マンムー - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

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マンムー

No.473 タイプ:こおり/じめん
通常特性:どんかん(メロメロ状態にならない、ちょうはつ・いかくを無効)
     ゆきがくれ(天気が「ゆき」の時、回避率が1.25倍になる)
隠れ特性:あついしぼう(ほのおタイプとこおりタイプの攻撃技のダメージを半減する) 
体重  :291.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
高防御氷HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
マンムー11013080706080530どんかん/ゆきがくれ/あついしぼう
イノムー10010080606050450どんかん/ゆきがくれ/あついしぼう
130100540しんかのきせき換算
クレベース95117184444628514マイペース/アイスボディ/がんじょう
高火力物理氷HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
マンムー11013080706080530どんかん/ゆきがくれ/あついしぼう
セグレイブ11514592758687600ねつこうかん/アイスボディ
パオジアン
(特性+全振り)
80120
(177)
809065135570わざわいのつるぎ

ばつぐん(4倍)---
ばつぐん(2倍)ほのお/みず/くさ/かくとう/はがね
いまひとつ(1/2)どく
いまひとつ(1/4)---
こうかなしでんき

特性あついしぼうの場合、ほのお等倍・こおり半減


唯一のこおり×じめん複合。
元々サブウェポンとしての採用率も高いタイプ同士の複合だけあり攻撃範囲がかなり広い。
命中・威力安定のじしん、連続技でタスキやがんじょうを貫通するつららばり、先制技こおりのつぶてと習得技も優秀。
攻撃種族値も高いので一貫性に長じ、天候ダメージを受けないのでタスキとの相性も良好で無駄になりにくい。

ただし耐性は劣悪そのもの。でんき無効はいいとして、半減がどくのみという頼りなさ。
あついしぼうならこおりも半減、ほのおは等倍となるがそれでも抜群4、半減以下3。
弱点を突いても相手からも抜群を貰いやすく、等倍範囲も広い上に高速再生も無い為、行動機会は稼ぎやすいが増やしづらい。
有用な積み技を持たないので数値以上の突破力を持たず、相性は有利でも物理耐久の高い相手は正面突破が難しい。
耐久指数は平均以上はあるのだが、突破不能な相手は結局抜けないまま、為す術無くやられてしまいがち。
特にひこうはがね複合はいずれも物理耐久が高く、マンムーの技範囲の都合上、基本的に為す術がない。

碧の仮面でうちおとすを習得。じめんを無効にするはがねタイプにじしんが通りやすくなった。
他の新規習得技はくさわけ、くろいきりあたり。はたきおとす、XD個体限定だったあまえるも再習得しており、差別化にも役立つ。
一方でばかぢからを失っており、ノーマル・悪への打点を確保しづらくなった。

また、第九世代では氷の天気が霰から雪に変更。効果がスリップダメージから防御アップに変わったことで、
タスキの代わりにとつげきチョッキやいかさまダイスが新たに定番となっている。
劣悪な耐性もテラスタルを活用することで克服できるようになり、あついしぼうでテラス先の弱点を補強し独自の耐性を得ることも可能に。
ただ、テラスタル+テラバーストは殆どのポケモンが使えるため、高火力・良耐性かつマンムーのように優秀な範囲を持つライバルも急増している。

その固有のタイプと攻撃範囲の広さから、採用機会の面においては過去世代ではほぼ独自の存在であったが、
今作では似たような役割で火傷にも強いセグレイブが気がかり。
地面技は習得できないものの、高火力氷物理アタッカーという括りでは環境トップメタ級のパオジアンも存在する。
一方で、どんかんによりいかく無効で霊獣ランドロスに強く、
またちょうはつも無効できる点から先発適性の高さや起点作成+αの役割の持たせやすさはマンムーならではの強みと言える。
氷物理エースとしてはセグレイブやパオジアンに軍配が上がるが、こちらは火力もある潤滑油のような活躍が期待できる。



特性考察

どんかん
ちょうはつやメロメロを無効化。第八世代でいかく無効も追加。
ステロ撒きサポート型のみならず、アタッカー型でもランドロス等の対策に有用。
いかくが飛び交うダブルでは特に活きる。
ゆきがくれ
雪状態での回避率が上昇する。
行動価値が高いため発動すれば強力だが、結局は運任せであり安定しないのが難点。
雪を降らせるための手間やパーティにかかる制限などの問題もあり、明確な役割対象のある他に比べ採用されづらい。
あついしぼう
隠れ特性。ほのおが等倍に、こおりが半減に変化する。
サブウェポンとしても人気の2タイプを軽減できるのはシンプルに強力。
こおり半減のじめんはマンムー系統のみであるほか、
くさ等のテラスタルと合わせても稀有な耐性を得られる。
シングルではダブルほどいかく持ちが多くないため、どんかんよりもこちらが優勢。
かたやぶりには貫通され、トレースされると自身のこおり技も半減される。

