グラードン - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

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バトルの考察よりも育成論の記述が多くなり実態に合っていないという理由により、
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グラードン

No.383 タイプ:じめん
特性:ひでり(場に出た時か戦闘中この特性を得た時、5ターンの間天候が晴れになる)
体重:950.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
禁止級晴れ始動HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性備考
グラードン1001501401009090670ひでりでんじは、おにび、ステルスロックなどの絡め手が豊富
4倍弱点なし
ダブルで一致全体攻撃
コライドン
(鼓動+全振り)
100135
(197※)
11585100135670ひひいろのこどう晴れで攻撃1.33倍強化
135族の高い素早さ
ニトロチャージによる全抜き性能

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)みず/くさ/こおり
いまひとつ(1/2)どく/いわ
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

第三世代の禁止級伝説で、単じめんタイプのポケモン。
未解禁を含む全じめんポケモン[1]の中で最高の攻撃種族値を持つ。
物理耐久もイダイナキバ並の数値があるため、数ある禁止伝説の中でも特に物理との撃ち合いに強い。
特性ひでりが発動すればみずも等倍なので、実質弱点はくさこおりのみという耐性も優秀である。

反面、素早さが90と禁止伝説では激戦区であること、特殊耐久に不安があること、ひでりで強化されるほのお技が不一致な点が惜しい。
なにより対のカイオーガとの相性が最悪のため、性能は決して悪くないもののカイオーガの使用率の高い環境では影に隠れがち。
一方でダブルではひでりを活かした味方との連携が狙えるため、ダブル晴れパの天候始動役兼エースとしては強烈な存在感を放つ。

第九世代では攻撃技でしねんのずつき、ロックブラスト、ボディプレス、かみくだく、ねっぷうを、変化技ではまきびし、おにび、てだすけを新規習得。
DLCの技マシンでヒートスタンプを再習得した。ダイマックスの廃止で使いやすくなり、体重がトップクラスのため高威力を狙いやすい。
ほえるも再習得。ゲンシカイキが使えた過去作ほどの安定性はないが、ステルスロックと合わせた先発役としての運用も視野に入る。
失った技で実用的な物は殆どなく、しんぴのまもりが多少惜しい程度。技方面では大きな強化を受けたと言える。

禁止級晴れ始動ライバルとしてコライドンが新登場。
あちらは晴れ始動だけでなく攻撃の強化も受けられ、単純な火力面では後れを取るが、高いSが災いして天候合戦に弱い、ダブルバトルでの全体攻撃に乏しいという短所も。
タイプは勿論、種族値の傾向や攻撃範囲も異なるので差別化は容易。
フェアリー等倍と最重クラスの体重から放たれるヘビーボンバーで、禁止級フェアリーに強いのもメリットになる。

からぶりほけん型をノートへ移動。



特性考察

ひでり
隠れ特性はないため、特性はこれのみ。5ターンの間天候を晴れにする。
炎技の火力を補強しつつ水技を半減し、弱点が事実上2つに減る。
採用率は低いが、ザシアンのソーラーブレード等で奇襲されないように注意。
天候特性持ちでは素早いほうなので、ほかの特性持ちとの対面では天候を奪われやすい。

