ベトベトン(アローラのすがた) - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

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ベトベトン(アローラのすがた)

No.0089 タイプ:どく/あく
通常特性:どくしゅ(接触技で攻撃した相手を30%の確率で毒にする)
     くいしんぼう(本来、HPが最大HPの1/4以下の時に使用するきのみを、HPが最大HPの半分以下の時に使うようになる)
隠れ特性:かがくのちから(瀕死になった味方の特性をコピーする)
体重  :52.0kg(けたぐり・くさむすびの威力80)
ベトベトンHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ベトベトン(アローラ)105105756510050500どくしゅ/くいしんぼう/かがくのちから
ベトベトン105105756510050500あくしゅう/ねんちゃく?/どくしゅ
毒/悪HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ベトベトン(アローラ)105105756510050500どくしゅ/くいしんぼう/かがくのちから
スカタンク1039367716184479あくしゅう/ゆうばく/するどいめ
ハリーマン8511595656585510どくのトゲ/すいすい/いかく
ハリーセン(ヒスイ)659585555585440どくのトゲ/すいすい/いかく
13892530しんかのきせき無振り

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)じめん
いまひとつ(1/2)くさ/どく/ゴースト/あく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしエスパー

ベトベトンリージョンフォーム
種族値はそのままだがあくタイプが追加され、弱点がじめんのみという優秀な耐性を得た。
同複合のスカタンクハリーマンと比較すると鈍足ながら特殊耐久が高め。

習得者が激減したちいさくなるを、原種と同様に引き続き覚えられるのが特徴。
毒タイプではほかにハリーセンハリーマンも覚えるが、能力傾向の違いから差別化は難しくないだろう。
ただし防御が並ゆえに、ヘビーボンバーなどのメタ技が痛くなる点に注意。

第九世代ではしねんのずつき、ドレインパンチ、10まんボルト、かみなりを新規習得。
しねんのずつきは毒状態を無効化されるどくタイプや、原種と違い等倍のかくとうタイプ対策に。
一方でしっぺがえし、だいばくはつ、まとわりつく、ロックカット、ピカブイで覚えたムーンフォースなどを失った。
自主退場手段は引き続きおきみやげを覚える。

新要素のテラスタルは、元の耐性が優秀なので耐性変更目的で使うことは少ないだろう。
ただしひこうに変化することで唯一の弱点であるじめんを透かせる。れいとうパンチを覚えるので一転有利に立てる。

なお解禁当初は設定ミスでタマゴ技がすべて削除されていたが、DLC配信の際に修正された。

藍の円盤ではうっぷんばらしを習得した他、優秀なムラっけポケモンのドーブルが復帰しかがくのちから?型が強化された。



特性考察

どくしゅ
接触技を使った際に30%の確率で毒状態にする。
火力不足になりやすいAベトベトンにとってはありがたい火力補強。
シングルできのみを持たせない場合は他の特性が無意味になるのでこれで確定。
くいしんぼう
残りHPが少なくなると食べるきのみを早めに食べる。
主に混乱実+リサイクル・ちいさくなるを持たせた耐久型で。
第八世代で混乱実の回復量が低下したので、優先度は第七世代当時からやや落ちた。
かがくのちから
隠れ特性。ダブル専用。一緒に場に出ている味方が倒れた時にそのポケモンの特性を引き継ぐ。死に出しでは発動しない。
専用特性だがレシーバー?と効果は同じなので、詳細はナゲツケサルの特性考察も参照。
相方によって様々なコンボが考えられる。分かりやすいのはふゆうを引き継いで弱点を潰すなど。

