キラフロル - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

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キラフロル

No.0970 タイプ:いわ/どく
通常特性:どくげしょう(物理技でダメージを受けると、どくびしが散らばる)
隠れ特性:ふしょく(鋼タイプや毒タイプであっても毒状態にすることができる。)
体重  :45.0kg(けたぐり・くさむすびの威力60)
ふしょくHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
キラフロル8355901308186525どくげしょう/ふしょく
エンニュート68646011160117480ふしょく/どんかん

ばつぐん(4倍)じめん
ばつぐん(2倍)みず/エスパー/はがね
いまひとつ(1/2)ノーマル/ほのお/ひこう/むし/フェアリー
いまひとつ(1/4)どく
こうかなし---

第九世代のいわ×どく複合。ウツロイドが不在のため、現時点では固有タイプ。
いわタイプとしては珍しい特殊アタッカー気質の種族値配分。耐性はじめん4倍が痛いが、いわ複合としては悪くはない。
特性がかなり個性的で、専用特性のどくげしょう?エンニュートに続くふしょくどくに特化している。
特にどくげしょう?は手数を割かずにどくびしを設置できるため、起点作りに最適。

特攻は一般ポケモンとしては非常に高く、弱点となるはがねへの有効打としてだいちのちからを習得するため、アタッカー性能は良好。
直接的な積み技を持たず、絶対的なエースとしての運用は難しかったが、藍の円盤でメテオビームを習得。
パワフルハーブがほぼ前提だが、打点を出しながら特攻を積む手段を得た。
他には変化技も優秀、かつ自主退場も備えているので、サポーターとしての運用も可能。
もちろん両極端な耐性を用いて、ウツロイドと同じようにサイクル戦を狙うのもよいだろう。

専用技のキラースピンは低火力だが、設置技と拘束技の解除、かつ確定で毒付与と追加効果が優秀。
ダブルでは相手2体に当たるので、ダブルのサポートにも向いている。
攻撃技なのではがねには弾かれてしまうが、特性がふしょくの場合はどくタイプにも有効。



特性考察

どくげしょう
専用特性。接触・非接触を問わず、物理技を受けると相手の場にどくびしを設置する。かたやぶりでも無効化はされない。
自力でどくびしを覚えるので、設置してから攻撃を受けるとその時点で猛毒をばらまける。また、タスキやこらえるでも2度発動が可能。
弱点のうちサブウェポンとしてもメジャーなのはじめん程度で、じめんは物理技が多いので誘いやすい。
ダブルバトルでは味方の物理技を受けても相手の場にどくびしを設置する。ただし、全体物理技としてメジャーなじしん、じならしは4倍弱点。
じばく、だいばくはつは半減ながら使用者が瀕死になる。リスクの小さい発動手段ははなふぶきとぶんまわすのみと、能動的に使おうとするのはやや難しめ。
レッドカードはどくげしょうの後に発動するため、物理技を受ければレッドカードで出てきた相手にどくびしを踏ませる事が出来る。
なおこうそくスピンやキラースピンを受けた場合、どくびし設置→設置物除去の順に処理される。
また特性ちからずくの効果が乗った技を受けても通常通り発動する。
ふしょく
隠れ特性。どく、はがねも毒状態にできる。無効化するのはタイプ特性のみで、相性やポケモンごとの特性には関与しない。
どくタイプの攻撃技ははがねに対しては通常通り無効、逆に毒状態にするだけの技はキョジオーンネッコアラ等に無効。
特にサーフゴーは変化技を無効にするはがねタイプということで、テラスタルされるか特性を変えない限り毒状態にする手段は無い。
また、単にそれらのタイプ対策だけならだいちのちからも習得する。じめんを等倍以下に抑えてくる相手に毒を叩き込みたいなら。