技考察

物理技タイプ威力命中効果解説
じしん100(150)100-タイプ一致技。性能安定。
10まんばりき95(142)95-タイプ一致技。ダブルで1体を攻撃したいときに。
グラスフィールドで半減されない。
じだんだ75/150
(112/225)
100技失敗後
威力2倍
タイプ一致技。じわれのフォローに。
こおりのつぶて40(60)100優先度+1タイプ一致先制技。対面性能を強化。
つららばり25(37)*2~5100-タイプ一致技。威力不安定だが命中安定で、タスキやみがわりに強い。
期待値は3発。いかさまダイスでつららおとしを超える。
つららおとし85(127)90怯み30%タイプ一致技。威力安定だが命中不安。怯みは狙いにくい。
アイススピナーは覚えない。
ゆきなだれ60/120
(90/180)
100優先度-4タイプ一致技。後攻技。被弾で威力倍増。
ストーンエッジ10080急所ランク+1地面との補完に優れる。リザードンや、モスノウに。
いわなだれ7590怯み30%ストーンエッジと選択。怯みは狙いにくい。
ロックブラスト25*2~590-威力不安定だが、タスキやみがわりに強い。
期待値は3発。
がんせきふうじ6095素早↓100%追加効果が優秀。サポート用。
くさわけ50100素早さ↑100%積み技感覚で。S補正236振りで1回使えば最速ドラパルトまで抜ける。
アイアンヘッド80100怯み30%対フェアリー。
はたきおとす65/97100道具排除追加効果が優秀。
じわれ-30一撃必殺耐久型対策。空振り保険は発動しないので注意。
飛行やふゆうがんじょうには効果無し。
特殊技タイプ威力命中効果解説
フリーズドライ70(105)100凍り10%タイプ一致技。威力は低いが水タイプにも抜群。ギャラドスウォッシュロトム等に。
無補正28振り@珠でH4ギャラドスを確1、同44振りでH252D4ウォッシュロトムを確2。
こごえるかぜ55(82)95素早さ↓100%タイプ一致技。じならしと違い無効タイプがなく、味方を巻き込まない。
テラバースト80<120>100-テラスタル時にタイプが変化し、AとCを比べて高い方でダメージを与える。
変化技タイプ命中解説
ステルスロック-サポート用。交代読みで。
のろい-攻撃・防御を補強、素早さ低下。こおりのつぶてと相性が良い。
リフレクター-サポート用。味方の物理耐久を強化。ひかりのかべは覚えなくなった。
ほえる-積み技対策や、交代読みで。ステルスロックと相性が良い。
音技の為、じごくづきやぼうおんで防がれる。
ゆきげしき-5ターンの間雪を降らせて氷タイプの防御1.5倍。ゆきがくれも発動できる。

テラスタル考察

タイプ主な技解説
こおりのつぶて一致補強。エース運用向け。耐性はあまり変わらない。
じしん一致補強。電気無効を維持するなら。あついしぼうの場合は、弱点が水と草だけになる。
くさわけ粉技無効。水に耐性を得つつ、あついしぼうの場合は炎・氷も等倍。
毒・飛行には一致技が抜群で通る。
テラバースト格闘に耐性を得つつ悪も半減、上から殴ってくるドラゴンに対しても安定感が増す。
ただしドラゴンは鋼テラスも多い。
鋼毒には一致地面技が通るが、鋼弱点自体は一貫している点に注意。
テラバースト水、炎、草半減。あついしぼうで炎4分の1、氷等倍。攻撃面では補完になりにくい。
テラバースト火傷と草・鋼・妖に耐性を得つつ、浮いている鋼や虫複合に有効打を持てる。
あついしぼうの場合、炎と氷のダメージを4分の1に抑える。
ただし、水が一貫する。
テラバースト攻撃範囲が変わらない上、得られる耐性があついしぼうと重複するためそれ以外の特性で。
どちらにしても草は一貫する。
テラバーストノーマル・格闘無効。しんそくを透かしつつ礫を撃てる。
どちらかと言えば起点作成型向き。
テラバーストあついしぼうの場合、耐性が7つとなる。
テラバースト主に水への打点として。
氷と電気を半減するジバコイルには地面技が抜群で刺さるが、ヒートロトムは無効。
アイアンヘッド草半減をはじめ耐性面で優秀。あついしぼうで炎は等倍。格闘が一貫する。
テラバースト霊無効、かつ弱点の多くが消え、あついしぼうならそれなりの耐性に。
ただし、格闘が一貫する。
テラバースト草、闘半減。あついしぼうで氷等倍。電気・岩には一致技が通る。
テラバースト草、闘半減。あついしぼうで炎等倍。飛行・岩には一致技が通る。
フィールドを活用したい場合は飛行よりこちら。
テラバースト弱点は一貫しないが、地面と抜群範囲が被る。
ストーンエッジ地面弱点でない炎を重く見るなら。耐性が悪く、水・草・鋼は一貫する。
はたきおとす霊超に強く出られるが格闘は一貫し耐性面での旨味はいまひとつ。
いたずらごころ無効だが、どんかんの場合は元々挑発無効なので優先度は低め。
テラバースト格闘耐性を得るが妖テラスの方が役割に合致しやすい。
ステラテラバーストタイプはそのままに、各タイプの技の威力を1度だけ強化する。