技考察

物理技タイプ威力命中効果接触解説
かみくだく80(120)100防御↓20%タイプ一致技。性能安定。
はたきおとす65(97)/
97(145)
100道具排除タイプ一致技。追加効果が優秀。
ダストシュート120(180)80毒30%×タイプ一致技。最大火力だが命中難。
どくづき80(120)100毒30%タイプ一致技。中威力・命中安定。どくしゅとあわせて追加効果51%。
ほのおのパンチ75100火傷10%誘いやすい鋼タイプに対し有効。仮想敵によってはだいもんじでもよい。
かみなりパンチ75100麻痺10%4倍ピンポイント。
れいとうパンチ75100凍り10%呼ぶ地面タイプなどに刺さる。鈍足のため、基本的には交換読み用。
ストーンエッジ10080急所ランク+1×広範囲のサブウェポン。威力重視。
いわなだれ7590怯み30%×ストーンエッジと選択。命中重視。怯みは狙いにくい。
がんせきふうじ6095素早さ↓100%×後続のサポートやウルガモスを強く意識するなら。
かわらわり75100壁破壊対岩・悪・鋼。対バンギラスのほか、壁構築に強くなる。
ドレインパンチ75100HP吸収かわらわりと選択。居座りを意識するなら。のろいと相性が良い。
かげうち40100優先度+1火力と素早さを補える先制技。
しねんのずつき8090怯み20%対毒・格闘。やや命中不安。怯みは狙いにくい。
特殊技タイプ威力命中効果解説
あくのはどう80(120)100怯み20%タイプ一致技。怯みは狙いにくい。
バークアウト55(82)95特攻↓100%タイプ一致技。音技なのでみがわり貫通の全体攻撃。
特殊受けやダブルサポートに。
ヘドロばくだん90(135)100毒30%タイプ一致技。追加効果発生率が高い。ヘドロウェーブは過去作限定。
ゲップ120(180)90-タイプ一致技。特殊最大火力だが、きのみ消費の条件付き。
くいしんぼうと相性がよい。
味方のなげつけるやおちゃかいで消費した場合も発動可能。
一度食べれば交代しても平気。
アシッドボム40(60)100特防↓↓100%タイプ一致技。追加効果が優秀。
クリアスモッグ50(75)必中能力変化解除タイプ一致技。とつげきチョッキでも使える積み技対策。
ミミッキュばけのかわ?を剥がしつつ起点回避できる。
一方でハッサムなど鋼には無力。
だいもんじ11085火傷10%対鋼。威力重視。
かえんほうしゃ90100火傷10%だいもんじと選択。命中・PP重視。
かみなり11070麻痺30%雨で必中。
10まんボルト90100麻痺10%命中安定。
変化技タイプ命中解説
どくどく90
(必中)
タイプ特性で必中。耐久型相手に。
かなしばり100起点作りに。みがわりとあわせて。
みがわり-変化技対策や、くいしんぼうの発動に。
ちいさくなる-回避率強化。各種積み技とあわせて。必中2倍のメタ技に注意。
のろい-攻撃・防御を補強。素早さ低下はかげうちでカバー。
とける-防御を強化。交代読みで。
たくわえる-防御・特防を補強。最大3回まで使用可能。
ちょうはつ100変化技対策。素早さが低いので、交代読みで。
ねむる-回復技。カゴのみとあわせて。
おきみやげ100相手を弱体化させつつ退場。
リサイクル-くいしんぼう+混乱実と併せて疑似再生回復に。

テラスタル考察

タイプ主な技解説
のしかかり解説
ほのおのパンチ
だいもんじ
かえんほうしゃ
火傷無効。地面が一貫する。
テラバースト解説
かみなりパンチ
かみなり
10まんボルト
麻痺無効。地面が一貫する。
テラバースト粉技無効。唯一の弱点の地面半減。ミライドンの電気技にも。
れいとうパンチ解説
かわらわり
ドレインパンチ
きあいパンチ
解説
ダストシュート
どくづき
ヘドロばくだん
ゲップ
アシッドボム
最大火力強化。毒・猛毒状態への耐性も維持する。
テラバースト解説
テラバースト唯一の弱点であるじめんを無効化できる。
しねんのずつき解説
テラバースト解説
ストーンエッジ
いわなだれ
がんせきふうじ
地面が一貫する。
かげうち
テラバースト
解説
テラバースト解説
はたきおとす
かみくだく
うっぷんばらし
タイプ一致技の強化。いたずらごころ耐性も維持する。
テラバースト地面が一貫する。
テラバースト解説
ステラテラバーストタイプはそのままに、各技の威力を1度だけ強化する。

型考察

物理アタッカー型

特性:どくしゅ/くいしんぼう
性格:いじっぱり/ゆうかん
努力値:HA252ベースにBDS調整
持ち物:とつげきチョッキ/混乱実(くいしんぼう)/くろいヘドロ/ふうせん/オボンのみ/ラムのみ/シュカのみ/こだわりハチマキ/いのちのたま
確定技:かみくだくorはたきおとす/ダストシュートorどくづき
優先技:かげうち
選択攻撃技:かわらわりorドレインパンチ/ほのおのパンチorだいもんじ/れいとうパンチ/ストーンエッジ
選択変化技:どくどく/ちいさくなる/おきみやげ/ちょうはつ/リサイクル/のろい