技考察

特殊技タイプ威力命中効果解説
ヘドロウェーブ95(142)100毒10%一致技。条件なしでの最大威力。ダブルでは全体攻撃。
ヘドロばくだん90(135)100毒30%一致技。追加効果狙い。ぼうだんには無効。
ベノムショック65/130
(97/195)
100毒状態相手に
威力2倍
一致技。条件付き最大威力。
どくげしょうがあるのでサイクル戦に持ち込めば発動が狙いやすい。
アシッドボム40(60)100特防↓↓100%一致技。追加効果が強力。受け崩しに。
パワージェム80(120)100-一致技。シンプルに殴り合うなら。
メテオビーム120(180)90溜め技
特攻↑
一致技。パワフルハーブ前提だが追加効果が強力。
だいちのちから90100特防↓10%対鋼・岩・電気。タイプ一致技との補完が優秀。
毒+岩+地の範囲を半減以下に抑える相手は
テラスタルを除くとふゆうドータクンどしょく?ミミズズの2種。
どくびしを回収してくる毒への打点にもなる重要な技。
マッドショット5595素早さ↓100%起点作成用だが飛行、ふゆうに無効。
マジカルシャイン80100-対闘・竜・悪。サザンドラや一撃ウーラオスに4倍。ダブルでは全体攻撃。
エナジーボール90100特防↓10%対水・岩・地。タイプ一致技との補完が優秀。
ソーラービーム120100溜め技対水地。晴れパに組み込むなら。
ラスターカノン80100特防↓10%妖や岩、氷に有効。一致技と抜群範囲が被り気味。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
物理技タイプ威力命中効果解説
キラースピン30(45)100拘束技と
設置技解除
毒100%
専用技。拘束解除しつつ毒付与。ダブルでは相手全体攻撃。
無効化されると設置物の除去もできないので、鋼の受け出しに注意。
がんせきふうじ60(90)95素早さ↓100%起点作成用。マッドショットと違い無効タイプがないが低火力。
だいばくはつ250100自分瀕死サポート後の自主退場や死に際に。
変化技タイプ命中解説
ステルスロック-起点作成用。どくげしょうと合わせてサイクル戦を有利にできる。
まきびし-基本的にステルスロックで事足りるが、岩半減タイプへの負荷を重視するなら。
どくびし-特殊相手にもどくびしをまきたいときに。基本的にはどくげしょうで十分。
どくどく90(必中)目の前の相手に猛毒を入れられる。特性ふしょくならどくやはがねにも有効。
ニードルガード-定数ダメ稼ぎ。接触技に強いが、弱点技はじしんを始めとして非接触が多い。
ロックカット-足りない素早さを補う。
とける-防御力をアップ。てっぺきも覚えるが、とけるの方がPPで勝りレベル技で覚えられる。
おきみやげ100自主退場技。起点作り後に。積み構築と好相性。
こらえる-どくげしょうを複数回発動できる。レッドカードとも好相性。
ひかりのかべ-起点作成用。
リフレクター-起点作成用。ただし4倍の地面は物理が多く耐えられない。

テラスタル考察

タイプ主な技解説
ヘドロウェーブ
ヘドロばくだん
ベノムショック
アシッドボム
キラースピン
毒技を強化。無・飛・炎の耐性を失うが、水・鋼が等倍、草・闘が半減に。
メジャーな水が等倍になり弱点は増えないことから、撃ち合いが安定しやすくなる。
ウルガモスの草・フェアリーテラスタルを意識する場合にも。
パワージェム
げんしのちから
メテオビーム
がんせきふうじ
岩技を強化。超の弱点が消えるが、草・闘が抜群に。妖・虫への耐性も失う。
岩技の一貫性は優秀だが威力が低く、弱点も増えてしまうのが懸念点。
エナジーボール
ソーラービーム
弱点の水・地面に切り返せる。元々のタイプと弱点・耐性の殆どをカバーしあえる組み合わせ。
草技は一致技との補完に優れるため攻撃面でも恩恵があり、
4倍弱点が無くなることで特に対地面は一気に有利に。
粉技とやどりぎのタネにも耐性が付く一方、弱点が多いのが欠点。ただし毒以外の弱点は一致パワージェムが刺さる。
テラバースト主に鋼タイプへのメタ。じめんと違いふうせんサーフゴー、鋼テラスタルサザンドラなどにも対応できる。
一致技との補完も優秀。多耐性なのでサイクル戦もしやすく、
妖や炎、虫といった本来の役割対象への対応力も損なわない。
地面・水の弱点が一貫することと、サイクル戦でステルスロックが刺さりやすくなることが欠点。
だいちのちから
マッドショット
だいちのちからが一致技に。地面等倍、電気無効もつくので悪くない。
ただし、耐性そのものはかなり減るうえ、水が一貫する点に注意。
マジカルシャイン対ドラゴン。鋼は一貫するので注意。
テラバースト4倍弱点の地面を無効化できるが、それ以外のシナジーは少ない。
キラフロルの場合、地面技は無効にするよりも半減で受けてどくげしょうを発動させた方が有用な場合も。
テラバースト水・鋼に耐性をつけ、地面にはテラバーストで反撃が可能に。
テラバーストガブリアス含む地面対策。
テラバースト弱点のエスパーを無効化。ついでにあくゴースト耐性も得られる。
テラバースト弱点が少ない。唯一の弱点である地面の一貫に注意。
だいばくはつ
はかいこうせん
テラバースト
サーフゴードラパルト対策。
テラバーストドドゲザン四災への打点に。
テラバースト対ドラゴン。ただし自身もドラゴン弱点になる。
ステラテラバースト耐久型とはあまり嚙み合わない。
+  使用率の低いテラスタル