型考察

基本アタッカー型

特性:どんかん/あついしぼう
性格:いじっぱり/ようき
努力値:AS252
持ち物:きあいのタスキ/いのちのたま/こだわりハチマキ/いかさまダイス
確定技:じしん/こおりのつぶて
優先技:つららばりorつららおとし/ステルスロック
選択技:はたきおとす/ストーンエッジorロックブラストorがんせきふうじ/くさわけ/じわれ

種族値に沿った物理型。
特性や持ち物は役割に合わせて選択。

きあいのタスキ
耐久をきあいのタスキに一任しタイマンを制する型。
高い火力と一致技で9タイプの弱点を突ける攻撃性能、メジャーな弱点、砂嵐無効、先制攻撃技の存在により、
きあいのタスキとの相性のよさは全ポケモンの中でトップクラス。
いのちのたま
火力強化に。
こだわりハチマキ
受け崩しに。この道具を持たせる際はステルスロックは採用せずにフルアタになる。
いかさまダイス
つららばりをメインにする場合に。ロックブラストも対象。

こだわりスカーフ型

特性:どんかん/あついしぼう
性格:ようき  
努力値:A252 S252or調整 
持ち物:こだわりスカーフ
確定技:じしん/つららおとしorつららばり
選択技:こおりのつぶて/いわなだれorストーンエッジ/はたきおとす/じわれ

氷技は安定火力+怯み効果のあるつららおとしか、タスキなどを意識するつららばり。
最速スカーフでも抜けない相手がいるため、こおりのつぶてを採用する場合もある。

耐久調整を施すならスカーフ持ちのドラゴンの攻撃を耐える調整を施す。
D44振りで無補正C振りシャンデラのエナジーボールを確定耐えできるが、オーバーヒートは中乱1。

Sの上がっていないランドロスボーマンダに対して
いかくを無視して先手で氷技が撃てるようになるので、特性はどんかんも選択肢。

とつげきチョッキ型

特性:あついしぼう
性格:いじっぱり/しんちょう
努力値:HA252またはAD252をベースに調整
持ち物:とつげきチョッキ
確定技:じしん/こおりのつぶて/つららばりorつららおとし
選択技:ストーンエッジorいわなだれ/じわれ/はたきおとす

チョッキで特殊耐久を高め、特殊電気タイプへの繰り出しを安定させる。もとよりフルアタにすることも多いため好相性。
天候が雪であれば物理面も補える。

起点作り型

特性:どんかん(推奨)/あついしぼう
性格:わんぱく/ようき
努力値:HABDS 調整
持ち物:きあいのタスキ
優先技:じしん/こおりのつぶて/ステルスロック
変化技:リフレクター/ほえる
選択技:つららばりorつららおとし/がんせきふうじ/じわれ

特性どんかんにより、相手のちょうはつを無効化して確実にステルスロックを撒ける。
自主退場技は無いが、がんせきふうじやほえるで流したり
いかく無効を活かしてアタッカーを兼ねたりできるのが強み。
どんかんだと耐性は劣悪だが、タスキを持たせきっちり立ち回ればあついしぼうもあってないようなものなので影響は小さい。


相性考察

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対マンムー

注意すべき点
攻撃が高く、一致技は範囲も性能も優秀。
耐久や耐性もあついしぼうや雪、持ち物で補える。
どんかんならいかくで受けられずステロも阻止しにくい。
対策方法
積み技に乏しいため、アーマーガアミミズズならてっぺき+ボディプレスの起点にできる。
ウォッシュロトムや水の物理受けにもフリーズドライしか有効打が無い。
ほかにも格闘テラスタルを切ったテツノカイナでビルドアップを積むのもあり。

外部リンク