ネクロズマ(あかつきのつばさ) - ポケモン対戦考察まとめWiki|前世代(ソード・シールド)

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ネクロズマ(あかつきのつばさ)

No.800 タイプ:エスパー/ゴースト
特性:プリズムアーマー(効果抜群の技で受けるダメージを3/4に軽減する。この効果は、特性を無視する技や特性の影響を受けない。)
体重:350.0kg(けたぐり・くさむすびの威力120)
ネクロズマHP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
ネクロズマ971071011278979600プリズムアーマー
日食ネクロズマ9715712711310977680プリズムアーマー
月食ネクロズマ9711310915712777680プリズムアーマー
超・霊HP攻撃防御特攻特防素早合計種族値特性
月食ネクロズマ9711310915712777680プリズムアーマー
ルナアーラ1371138913710797680ファントムガード
バドレックス黒馬1008580165100150680じんばいったい
いましめられしフーパ801106015013070600マジシャン

ばつぐん(4倍)ゴースト/あく
ばつぐん(2倍)---
いまひとつ(1/2)どく/エスパー
いまひとつ(1/4)---
こうかなしノーマル/かくとう

※特性「プリズムアーマー」により、ゴースト/あくは3倍


第七世代の禁止伝説の一角。主に「月食ネクロズマ」の通称で呼ばれる。
タイプはルナアーラと同じエスパー×ゴースト

種族値はルナアーラを尖らせた配分で特攻が高め。
素早さが下がったため、ねこだまし無効のトリル始動兼アタッカーとして運用しやすくなった。
一方れいとうビーム・ムーンフォースといった特殊技を覚えず、ファントムガードも失ったため範囲や耐久に不安が残る。
代わりに付いた特性プリズムアーマーはタイプとの相性がよろしくなく、4倍弱点を3倍弱点に抑えても変わらず致命傷になることが多い。
あちら以上にテラスタルの選択・タイミングが重要になるだろう。
黒馬バドレックスとは耐久力やトリックルーム適性、シャドーレイの性能の高さで差別化したい。

第九世代ではボディパージが廃止。ロックカットも覚えないままなので、素早さはトリックルームに頼ることになる。
コスモパワーやでんじはといった有用な技も没収され、新規習得技にもめぼしいものがなく、弱体化傾向にある。

フォルムチェンジに必要なネクロプラスルナはマリナードタウンの競売で入手可能。
なおネクロプラスルナの仕様上、月食ネクロズマを1つのデータに複数存在させることはできない(月食・日食を1匹ずつ所持することは可能)[1]

第八世代以降使用できないウルトラネクロズマについては第七世代Wikiを参照。



特性考察

プリズムアーマー
第二特性や隠れ特性はなく、これのみ。弱点となる技を受けた時のダメージを3/4に減少する。
メタルプロテクトファントムガードと同様に、かたやぶり効果無効という性質を持つ。
かたやぶりと同等のターボブレイズテラボルテージといった特性や、同様の効果を持つゴースト技のシャドーレイでもダメージ軽減効果を打ち消されない。
この点において、ハードロックフィルターの上位互換となる特性。
ただし、かがくへんかガスではしっかり消されるため注意。