技考察

※基本的にA振り物理地面技>無振り抜群特殊技。テラバーストとひでりで強化される炎技を除き、特殊技は追加効果や4倍狙いでの採用となる。

物理技タイプ威力
[日照]
命中効果解説
だんがいのつるぎ120(180)85-専用技。命中不安。味方を巻き込まず高火力で敵全体を攻撃できる。
じしんと違い、グラスフィールド下でも威力が下がらない。
じしん100(150)100-命中安定の主力技。ダブルでは周囲全体攻撃。だんがいのつるぎと選択。
10まんばりき95(142)95-主にダブルで。単体攻撃技。ワイドガード非考慮ならだんがいのつるぎで良い。
じだんだ75/150
(112/225)
100-攻撃が外れたり透かされた後の奇襲に。もらいび持ちのヒードランなどに。
じわれ等の命中不安技のフォローにも。
ヒートスタンプ40~120
[60~180]
100ちいさくなるに
必中+威力2倍
くさこおり。非常に重いので使いやすく、ひでりも生かせる。
190kg↓に威力120、237.5kg↓に威力100、316.6kg↓に威力80。
じめん耐性かつほのお弱点でこれより重いのはくさタイプのアルセウスのみ。
ヘビーボンバー40~120100ちいさくなるに
必中+威力2倍
フェアリー。非常に重いので使いやすい。威力目安はヒートスタンプと同様。
ストーンエッジ10080急所率+1対虫飛。地面との相性補完はよいが、命中不安。
ロックブラスト25×2~590-同上。威力不安定だが、きあいのタスキやみがわり、ばけのかわに強い。
5発ならストーンエッジを超えるが、期待値は3発。
いわなだれ7590怯み30%同上。ダブル向け。怯みは狙いにくい。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。ステルスロックと併せて起点作りや起点回避に。
Sを下げておけば後続のリザードンなどが上を取れる範囲も増える。
ドラゴンクロー80100-対浮いている竜。レックウザギラティナ(オリジン)へ。
かみなりパンチ75100麻痺10%対水。ダブルではカイオーガにだんがいのつるぎより刺さる。
かみくだく80100防御↓20%エスパーゴースト。アローラ禁伝組やフーパ(戒め)へ。
アームハンマー10090素早さ↓地面技と範囲は被り気味。素早さ低下も痛い。インファイトは覚えない。
ボディプレス80100自分の防御で
ダメージ計算
アームハンマーより威力は劣るがデメリットなし。
じわれ-30一撃必殺おにびで機能停止した時の最後の手段。
ひこうタイプやふゆうどしょくがんじょうには効果無し。
からぶりほけんは発動しないので注意。じだんだの威力2倍は有効。
特殊技タイプ威力
[日照]
命中効果解説
オーバーヒート130
[195]
90特攻↓↓撃ち逃げ用。両刀なら特攻低下も気にならない。ひでりで威力アップ。
ふんか1~150
[1~225]
100HP減少で
威力低下
最高火力。こだわりスカーフかトリックルームで。他の炎技との両立もあり。
ダブルでは2体に攻撃できる。
ソーラービーム120100溜め技対水/地。主にヌオー対策。天候変化に注意。ソーラーブレードは覚えない。
テラバースト80<120>100テラスタル連動自身のテラスタルのタイプに変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
つるぎのまい-突破力を上げる。積む余裕があるかは怪しいところ。
ビルドアップ-防御面も同時強化できるが、積んでいる隙に特殊が出てくるとあまり意味がない。
でんじは90低い素早さを補える。飛ばない電気は呼びにくいが、地面やボルトロス等に注意。
ステルスロック-でんじはと併せた起点作りに。
みがわり-シングルで相手の交代を読んで様子見に。
ほえる-ステロ戦法の要であるだけでなく、積みを流したりボルトロスをみがわりごと吹っ飛ばすことも可能。
おにび85相手物理の機能停止。
+  一部の特殊技

テラスタル考察

タイプ主な技解説
のしかかり解説
ふんか
ヒートスタンプ
ほのおのパンチ
特性により火力が出るが、炎コライドンと被る。水が一貫する。
テラバースト草は一貫するが、水・氷半減及び特性により対水が安定しやすい。
性質上技の恩恵は特にない。
かみなりパンチ対水・飛行。
ソーラービーム
テラバースト
粉技無効。水と草半減だが弱点が多く、氷が一貫する。
特性で強化される炎技も弱点なので注意。
テラバースト特性で強化される炎技が弱点なので注意。
アームハンマー
ボディプレス
解説
テラバースト解説
だんがいのつるぎ
じしん
10まんばりき
じだんだ
タイプ一致技の強化。
A特化かつ1.2倍以上の強化アイテム所持だんがいのつるぎで無振りコライドンを確定1発。
つばめがえし
テラバースト
氷が一貫する。
しねんのずつき解説
テラバースト特性で強化される炎技が弱点なので注意。
ストーンエッジ
いわなだれ
ロックブラスト
がんせきふうじ
水と草が一貫する。
シャドークロー解説
ドラゴンクロー氷が一貫する。
かみくだく解説
ヘビーボンバー
アイアンヘッド
特性で強化される炎技が弱点なので注意。
テラバースト解説
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察

汎用アタッカー型

特性:ひでり
性格:いじっぱり/ようき/ゆうかん
努力値:AS252orHA252
持ち物:とつげきチョッキ/じゃくてんほけん/いのちのたま/たつじんのおび/オボンのみ/こだわりハチマキ/こだわりスカーフ/あついいわ
確定技:じしんorだんがいのつるぎ/オーバーヒートorだいもんじorヒートスタンプorほのおのパンチ
攻撃技:ストーンエッジorいわなだれ/ヘビーボンバー/アームハンマーorボディプレス/ドラゴンクロー/ソーラービーム
変化技:つるぎのまい/ビルドアップ

種族値に沿ったアタッカー型。
A特化だんがいのつるぎは、等倍でも無振りドラパルトを高乱数1発に捉える程の威力。

耐久無振りでもザシアンのA↑きょじゅうざんを確定耐えし、返しの地面技で確殺できる。
ザシアンクラスの火力すら耐えるため、並の物理との殴り合いではそうそう打ち負けない。
禁伝戦でのザシアン対策としては信頼が置けるが、対面前につるぎのまいを積まれないよう、パーティで釘付けにしておく必要はある。