型考察

起点作り型

特性:どくげしょう
性格:おくびょう
努力値:CS252orHS252
持ち物:きあいのタスキ/メンタルハーブ/レッドカード
確定技:ステルスロック
攻撃技:ヘドロウェーブorヘドロばくだん/パワージェム/キラースピン/がんせきふうじ
変化技:こらえる/ひかりのかべ/リフレクター/どくどく
退場技:おきみやげorだいばくはつ

強力な特性どくげしょう?を活かして起点作成を行う型。
耐えた分だけどくげしょう?の発動回数を稼げるため、きあいのタスキやこらえると相性が良い。
レッドカードの発動はどくげしょうの後なので物理技を受ければ撒いたどくびしを即踏ませる事が出来る。

アタッカー型

特性:どくげしょうorふしょく
性格:おくびょう/ひかえめ
努力値:CS252orHC252
持ち物:きあいのタスキ/こだわりスカーフ/こだわりメガネ/とつげきチョッキ/くろいヘドロ/いのちのたま
確定技:パワージェム/ヘドロウェーブorヘドロばくだんorベノムショック
選択技:だいちのちから/エナジーボール/アシッドボム/マジカルシャイン/ラスターカノン/テラバースト
変化技:おきみやげ/ステルスロック/こらえる/ロックカット/どくどく/みがわり

多耐性なのでサイクル戦に向いている。
特性どくげしょう?のお陰で、受け出しするだけで相手に負荷を与えられる可能性がある点も嬉しい。

無振りの耐久力は、物理は無補正A振りマスカーニャのトリックフラワー確2。
特殊はC特化ウルガモスのだいもんじが確3、とつげきチョッキがあれば確4。
基本は耐性を活かせる特殊炎を役割対象に据えてサイクルを回すことになるだろう。

無補正C252ヘドロウェーブの火力目安はウォッシュロトムを高乱数2発。パワージェムでボーマンダ高乱数1発。
同エナジーボールでH振りカバルドンを確2、だいちのちからで無振りデカヌチャン確2、H振りジバコイル確1。
メインの火力はそれなりだが、サブウェポンは弱点を突いても確定2発ラインが殆どで、火力アイテム持ちでも一撃は難しい。

ふしょくどくみが型

特性:ふしょく
性格:おくびょう
努力値:HS252
持ち物:くろいヘドロ/たべのこし
確定技:どくどく/みがわり/ニードルガード
選択技:パワージェム/がんせきふうじ/マッドショット/とける/ステルスロック/ロックカット

どくどくを撃ち、その後のみがわりとまもる(ニードルガード)を交互に撃つことにより相手が力尽きるのを待つ型。

どくタイプの定番戦法だが、ふしょくによりどくタイプやはがねタイプにもどくを決められる。
また、キラフロルの特性はどくげしょうのイメージが強く、型を誤認させやすい点も強み。
ニードルガードを覚えるため、物理相手なら遂行速度を早められる。ただし、よく撃たれるじしんは非接触。
技のもう1枠はすばやい相手にもまもみがを決められるがんせきふうじやロックカット、サイクル戦牽制のステルスロック、
最低限の火力が出るパワージェムなどが候補に挙がる。

この型では特性がどくげしょうではないので攻撃を敢えて受ける必要性は薄いため、
テラスタイプは定番の草以外に地面技を無効化できる飛行テラスや、超技、特にどくみが型の天敵であるサイコノイズを無効化できる悪テラスも候補になる。
撃たれやすい弱点技を無効化することでどくどくを撃ち込んだり身代わりを置く貴重な1ターンを作り出せる。


相性考察

タギングル
キラフロルがどくびしを撒くことで、いたずらごころによるどくみが戦術の起点にできる。

相性補完を考えるなら、カットロトム草×悪複合アーマーガアどしょく?ミミズズとの組み合わせが良好。
いずれも2~3個は等倍で通るタイプが存在するため、3匹目でフォローしたい。


対キラフロル

注意すべき点
ステルスロックやどくげしょう?で後続へ圧力をかけてくる。
そこからエースに繋いだり、サイクルを回されると辛い。またC130を活かして自ら攻めてくることも。
対策方法
地面が4倍弱点。素早さや耐久は並なのでガブリアス等のじしんで先制確1だが、どくげしょう?の発動に注意。
どくげしょう?の発動を阻止したい場合、特殊技で攻撃する。また毒タイプのポケモンを選出すればどくびしを回収できる。
アーマーガアには毒、サブウェポン、おきみやげのいずれも通らず無力。撒かれたどくびしもきりばらいで消せるが、技スペースが厳しい。
クレセリアふゆうでどくびし無効、既にかかった毒もみかづきのいのりで回復可能で、一致エスパー技で弱点も突ける。
キラフロル自身も毒無効、出現時やキラースピンでどくびし除去、無補正C振りだいちのちからでH振りを確1とキラフロル対策になりうるが、読み合いになる。

外部リンク