技考察

特殊技タイプ威力命中効果解説
フォトンゲイザー100(150)100分類変化
特性無視
専用技でメインウェポン。かたやぶり性能内蔵。詳細下記。
プリズムレーザー160(240)100次ターン
行動不可
専用技でネクロズマ最高火力。C特化で無振りゼクロムを超高乱数1。
エスパー版の強化はかいこうせんだが、同様にデメリットが痛い。
サイコショック80(120)100相手の防御で
ダメージ計算
タイプ一致技。特殊受け対策に。
ワイドフォース80/120
(120/180)
100PF下で威力1.5倍
+全体攻撃化
タイプ一致技。PFがあればフォトンゲイザーより高火力かつ全体攻撃。
アシストパワー20(30)~100--ランク上昇1段階ごとに威力20上昇。採用するならバトン構築で。
じゃくてんほけんを発動できれば実質威力200で攻撃可。
シャドーレイ100(150)100特性無視準専用技。タイプ一致技。かたやぶり性能内蔵。通りが良く優秀。
ラスターカノン80100特防↓10%対フェアリー。
りゅうのはどう85100--対ドラゴン。ルナアーラが習得したムーンフォースは覚えない。
ねっぷう9590火傷10%対鋼。特にザシアンへの打点となるが、伝説戦での通りはよくない。
だいちのちから90100特防↓10%対炎鋼。ただし積まないと確2止まり。
パワージェム80100--ホウオウなどの4倍弱点狙い。
メテオビーム12090特攻↑
溜め攻撃
パワフルハーブ前提。
C特化でHP244振りチョッキガオガエンを57.7%でしか倒せるがやや不安な数値。
テラバースト80<120>100タイプ変動テラスタル中はテラスタイプの技になり、実数値が攻撃>特攻なら物理技になる。
タイプがステラなら威力100・使用後攻撃と特攻一段階ダウン。
物理技タイプ威力命中効果解説
じしん100100--対鋼。
ストーンエッジ10080急所率+1サブウェポン候補。命中不安。
いわなだれ7590怯み30%比較的命中安定。怯みが狙える。ダブルなら二体攻撃。
はたきおとす65/97100道具排除対エスパー・ゴースト。
かわらわり75100壁破壊対悪。壁破壊は優秀。
シザークロス80100-対悪。かわらわりより威力が欲しいなら。
アイアンヘッド80100ひるみ30%対フェアリー。ジャイロボールは中速なので使いづらい。
変化技タイプ命中解説
つきのひかり-回復技。天候で回復量が変わる。あさのひざしでもよい。
りゅうのまい-攻撃・素早さを補強。火力と抜き性能を確保。
フォトンゲイザーの分類が変わる可能性がある点に注意。
例としてBD4振りコライドンは無補正C76振りで倒せるが、
りゅうのまいを使った後だと無補正A60振りを施す必要がある。
一応、補正有S228振りで最速135族抜き。
めいそう-耐久と火力を同時確保。わるだくみは覚えない。
てっぺき-物理耐久を強化。特性と併せて要塞化しやすくなる。
ステルスロック-強力な設置技。
こわいかお100素早↓↓。没収されたでんじはの代用に。地面や電気にも有効だが、引っ込まれると元に戻る。
リフレクター-物理耐久を強化。後続のサポートにも。
ひかりのかべ-特殊耐久を強化。後続のサポートにも。
トリックルーム-禁伝の中では低めな素早さを利用可能。
みがわり-様子見に。
専用技フォトンゲイザーについて
  • 自分のステータスが能力変化込みの数値攻撃>特攻の場合、判定は物理技となり、相手のリフレクター、カウンターが有効になる。
  • 自分のステータスが能力変化込みの数値特攻≧攻撃の場合、判定は特殊技となり、相手のひかりのかべ、ミラーコートが有効になる。
  • いずれの場合も、相手の特性の効果を無視してダメージ計算を行う。
  • やけど状態は、物理技になった場合にダメージが半減する効果はあるが、判定の変化には作用しない
  • 持ち物特性の効果は判定の変化には作用せず、物理技か特殊技かが決定した後にそれらの効果が上乗せされる

テラスタル考察

タイプ主な技解説
ハイパーボイスゴースト無効。
ねっぷう解説
テラバースト解説
テラバースト麻痺無効。
テラバースト粉技無効。
テラバースト解説
かわらわり
テラバースト
対悪・鋼。
テラバースト解説
じしん
テラバースト
解説
テラバースト解説
フォトンゲイザー
プリズムレーザー
タイプ一致技の強化。
シザークロス
テラバースト
解説
パワージェム
ストーンエッジ
いわなだれ
ロックブラスト
ガオガエンを強く意識する場合に。
C特化いわテラスメテオビームでHDチョッキガオガエンを確1。
D補正性格でも高乱数で落とせる。
特性との相性も悪くない。
シャドーレイタイプ一致技の強化。
げきりん
テラバースト
禁止級に多いドラゴンに弱くなるため非推奨。
はたきおとす
あくのはどう
4倍弱点2つが半減に。いたずらごころ無効。
ラスターカノン
アイアンヘッド
解説
テラバースト対悪。禁止級に多いドラゴンにも。
ステラテラバースト解説

型考察

特殊アタッカー型

性格:ひかえめorれいせいorおくびょう
努力値:HC252 をベースにS調整もしくは耐久調整、CS252
持ち物:こだわりメガネ/いのちのたま/オボンのみ/半減実/メンタルハーブ/こだわりスカーフ/パワフルハーブ
確定技:フォトンゲイザー/シャドーレイ
優先技:トリックルーム
攻撃技:プリズムレーザー/ねっぷう/だいちのちから/パワージェム/メテオビーム/ラスターカノン/りゅうのはどう/テラバースト
変化技:つきのひかりorあさのひざし/ステルスロック/リフレクター/ひかりのかべ