性格ゆうかんはカイオーガとの偶発対面時の天候の奪い返しや、トリル運用をしたい場合に。
ただ、最遅でも実数値85なので無振りペリッパーと同速。Sに振られていない限りバンギラスなどの下を取ることはできない。

サポート型

特性:ひでり
性格:わんぱく/ずぶとい/のんき/しんちょう
努力値:HB252ベース 残りDS/HD252ベース(しんちょう)
持ち物:オボンのみ/たべのこし/あついいわ/でんきだま
確定技:ステルスロック/じしんorじならし
優先技:ほえる
攻撃技:ふんえん/がんせきふうじ/なげつける
変化技:こわいかお/でんじは/おにび

高い物理耐久を活かす型。ステルスロック撒きを最優先。
ダイマックス廃止で純粋に起点化阻止とステルスロックのダメージを蓄積できるほえるの採用優先度は向上。
でんきだま+なげつけるはちょうはつ対策のほか、でんじは無効の地面にも麻痺を入れられる。

HBでは無補正C252バドレックス黒馬のリーフストームで中乱1となるので、重く見るならHD特化も悪くない。
カットロトムの無補正C252リーフストームが確2になる程度には固くなる。(珠で中乱1、眼鏡で確1)

電磁波ステロ型

特性:ひでり
性格:いじっぱり/わんぱく/しんちょう/ようき
努力値;H252をベースにBDS調整 またはAS、HS
持ち物:ゴツゴツメット/オボンのみ/たべのこし/きあいのタスキ など
確定技:じしんorだんがいのつるぎ/ステルスロック/でんじは
攻撃技:ストーンエッジorいわなだれ/アームハンマー/ヒートスタンプ
変化技:ほえる

ほえるの再習得につき、第六世代Wikiから復帰。
ステルスロックとでんじはを搭載し、先発に出してサポートを行う型。
ほえるを搭載して剣舞アルセウスなどの抜きエースサポートとしての運用も可能。
Aにまったく振らなくても中々の火力を持つため、腐りにくい。
確実性を増すためにきあいのタスキを持たせてもよい。カイオーガにも強気に出られる。
ほかの禁止級ステロ要員とは差別化を意識しなくていいだろう。


相性考察

くさタイプとの相性補完が良好。ようりょくそ持ちならひでりも活かせる。
攻撃面に限るならフェアリーとの相性も良く、ほのお、はがね、どくをこちらのじめん技で叩くことができる。

ホウオウ
ひでりにより本来一貫する水技を半減でき、ホウオウの炎技も強化できる。
タイプ面でもホウオウの苦手な岩半減・電気無効なので、相性補完に優れる。
フシギバナ
ひでりようりょくそ発動。グラードンの苦手なカイオーガに強く、相性補完にも優れた相方。
特にダブルでのフシギバナの強さは折り紙付きであり、グラードンとの並びは禁止伝説戦想定でも強力な組み合わせとなる。
リザードン
ひでりサンパワー発動。本来一貫する水技を半減でき、炎技も強化できる。
タイプ面でもリザードンの苦手な岩半減・電気無効なので、相性補完に優れる。
ハバタクカミ
ひでりこだいかっせい発動。
攻撃面での相性補完が良好。こごえるかぜやトリックルームによる素早さ操作もこなしてくれる。

対グラードン

注意すべき点
じめん・いわ・ほのお等、様々なタイプの攻撃技を習得し、物理火力が非常に高い。
メインウェポンに非接触の技が多いのでゴツゴツメットなどは効き目が薄く、積み技も複数持つので受け出しは困難。じわれも覚えるので時間稼ぎは許されない。
禁止伝説戦ではザシアンディアルガなどの鋼や、電気タイプに特に強い。
また、存外型が多く、でんじはやステルスロックなどの搦め手も得意である。
とつげきチョッキにより特殊耐久を補強している場合が多いため非常に硬く、じゃくてんほけんとの読み合いが発生する。
また、トリル下や天候の奪い合いで有利になるため、あえて最遅で運用する個体も一定数存在する。
対策方法
特殊耐久は高くないので特殊技で攻める。
スカーフカイオーガは上から雨補正付き水技でチョッキ型でも確殺できる。
天候を変えることで後続の晴れパ要員も弱体化できるので、グラードンにとっては最大の天敵。
ただし、地面技は等倍なので死に出しか、炎技読みで繰り出せるようハッサムなどでワンクッション入れるのが定石。
素早さを補強する手段はからぶりほけんしかない。完全に奇策の部類なので、シングルではS上昇の可能性はほぼ考えなくてよい。

外部リンク


[1] 廃止されたメガシンカは除く