タイマーボール リピートボール ダイブボール ゴージャスボール
第3世代以降全ての世代(ピカブイ・GOを除く)で使用可能なボール。
このボールに入ったポケモンは「ピカブイ限定技」との両立ができない。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
- 第4世代以降(3種)
ヒールボール クイックボール ダークボール
第4世代以降全ての世代(ピカブイ・GOを除く)で使用可能なボール。
このボールに入ったポケモンは「第3世代限定技」「ピカブイ限定技」との両立ができない。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
- サファリボール
サファリボール
第3・4世代の「サファリゾーン(RSE/FRLG/HGSS)」「ノモセだいしつげん(DPt)」と第8世代の剣盾、「ノモセだいしつげん(BDSP)」、第9世代(SV)でのみ使用可能なボール。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
- コンペボール
コンペボール
第4世代の「虫取り大会(HGSS)」と第8世代(剣盾)、第9世代(SV)でのみ使用可能なボール。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
- ガンテツボール(7種)
スピードボール レベルボール ルアーボール ヘビーボール ラブラブボール フレンドボール ムーンボール
第4世代(HGSS)と第7世代(SM・USUM)・第8世代(剣盾、BDSP)・第9世代(SV)でのみ使用可能なボール。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
BDSPでの入手はセブンネット早期購入特典のみであり、通常プレイでは入手不可。
- プレシャスボール
プレシャスボール
第4世代で登場した配布ポケモン専用のボール。
ポケモンによっては特性や性格を特定できる場合があり、限定技の使用も考慮されうる。
- ドリームボール
ドリームボール
第5世代の「ハイリンクの森」(サービス終了につき新規入手不可)とBW2連動ソフト「ポケモンARサーチャー」・第8世代(剣盾)・第9世代(SV)でのみ使用可能なボール。
野生産と第5世代以前限定技の関係については世代共通ボールと同じ。
- ウルトラボール
ウルトラボール
第7世代(SM・USUM)・第8世代(剣盾)・第9世代(SV)・GO(UBとネクロズマ限定)のみで使用可能なボール。
このボールに入ったポケモンは「第6世代以前限定技」を覚えられない。
- レジェンズアルセウス用ボール
モンスターボール(LA) スーパーボール(LA) ハイパーボール(LA) ヘビーボール(LA) メガトンボール ギガトンボール フェザーボール ウイングボール ジェットボール オリジンボール
第8世代(LA)でのみ使用可能なボール。
HOMEの仕様上、LA限定技を他ソフトで使用することはできない。
オリジンボールはディアルガ、パルキア専用であり、1セーブデータ当たり1個、どちらか片方のみ入れることができる。
SVではストレンジボールとして表示される。
- ストレンジボール
ストレンジボール
第8世代(剣盾を除く)で登場。
LAからBDSPやSV、あるいはその逆にポケモンを転送し、そのポケモンが転送先のシリーズに未実装のボールに入っていた場合、代替として表示されるボール。
内部データではどのボールか区別されており、転送元のシリーズに戻すと元のボールに戻る。
ストレンジボール入りのポケモンを親にしてタマゴを作っても遺伝せず、生まれたポケモンはモンスターボールに入る。
[1] このことが影響しているのか、近年ではガンテツボールやドリームボールなど入手難易度の高いボールのみを差してオシャボと呼ぶ人もいるが、オシャボの概念自体にボールのレア度は関係ない。
[2] ♂固定で配布されたポケモンを含む