スタンダードな特殊アタッカー型。
ルナアーラより素早さが低く特攻が高いため、アタッカー型でもトリックルームは優先的に採用したい。
だいちのちからやパワージェム等、伝説戦で弱点を突きやすい技も覚える。

一方で最速スカーフなら135族を抜けるのでこちらもあり。
一致技でミュウツームゲンダイナコライドン等に奇襲できる。

プリズムアーマーの補正があるとはいえ、弱点3倍ダメージは辛いことには注意。
ルナアーラと違いムーンフォースを覚えないため悪を呼びやすく、一撃ウーラオスドドゲザンパオジアン等の一般ポケモンにすら確1を取られる。
ゴースト・悪技はサブウェポンとしての採用も多いので、耐久にもある程度振っておきたい。

竜舞両刀型

性格:せっかちorむじゃき/おっとりorうっかりや
努力値:HCSベースに調整
持ち物:ラムのみ/オボンのみ/半減実/いのちのたま/たつじんのおび/まがったスプーン
確定技:フォトンゲイザー/シャドーレイ/りゅうのまい
物理技:かわらわり/シザークロス/じしん/げきりん/ストーンエッジ/アイアンヘッド
特殊技:ねっぷう/だいちのちから/パワージェム/ラスターカノン/りゅうのはどう/テラバースト

フォトンゲイザーが攻撃・特攻の値によって技タイプそのものが変わる性質を生かした両刀型。

最初は特殊アタッカーとして戦い、相手の特殊受けが来たらりゅうのまいで物理アタッカーへチェンジする。
勿論、努力値は1回りゅうのまいを積んだ後、特攻より攻撃が高くなる様に調整しなくてはならない。
ちなみに特攻実数値200以下なら、攻撃努力値は端数4振りで超えられる。
Hに振っておけば積む前の一致イカサマ・積んだ後の不一致イカサマを確定耐え。

相手の手持ちに高速アタッカーが多い場合はいきなりりゅうのまいを積むのも手。
ただし最速でもドラパルトを抜けず、準速だとマスカーニャ止まり。

フォトンゲイザーとシャドーレイが主力なので、サブウェポンでは両方に強い悪タイプ対策となる、かわらわりかシザークロスがオススメ。
テラスタル前提だがテラバーストもあり。

ハピナスと鉢合わせた場合、相手がすぶといBC252ならHP164振りで4倍弱点シャドーボールを確3に抑えられる。
ひかえめBC252振りに対しても、せっかちorおっとりのH228+D44振りで確3にできる。
対する此方はA4振りりゅうのまいからのフォトンゲイザー2発で押し切れるため、調整次第では対面からの突破が可能。
上記の様な耐久調整が面倒な場合はオボンのみで補ってもOK。

持ち物は上記のオボンのみや、積みアタッカーの大敵である状態異常予防となるラムのみ、火力重視のいのちのたま等が挙げられる。
基本フォトンゲイザーの連発となるので、火力補強しつつ耐久を削らないまがったスプーンも一考。

育成例は第八世代環境のものなのでコメントアウト。


相性考察

特定のタイプを持つポケモンとのタイプ相性の補完について記載する。
組み合わせるのを1体に限定せず、自身含め3~4体の組み合わせで「並び」とその中での役割を意識できるよう解説するのもよい。
特定のコンボに組み込む際のパートナーについてはその型の項で解説することを推奨。


対ネクロズマ(あかつきのつばさ)

注意すべき点
かたやぶり無効なプリズムアーマーで、弱点を突いても数値以上の耐久を持つ。
専用技フォトンゲイザーで数値受けを許さず、かたやぶり効果もあるためミミッキュなど特性に頼った対策は通用しない。
高耐久かつねこだまし無効でトリックルームを阻止しにくい。
対策方法
4倍弱点が2つあり、特性込みでも3倍ダメージ。イカサマは下降補正A0月食が確2。
ルナアーラに比べて素早さと耐久力が低い。ムーンフォースを覚えないので悪タイプがより安定する。
トリックルームを使うことが多いので、展開を阻止するちょうはつ、先制技のかげうち・ふいうちも有効。
対面前提ならルナアーラが有利。こちらのシャドーレイは受けきれず、かつファントムガードのお陰で相手のシャドーレイも怖くない。

外部リンク


[1] フォルムチェンジ状態のままで通信交換・ポケモンバンク・ポケモンHOMEによる転送や逃がすこともできない。