少ない弱点と優秀な特殊耐久を生かし、一貫性の高いメインウェポンで負荷を掛ける。
原種と違い鋼には一致悪技が等倍で通るため、残り技2枠はピンポイントでの採用となる。
メインウェポンの毒+悪の両方を半減以下にするポケモンはオオニューラドドゲザンディンルー等中堅以下のポケモンばかりで環境上位には通りが良い[1]
格闘等倍ではたきおとすが通りづらい鋼を意識するならほのおのパンチorだいもんじ、
壁破壊やバンギラスを始めとする岩複合を意識するならかわらわり、といったところ。

積みアタッカーを強く呼ぶ傾向があるため、起点化を嫌うなら自主退場技も採用候補。
有用な技は多いものの技スペースには限りがあるため、ベトベトンの苦手な相手は控えで対応できるようパーティ全体でサポートしたい。

HP種族値が高いため、努力値はHに振るよりBDに振り分けたほうが固くなる。
↑合計耐久指数的にA252振りしたとしてもH252残りBまたはDでも良くない?具体的に耐久調整するならHよりBまたはD優先になるけど。

Sは鈍足激戦区で、マリルリなど上を取るか否かで戦局が大きく変わる相手がいるため要調整。
特殊技採用時にはゆうかんでトリパ運用も候補。

+  持ち物考察

ちいさくなる積み型

特性:くいしんぼう(推奨)/どくしゅ
性格:わんぱく/しんちょう/のんき/なまいき
努力値:HBDS調整
持ち物:くろいヘドロ/カゴのみ/混乱実(くいしんぼう)
確定技:ちいさくなる/はたきおとすorかみくだく
優先技:みがわり/まもる
攻撃技:どくづき/ドレインパンチ/ほのおのパンチorかえんほうしゃorだいもんじ
変化技:かなしばり/どくどく/ちょうはつ/ねむる/リサイクル

強力な積み技であるちいさくなるを軸にした型。
高い特殊耐久と毒/悪特有の有利相性により積む機会も作りやすい。

+  持ち物考察

【ダブル】かがくのちからムラっけ型

特性:かがくのちから
性格:わんぱくorしんちょうorなまいき
努力値:HBD調整
持ち物:くろいヘドロ
確定技:まもる
優先技:ちいさくなる
攻撃技:はたきおとす/どくづき/テラバースト
変化技:みがわり/どくどく/ねむる

かがくのちから?ムラっけを引き継ぎ居座る型。
他のムラっけポケモンや、同性能の特性を持つナゲツケサルよりも優秀な耐性と耐久を持つため、居座り性能が高い。
回避率は上がらなくなったが、ちいさくなるで補える。

テラバーストは物理と特殊のうち高いダメージを出せる方で計算を行う。
ムラっけが偏った場合でも安定したダメージを出せる為、テラスタルの有無に関わらず採用を検討できる。

現環境のムラっけポケモンはオニゴーリスコヴィランドーブルが存在。
晴れパや雪パに組み込むのでなければ、全ての技を使えるドーブルを引き継ぎ元にするのが安牌だろう。


相性考察

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ベトベトン(アローラのすがた)

注意すべき点
弱点1・半減以下5の優秀な耐性。あくタイプなのでいたずらごころも通用しない。
特殊耐久が高めで、耐久型もチョッキアタッカーも存在する。
はたきおとすを始めとした搦め手も豊富なため、交代で受けようとしても泥沼に嵌まりやすい。
長期戦になるとちいさくなるの起点にされたり、毒のスリップダメージで不利に陥る。
ダブルバトルではかがくのちから?を用いたコンボ運用も。特にムラっけには注意。
対策方法
地面弱点かつ物理耐久は並程度で、ガブリアスなど一定以上の火力を持つじめんが有効。
主力技に耐性のあるデカヌチャンドドゲザンなら、技構成次第では後出しから積み技の起点にできる。
ちいさくなるはしんがんやてんねんで対策可能。使用者は少ないがヘビーボンバーでも。
ダブルでは可能ならベトベトンを上から先に叩きたいが、コンボ運用の場合はまもる+自主退場でかがくのちから?を安全に起動される可能性が高い。
フェイントを絡めて強引に突破するのでなければ、コンボの起動を前提に対処した方が早い。
最も厄介なムラっけについては、くろいきり、強制交代技で積みをリセットできる。

外部リンク


[1] それ以下のマイナー勢だとバンギラスワルビアルテラキオンイダイナキバ毒/闘毒/悪鋼/妖鋼/闘